生まれた時から人間の序列は決まっている

人間は生まれた時から序列が決まっていると思う。
それは頭の良さや容姿の美麗さ、家柄などでは無い。
嫌悪である。
潜在的に嫌悪される人間が存在する。
これはよく言えば才能であり、正しく言えば運命だ。
人間には生まれた時から、潜在的な嫌悪のパラメータが存在している。

私は残念ながらそのパラメータが人より高かった。
生まれた時から他からの嫌悪と嘲笑の対象だった。
物心着いたときから、自分が他人より劣っていて、嫌悪の対象であることを感じていた。
自分が人より劣っていることをバレたくない。
ひた隠して生きてきた。
中一のとき、これがバレた。
私は1年じっくりかけて、自分の存在価値の無さを再認識したのである。
毎日風呂場とトイレと自分の部屋で泣いた。この空間だけが誰にもみられない空間だった。
学校に行くとお腹が痛くなった。毎日トイレに籠る。
クラスメートからはゴミのような扱いを受けた。
公衆の面前で容姿をバカにされた。
黒板には醜い僕の似顔絵が毎朝書かれていた。
隣の女子はぼくと机を離し、
おれだけプリントが回ってこない。
掃除の時に俺の机だけ運ばれない。
筆箱が教室と真逆の棟の倉庫に投げ捨てられてる。
教科書やノートは破かれた。
提出したはずの課題が出していないことになっていた。
席替えで隣になった女子に泣かれた。
あと少しで完成する美術の課題を壊された。
教室に閉じ込められた。
非常階段で突き飛ばされた。
大事にしてたストラップを万力で潰された。
気持ち悪いから死んだ方がいいと言われた。
おまえに生きてる価値なんてあるわけないのになんで生きてるのかと聞かれた。
どうせ生きててもなんにもいい事ないんだから死んだ方がいいと言われた。
お前が死んだ方がみんな幸せだと言われた。


何も言い返せなかった。
死のうと思った日があった。
月がよく見える日だったことだけ覚えている。
衝動で自分の首を思いっきり絞めた。
呼吸より先に、頭に血が届かなくなる感覚がして、少しずつ意識が遠のくのを感じた。
怖くなった。死にたくないと思った。ふと手を話してしまった。

おれは生きてる価値がないのに
死ぬべき生き物なのに
生きてることが気持ち悪いのに
死ぬこともできないなんて

嘆いた。泣いた。人生で一番泣いた。

生きてることを望まれないのに、死ぬ事も出来ないなら、
静かに生きようと思った。
誰にも迷惑をかけないように生きようと思った。



続きはまた今度気が向いたら書きまふ。

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