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これでもいいのだ

秘密結社 鷹の爪でおなじみのFROGMANさん。アニメ業界で大活躍しながらもイベントでは「最近、絵を描くのが得意じゃないということに気づいてしまった」という爆弾発言をしつつ、Excelの素晴らしさを熱弁するというまさかの展開に会場はザワついた。

FROGMANさんが島根県に移住した際、「地元の床屋のおじさんよりはネットに詳しいから」という理由でウェブデザイナーを名乗りホームページビルダーでHPをガツガツつくったり、Wordで版下をつくって名刺をつくったりしていたそうだ。「こうあるべき」を無視(もしくは知らなかった)ことで、秘密結社 鷹の爪のような監督、声優、制作までほぼ一人で何でもこなしてしまうFROGMANさんのクリエイティブスタイルが誕生したのだろうと思った。

何か新しいことにチャレンジする際、多くの人は資格を取るための勉強に時間をかけ過ぎてしまったり(もちろん資格が必要なものもあります)そういったカタチから入ってしまいがちだが、FROGMANさんの話を聞くと、これでいいのだこれでもいいのだ。と思わせてくれる。深く考えずに(バカになって)勢いで行動してしまうことで、予期せぬ未来が切り開かれることも実は多いのかもしれない。

あなたにとってバカとは?

バカサミットの中では最後に「あなたにとってバカとは?」という質問が登壇者に投げかけられるのだが、その回答も印象的だった。そこは今後公開されるバカサミットのアーカイブ動画を楽しみにしておいてほしい。

鬼才FROGMANさんが2015年に監督をつとめた「天才バカボン」と「フランダースの犬」異色のコラボ!赤塚不二夫生誕80周年企画『天才バカヴォン~蘇るフランダースの犬~』の予告動画。この中にも素敵なメッセージが込められていた。

歴史に名を残す多くの偉人は最初にバカにされていた。そう、人類の歴史は偉大なるバカが道を切り開いてきたことを。

答えを導きだすのに正しい方法など存在しない。正解を探すことを辞めて、自分のやりかた、自分にしかできないことを追求してみるのもいいかもしれない。

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