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ベリカードって?

突然ですが、ベリカードって知ってますか?
ラジオ局やテレビ局が発行する受信確認証なのですが、様々なベリカードがあります。

札幌STVラジオのベリカード


これは、東京で受信した札幌のSTVラジオのベリカードです。
東京でも札幌の物が聞こえるの?と思われた方も多いと思いますが、結構簡単に聞けます。
今回はそんなベリカードや、ラジオの遠距離受信について解説していきます。


受信の仕方

まず大前提として、日本のラジオには3つの区分があります。
1つはAM放送。遠くまで電波が届き、遠距離受信に向いていますが、音質がやや悪いです。
2つ目がFM放送。音質がいい分、あまり遠くまで電波が届きません。都市部に多いです。
3つ目が短波放送。日本では、ラジオNIKKEIとNHKの国際放送のみです。電波が非常に遠くまで届き、海外でも容易に受信できます。しかし、受診するのにコツがいります。

使うラジオ


今回紹介するのは、国内のAM、FM放送です。
そして、まずラジオを用意しましょう。
今、私が使っているラジオは中国GEMEAN製のラジオ、SONYの手回しラジオ、カーラジオです。
それぞれの特徴ですが、GEMEANのラジオは短波、FM、AM全てに対応しています。
しかし、FMとAMの調子が良くないので大抵短波放送用です。
SONYの手回し式は、音質が良く、FMや近距離のAMラジオの受信に使用しています。
カーラジオは、感度がよく、AM放送の長距離受信に向いています。
それぞれさまざまなラジオがありますが、おすすめはSONY製とカーラジオです。
SONYは昔遠距離受信用のラジオを販売していて、感度が優れています。カーラジオも、山間部の走行に備え、比較的感度が良いです。

受信

受信に関してですが、まずネットで周波数を確認して合わせましょう。
また、ベリーカードを発行しているか、要件なども合わせてチェックしましょう。
そして重要なポイントですが、遠距離受信や短波放送は、春から夏の曇りの夜がおすすめです。
それはなぜか。
ズバリ、上空に現れるスポラディックE層という電波を反射する層ができるからです。
基本電波は山などに遮られ、受信ができませんが、スポラディックE層がある時は反射して非常に遠く(一例ですが、日本の無線局がオーストラリアの無線局と会話できるほど)まで反射します。

イメージ的にはこんな感じ?

そして、受信開始です。
この時にメモや筆記用具を準備してください。
そして、受信している場所、時間、何を話しているかを具体的にメモしてください。

受信完了

受信が終わったら、受信報告書を書きましょう。
これがないとベリカードはもらえません。
受信報告書には、
①受信した局名、周波数
②受信した日時
③使用したラジオ
④番組名、受信した詳しい内容
⑤SINPOコード(後で説明)
⑥送付先住所、氏名
⑦ベリカード発行のお願いを書きましょう。

SINPOコードとは、電波の状態を表すコードで、

そして、重要なポイントが切手を同封することです。
切手がないと返信してくれない局もあります。
そこはホームページなどで確認です。
また、ハガキに切手をクリップ留めすると、剥がれたり、消印が押されてしまうので、封筒で送りましょう。
裏ワザですが、郵便書簡という小さな封筒があり、それで送るとハガキと同じ金額で送れます。

郵便書簡


投函

大体投函して地元の局であれば1週間程度で届きますが、半年以上かかったり、送られてこない事もあるので、そこは運です。

そして、ベリカードが届くと、ベリカードや局によってはステッカーや番組表が同封されます。

比較的安価で、コレクションとラジオを楽しめる遠距離受信。
AM放送の終了もごく僅かになっている今だからこそ、ぜひ試してめてください。


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