花と音符のプチペンダント
【旅する飾り屋の話 ―花と音符―】
ある晴れた日に飾り屋とトランクが次の街を目指して歩いていると綺麗な花が満ちた場所にでた。
『これは見事な花畑だ。飾りにはするならピッタリ!』
と相棒が上機嫌に言うので飾り屋は花をいくつか摘んでみた。
色の似た物を組み合わせると飾り屋はトランクから黒い瓶を取り出して透明な液体を一滴垂らした。
するとその透明な雫の中に花がすっぽり入っていった。
『良い感じ、良い感じ。あとは固まるのを待つだけだね。』
液体が固まるまで少し時間がかかるので飾り屋