5日目 ミラーニューロンの修復 イボガマイクロドージング
5日目。いつもより多い摂取量。
ファン族のBwitiの音楽をかけて、音楽に耳を澄ます。いのちの力を駆り立てるような、むき出しの声。複数の織りなす声が、思考を消していく。
イボガの精霊に向かって、今日クリアにしたい意図を発する。とはいっても、最終的にはイボガにお任せしている。何かしらの結果を期待しないほうが良い、とシャーマンから聞いていたからだ。
マイクロドージングをする前の、イボガとエネルギー的なコネクションを持った時の方が「精霊がいる」という実感があった。今は摂取したためなのか、イボガは近すぎて一緒にいるのか分からない感じがある。
黙って天井を見つめ、目をそっと閉じていると小学校を卒業する時まで住んだ地域が見えてきた。
とてもリアル。イボガの精霊は、脳の神経を通って記憶を精密にたどっているようだった。
台所の棚にあったミキプルーンの瓶や、5年生の夏休み、酢たまごを作る実験で使ったコップのかたちや赤い模様までが細かく見えた。
何十年も前のことなのに、日の光の当たり具合や夏の暑い盛りに窓を通り過ぎる風の感覚までもがリアルに思い出せる。イボガの精霊が見せる光景は、タイムトラベルといっても過言ではない。
しばらく見ていると、別のシーンが浮かんだ。
小学校4年か5年のとき、真面目キャラだったのになにを血迷ったか、鉄製ベランダのさんにアロエベラで「◯◯くん大好き」と書いたことがあった。
後からだんだんアロエベラの汁にホコリがつき、何ヶ月も経ってから文字が浮き上がり、母と妹に読まれてしまったという、生涯で初めての気まずいシーンも出てきた。
たぶんあのときは、一生で初めて「無視してやり過ごす」ことをしたのではなかったか。イボガはそれさえも見事に暴露してくれた。
ただ、それらは暴露療法というよりも幸せに過ごしてきた風景の映し出しというべきもので、思わずあはは、あははと声に出して笑ってしまった。
4時前に目が覚めた。お手洗いに行こうとすると、眠気とは違う独特な朦朧さと、からだの緩慢な動きに気づいた。
これは…イボガだ。効いてる
お手洗いの帰り、鏡を見る。おだやかでリラックスした自分の顔が見えた。満ち足りた幸せな表情。
それから量子瞑想を何度もした。
浮かび上がるイメージや、身体のあちこちから響いてくるモフッとした感情エネルギーに意識を向けて。
「人間ドラマのいろんなパターンしたから、もう上がっていいよね」という、はっきりした謎の言葉がどこからか聞こえてきた。
この人生からいちだん高い場所から、これまでの人生を俯瞰したような感覚になっていた。
ところで今日は、マイクロドージング直前に壊れたキッチンの換気扇の工事があった。
母は言った。
「換気扇の型が古くて、新しいのがはまらなくて。だからぴったりしたのを探して調整してくれたの。それにね、地震の時からダクトが壊れていたんですって。そんなところまで工事の人は一緒に直してくれたの」
修復…ミラーニューロンの修復が現実世界にも反映されたのか?すぐにシャーマンに報告した。シンクロで象徴的でした、と。
シャーマン曰く「完全にミラーニューロン現象」
頭の中の配線と、現実世界は繋がっている。
意識プログラムのどこかが修復され、ついでにもっと前からあるエラーもイボガの愛の力で修復されたのだろう。
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