機能

【機能不全家族とアダルトチルドレン】

【機能不全家族とアダルトチルドレン】

今とてもこの言葉が
Googleで検索され始めています。

機能不全家族とは?
この意味については
多くの学者やカウンセラーさん達の
見解もあるかと思いますが

私の感覚は
こうです。

〇アルコール依存症やギャンブル依存症
などで、本来子供達が受けるべき愛情が
欠落し、大人の事情ばかりが目立つ家族

〇夫婦仲や金銭問題などで
本来は大人どうしが話し合いを
していくべき状態を
そこから目を逸らし
子供に向けて、別の役割をさせている家族

つまり、いわゆる一般的な平凡な
家庭環境ではなく、どこか殺伐とした
ネガティブな感覚が在り続ける
家族を 本来機能すべき部分が

不全である状態
機能不全家族と呼んでいます。

このような家庭環境で育つ子供はアダルトチルドレン
の可能性がある
子供というのは私達の知っている通り
赤ちゃんから生まれ
親の力が無ければ生きていく

事は出来ません。
つまり、無力です。
赤ちゃんから幼少期などは

ほぼすべて親の影響を
受けます。

泣こうがわめこうが
生き残るために
受け入れるしか無いのです。

私達は大人になれば
自ら命を絶つ事も可能です。
逃げ出す事も可能です。

しかしながら、その機能不全家族の
中で生まれ育った
赤ちゃんや幼少期の子供達は

そのような事は一切不可能です。
つまり親からの一切の全てを
受け入れているわけです。

これは、何も素直な子だからとか
何を言っても怒らない子だからとか

そういう事ではありません。
子供達は本来純粋に
無邪気に遊びまわり

何にでも興味を示し
成長していく存在です。

機能不全家族の中で
様々な影響を与えているにも
関わらず

元気な笑顔を出しているのは
もう既に、その機能不全家族の環境を

受け入れているという事だと
言えます。

この受け入れこそが後のアダルトチルドレンに
ここからは私のカウンセラーとしての
観点となりますが、

私達の心は大人でも心でも
本来ポジティブな事を
好みます。

むしろ、ポジティブな存在なのです。
全員です。

しかしながら、ポジティブを
知るためにネガティブな事が存在し

私達はそれらを体験しています。
このネガティブな事は

怒りや反発する事によって
バランスを保とうと
しますが、

怒りや反発する事が無くなった
場合、それは受け入れた
という状態になります。

しかしながら、そのネガティブを
受け入れた時、私達は耐える事が
出来ません。

つまり、泣くわけです。

ただ、想像してみて下さい。
赤ちゃんから幼少期に

親がいなければ生き残る事
が出来ない子供達は

そのようなネガティブを
受け入れて、さらに
泣く事も許されず

泣けば暴力を受ける
環境だったとします。

すると、その心は
逃げ場はありません。

私達のような大人であれば
自ら命を絶つ事も
その場から逃げる事も
お酒を飲む事も
誰かに愚痴を聞いて貰う事も
出来るでしょう。

しかしながら、そのような
小さい子供達は
一切の選択がありません。

完全なる犠牲なわけです。
100%の自己犠牲。

そして、次第にネガティブを
受けても 笑顔でいたり
素直でいたり、

機能不全家族に相応しい
嘘の状態を作る子供になります。

本来は甘えたい。
本来はわがままを言いたい。
本来は無邪気に遊びたい。

それらを抑圧され
全てを受け入れて、なおかつ
笑顔や素直な状態で

振る舞っている。
これが機能不全家族の
子供達です。

では、その逃げ場はどこにあるのか?
一言で言うと逃げ場はありません。
自分の内側のみです。

なので、そこにブロックとして
エネルギーとして
残っているわけです。

癒される事が無い傷として
残り続けていくのです。

アダルトチルドレンの人達は感覚が異なる
私はカウンセラーを
していて、アダルトチルドレンや
その他精神病などをあまり深く

意識しません。
そのような症状は
自分が何者なのか?を

知っておかなければ
不安であるという心理から
来ていると認識しているためです。

ただ、一般的にアダルトチルドレンと
自覚している方もいらっしゃいます。

アダルトチルドレン(AC)の方達は
過去のそういった機能不全家族に
よる 心理的ブロックが

あり続けるために
多くの方達と見る世界が
異なります。

アダルトチルドレンについては
また別記事でお話しします

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