まとめ

(4)

もし、今あなたが苦しみの中にあるとすれば、それは人生と言うゲームに対してマジになりすぎている状態に過ぎないことを思い出してほしい。

目を閉じて意識の中に置いて行き、観察者としての自分の本質に戻ってください。

本当の豊かさとは、あなたの中にある欠落感のない豊かな心だけである。そして豊かな心とはあなたの選択によるものである。もし心豊かでなければそれはあなた自身で選んだものであることを認め、改めて豊かに生きることを自分に許し、自分がもともと無限であり豊かさそのものであったことを受け入れ信じれば良い。

(5)

神はあなた自身を大切にしなさい、いたわりなさい、愛しなさいと言う。自分を愛しなさい、大切にしなさいと言うのは、あなたの外部にある何か、他のプラス要素を求めよと言うことではなく、あなたが今どんな環境にいたとしても、その環境が、その瞬間が、最高であると言うことを知りなさいと言うことである。

もし、今あなたが自分は自分のことを大切にしているのにあまりうまくいかない、、などと思っているとすれば、それは自分を大切に思うあまり自分の意識を小さく閉じ込めているからかもしれない。嫌いな人や苦手なものを避け続けていると、それはあなたの意識を分割して小さくしてしまっていることになる。

あなたが嫌いな人があなたを非難する。そういう時、あなたの中のエゴが表出してきて、断じて許せないだの、この世の中は一体どうなっているんだなどと、きっと大暴れを始めるだろう。それはそれで良いので、勝手に思う存分、頭の中でエゴにしゃべらせてあげれば良い。そして好きなだけ発散させてあげれば、やがてエゴは小さくなり、おとなしくなる。そしてその瞬間に本物のあなたの意識がエゴにとって変わり表出してきて、観察者としての意識なるものを感じられるだろう。

嫌いな人や苦手なものを避けていくのではなく、ただ受け入れると言う事を意識しながら、観察者としての立場を何度も何度も経験していくことで、本当の自分がようやくわかってきて、世の中に本当に悪い人や嫌いな人などいないと言うことがわかってくる。そういう状況になった時、あなたが今いるその場所もその瞬間も実は最高なんだと言うことにようやく気づくことができるだろう。

あなた自身をそのまま、心から愛し大切にするとは、そういうことなのだろう。


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