体感5分の中で見つけたこと

2015年9月26日、『RADIOアニメロミックス ラブライブ!~のぞえりRadio Garden~』は約1年半の放送を経て、最終回を迎えました。

僕はとにかくこの、のぞえりラジオっていう番組が好き好き大好き超愛してるっていう感じだったので、最終回の付近はかなり落ち込んでいたんですけど、ようやく落ち着いて振り返ることができるようになってきました。

この機会に改めて、どうして僕がのぞえりラジオが好きだったのか、そしてのぞえりラジオがどれだけ愛されてる番組だったかを振り返りたいと思っています。この文章は一種の、のぞえりラジオへのラブレターです。途中なかなか気持ち悪い内容があるかもしれませんが、ラブレターとはそういうものです。諦めてください。

<のぞとえり>

のぞえりラジオの一番の魅力、それは「繋がり」を楽しむという部分だと思っています。繋がりって何よって話ですよね。いくつかあるので順番にご説明します。まずは「のぞとえりの繋がり」です。

これは言わずもがな、くっすんと南ちゃんの関係値をニヤニヤしながら聞く楽しみです。初回を聞かれた方にはよくお分かりだと思いますが、二人は最初敬語なんです。プロジェクトがスタートしてから数年経つけど、やっぱり敬語なんだな…と思ったオタクがいっぱいいたと思います。しかしどうでしょう、番組がスタートしてから数ヶ月経つうちに、どんどんくっすんのタメ口化が進み、ガンガン南ちゃんをいじり始めます。さすが楠田亜衣奈です。どんどん楠田さんの妹化が進んでいき、自由気ままなくっすんと、それに振り回される南ちゃんという構図が確立していきました。

そして約束ノートの登場により、二人のデートの計画がどんどん増えていき、いつしか二人のイチャイチャっぷりを楽しむ番組へと進化していきました。この二人の空気感が好きで、ニヤニヤしながらのぞえりラジオを聞いていたリスナーはいっぱいいると思います。元々、アニメやゲームでも絵里と希は仲良しで、いわゆる正統派カップル感があったと思いますが、中の人であるjolksもそれに負けず劣らずの、堂々としたカップル感を身につけていくわけです。僕も何度、「ふざけるな!くすだ!南條!爆発しろ!もっとやれ!」とラジオの前で叫んだことでしょう。この過程を楽しめるのが、のぞえりラジオの魅力の一つです。

<のぞえりとリスナー>

そして次に、のぞえりの二人とリスナーとの繋がりです。のぞえりラジオはやはりラブライブの冠を持つこともあり、リスナーの数もお便りの数も、声優ラジオの中ではかなり上位だったかと思います。

ですので、リスナーの母数が多かったこともあり、他のμ's声優関連のラジオに比べ、特にネタのコーナーが盛り上がるラジオだったと感じています。「今週のハラショー」「くすくす大明神」「一人暮らしの希望」などなど、様々なコーナーにネタのお便りが寄せられました。

これらのコーナーですが、とにかくくっすんと南ちゃんがゲラなので、ツボにはまるとお便りが読めないくらい笑ってくれます。二人が「お腹いたい〜」と笑ってるのを聞くと、僕は何だかとっても幸せな気分になったのを覚えています。土曜の深夜に、二人の笑いに合わせて、ラジオを聴いてる僕も「フヒヒ…w」と笑っていた姿を思い出すと、素敵な思い出の1ページとして宝箱に閉じ込めておきたいような気分になります。

南條さんはわかりませんが、少なくとも楠田さんはのぞえりラジオでお便りを読む時が一番ゲラゲラ笑っていました。それは前述した二人の関係値も大きいと思いますが、リスナーの「2人を呼吸困難になるまで笑わせてやろう」という愛が届いていたのではないかと思っています。

僕個人の話になりますが、特にハラショーのコーナーで、2人から大笑いを引き出した後に、南條さんから「10ハラショー!」という声が飛び出す瞬間は、1リスナーとしてある種の爽快感のようなものを感じましたし、かなりのカタルシスを感じました。お恥ずかしい話ですが、ニコニコ動画で30回くらい聞き直したりしました。ベッドの上で布団に包まりながら「よっしゃああああああああああああ」って叫んだりもしました。だって嬉しいじゃん!しょうがないですよね!

