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【茨城県の県北地域の優良企業】総合医療メーカー「株式会社ベアーメディック」(第1回:立地・沿革編)

〇総合医療メーカー「株式会社ベアーメディック」


 医療用の針付縫合糸などの医療用縫合材料をメインに事業を展開する総合医療機器メーカー。
 

〇第1回:立地・沿革編


 ベアーメディック社ついて、3回(立地・沿革編、雇用編、強み編)に分けてご紹介します。
 
 1960年に千葉県柏市で創業し、大手企業の協力工場として腕時計の生産を開始。業務拡張のために1969年に大子町で新工場を設立しました。
 
 工場設立の候補地は、長野県安曇野など複数ありましたが、熊田会長とその父親が、当時の大子町の賑わいや自然の豊かさを大変気に入り、新工場を大子町に設立しました。
 
 時計製造が右肩下がりの中、精密加工技術を活用した手術用の針の製造を打診され、商品開発に着手。1985年には海外から大口の継続契約を受注できるようになり、その後、医療機器事業1本となりました。
 
 医療機器事業は分業が進んでおり、同じ分野で事業を行う10数社の中で、開発から製造・販売まで一貫して行うのは、同社を含めて国内では2~3社しかないとのこと。

 2002年に社名変更した「ベアーメディック」の「ベアー」は熊田会長の名字の「熊」に因んだもので、会社のロゴも「熊」のイラストと英語で「BEAR」の文字となっています。
 
 熊田会長が「常陸国YOSAKOI祭り本部委員会」の代表を長年務めるなど、地元への貢献意欲の高い企業として知られ、2018年には経済産業省から「地域未来牽引企業」に選定されています。