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HLエッセイを成功させるためには

これはIB教師としての専門性を含むので有料版です。すみません。

HLエッセイというのはDP 日本語A:言語と文学におけるIAと呼ばれる内部試験の一つです。3000字程度の論文を書く必要があります。

評価観点は四つ。A 知識、理解 B分析、評価 C 構成 D 言語力です。生徒は学習した文学作品や映画や漫画等を題材に概念的なトピックを立てて、考察していきます。

では教師はこれをどのように指導していければ良いか。これが難しいのです。生徒が高得点を取れるかどうかは教師の指導方法にかかっています。おそらく、どれだけ賢い生徒でも、教師の指導方法が曖昧であったり、ズレていたら6-7割しか取らせてあげられないと思います。

指導のキーワードは Delection つまり方向性です。

ステップ1: サンプル分析


これは絶対に欠かせない作業です。できるだけ多くの過去問を入手し、それを生徒と一緒に分析していくのです。その過去問はIBの採点済みのものでなければなりません!!IBの採点がないものでは高得点か低得点かわかりません。それでは生徒を正しい方向に導いてあげることは困難です。教師だけが高得点に向けての方向性を理解していてもダメです。生徒自身が理解している必要があるのです。サンプル分析には多くの時間を割くべきです。中には低得点のサンプルの分析をしても良いと思います。駄目なポイントを明確化し、それをしないようにする。いわゆる反面教師として利用します。

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