精一杯の愛という形でお便りをぶつけるリスナーと、それに全力で応えてくれるのぞえりのお二人。この繋がりも、のぞえりラジオの大きな魅力の一つでした。

<リスナーとリスナー>

そして僕がのぞえりラジオが好きな理由がもう一つあります。それはリスナーとリスナーの繋がりです。のぞえりは毎週土曜の25時に放送されていました。(地方によって違う方がいたらすみません)

この時間設定が色んな方にとって聴きやすかったのか、毎回#nozoeliのタグで多くのリスナーがTwitter実況をしていました。にこりんぱなは水曜配信ということもあり、リスナーの聞く時間がバラバラになりがちですが、のぞえりは毎週土曜の深夜にリスナーが集まってきて、放送時間直前には「のぞえり待機」のツイートがどんどんタイムラインに流れていきました。

僕はこの、番組開始時間にリスナーが集まってくるあの感じが、例えようもなくほっこりした気持ちになるのです。みんな思い思いの土曜日を過ごして、楽しく終えた人も、ちょっと悲しく終えた人も、何もせずに過ごした人も、クタクタになった人も、色々な方がいたでしょう。そんなのぞえりリスナーが、同じ時間にラジオの前に集まる瞬間がなんだかとっても良いなぁと、しみじみ思っていました。

そしてのぞえりは、番組放送後、すぐにニコニコ動画にアップされていました。これもリスナー同士の繋がりを感じる大きなファクターだったと思います。コメントを見ながら、みんな同じところで笑っていたり、同じところでjolks萌えしていたりというのを見ていると、妙な連帯感を感じましたし、「生きる希望」「デデッデー」「体感5分」などのおなじみのワードが流れてくるのを見ると、安心感のようなものを覚えました。コメントもかなりの数が付いているのですが、荒らしやネガティブコメントがかなり少なかったのも印象に残っています。

僕個人を振り返っても、自分のお便りで「またおま」や「www」のコメントをつけてもらえるのは、かなりの嬉しさと有難さがありました。特に最終回で読まれたときに「最後のまたおま」「今までお便りありがとう」というコメントが流れたのは、不覚にもうるっときましたが、オタクに泣かされてたまるかと思い、左手の小指を強めにひねって我慢しました。でもそれが本当に本当に嬉しかったのです。これは僕の「一生自慢することリスト」にしっかり入っています。

リアルタイムで聞いていても、ニコニコで聞き直しても、そこに確かに「どこかの同じ想いを持った誰か」を感じることができる。それはのぞえりラジオの魅力であり、ラジオが持つ本来の魅力だと思っています。多くのリスナーがいて、ハッシュタグやニコニコのコメントでその繋がりが可視化されているという所から、その魅力を感じやすいのが、のぞえりラジオの良い所です。

<最後に>

つらつらとのぞえりラジオの魅力について書いていたら、あっとう間に3000文字くらい書いてました。恐ろしいですね。のぞえりラジオが持つ「繋がりの楽しさ」について、何となくでも伝わっていれば幸いです。お時間ある方は、暇なときにぜひ聞き返してみてくさい。音源は全て保存しているので、いつでもお声がけください。

最後に余談のエピソードなのですが、先日メールボックスにのぞえりラジオからメールが来ていました。内容は「ステッカー送ってない人に、再送するから住所もう一回教えて」というものだったのですが、そのメールをもらった時の感情は僕の胸に強く残っています。高揚感と、懐かしさと、一抹の切なさと、言葉にできない感謝の想い、それが湧き上がっていました。住所を送り返す時に「まさかまたnozoeli@joqr.netにメールを送ることがあるなんてなぁw」と笑ってしまったのを覚えています。

どうせなので臭いことを言いますが、あの時、住所と一緒に、のぞえりラジオへの感謝の想いを返信したことによって、僕は爽やかな気持ちでのぞえりラジオをお別れすることができたのだと思います。ただの住所確認メールですが、僕にとってはすごくドラマチックで素敵な出来事でした。

ここまで気持ち悪いのぞえりラブレターを読んでいただいてありがとうございました。繰り返しになりますが、僕はのぞえりラジオが大好きです。またあんな風に素敵なラジオに巡り合って、お便りが送れることを切に願っています。

もしのぞえりラジオが復活することがあれば、その時は最高に面白いメールをいっぱい送って、くっすんと南ちゃんを大笑いさせる所存です。のぞえりリスナーの皆様、その時はまた一緒に楽しみましょう。

以上、福井県福井市でした。さようなら。

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