実績があるのに「雑魚そう😑」と思われる人。実績がないのに「凄そう😳」と思われる人。違いを言語化してみた。

こんなポストをしました。

この答えをDMで送ったら、思いのほか感謝していただけたので今回はnoteに書いていきます。


>プロフに大きい実績が書いてある人でも発信を見ると「雑魚そう」って感じてしまったり、逆に実績を出してない人でも発信を見ただけで「この人凄い」と感じることもある。

この違いは何か?

僕は「業界平均値」「発信の抽象度」の2つがキーワードだと思っています。

まず「業界平均値」ですが、分かりやすいのだと「この価格なら大体これくらいの商品内容だよな」とかです。これは商品の業界平均値であり、これを越える商品は評価され、下回る商品は悪評を喰らい、平均程度の商品はまあこんなもんだよねとなります。

次に「発信の抽象度」ですが、 例えば𝕏を見ていて、この人めっちゃ本質的(抽象的)な話するよな~とか、この人めっちゃ具体的に語るよな~とか感じることがあると思います。これが発信の抽象度です。


で、この発信の抽象度にも、業界平均値があります。


本質といえばみんな大体これくらいの抽象度で語るし、ノウハウと言えばみんな大体これくらいの抽象度で語るよね。みたいなニュアンスです。

例えば「教育」について発信するなら、あなたはどんな内容にしますか?

多くの人は、教育の本質を語るなら、

教育とは、お客さんの価値観を書き換えることです。とくに6つの教育(目的/手段/問題/信頼/投資/行動)が大事で~

教育の具体的ノウハウを語るなら、

直接メッセージよりも間接メッセージで伝えましょう。間接メッセージというのは~

それぞれ、これくらいの抽象度で語る人が多い気がするんですよね。(だいぶ個人的な感覚ですがw)

まあなんか、"ちょっと学んだらすぐたどり着ける程度の範囲"っていうんですかね。 これが抽象度の業界平均値です。

おそらく何も知らない初心者でも、教育について少し学べば「6つの教育」「間接メッセージ」「直接メッセージ」などの情報にはすぐリーチできるでしょう。

だからこの辺の抽象度で発信すると「どっかで聞いたような話だな」「教科書読んでるみたいやな」「で、あなたの見解はないの?」となります。


つまり、業界平均値に近い抽象度で発信をしてしまうと、なんとなく雑魚臭がするということです。


ですので、

  • 具体的な発信なら、業界平均値よりめっちゃ具体に下ろす

  • 抽象的な発信なら、業界平均値よりめっちゃ抽象度を上げる

こういう視点が大事なんじゃないかと、個人的に思っています。

注意点として、後者は抽象度上げっぱなしだと読者が置いてけぼりになるので、めっちゃ抽象度を上げた後で、自分のターゲット層がイメージできる具体的なテーマや言葉に下ろして語る必要はあります。


例えば、本記事の主張だけ切り取ると 「抽象度の業界平均値に差をつけると、発信が凄そうに見えるよ」 となりますが、これ自体かなり抽象度の高い主張ですよね。

だからなるべく理解してもらえるよう、みんなに馴染みのある「商品」や「教育」を例に挙げて説明しました。

(こうしてハクリンも「雑魚そう」と思われないよう必死に頑張っているわけですねw)


もちろん、ビジネス業界を何も知らないウブな初心者層にアプローチできる算段があるなら「業界平均値」などは気にしなくて良いんですが、𝕏の場合よほど大きな実績が無い限り、その層にアプローチするのは難しいです。(これも理由があるのですが、長くなるのでまた今度話します)

この事実を知ってか知らずか分かりませんが、みんな自然と「そこそこビジネスの情報収集をしている層」をターゲットにしていますよね。

でも、だったら周りと差別化しないと選ばれないよね、という話になります。


だから「業界平均値」という概念が大事なのです。


僕は今回の話に限らず、いろんなところで「業界平均値」を意識しています。(最近発信を再開してから、そうするようになりました。)

例えば、市場全体でみたときの「今はみんな大体これに注目している」みたいな、トレンドの平均値とか。

トレンドに順張りしている人たちを見たときの「順張り派は大体こんな主張をしている」みたいな、順張り派の平均値とか。

トレンドに逆張りしている人たちを見たときの「逆張り派は大体こんな動きをしている」みたいな、逆張り派の平均値とか。

こうして、ある括りの中で「平均的な発信者はこうしてるよね」っていう基準を把握すると、そこからどう差別化するか?を考えやすいんですよね。


少し前にかけちさんの「仮想敵批判の教材」がバズっていて、僕のnoteでも取り上げさせていただきました。


シンプルに事の経緯を説明すると、

なまいきくんが「The Impact」のローンチをして、𝕏のビジネス界隈はお祭り騒ぎになりました。これが業界トレンドの平均値です。

そこに乗じて「とにかく目立つのが正義」という考えから過激な言動をする人が増えました。この動きがトレンド順張り派の平均値です。

一方で、「そんなやり方アホらしい」「そんなことしても長期的には稼げない」と否定する人たちも増えました。この動きがトレンド逆張り派の平均値です。


で、こういった市場の動きの中で、かけちさんは「仮想敵批判の教材」をリリースしました。

これは大きな目で見れば、市場のトレンドに対する逆張りと捉えられると思います。

「そういうやり方で目立つのは間違ってるよ。正しい仮想敵批判はこうやるんだよ。」という文脈で作られた教材だったので。


ですがここで重要なのは、かけちさんの動きは逆張りの平均値を越えていたってことです。


上で書いたように逆張り派の平均的な動きは、ポストなどで「そんなやり方ダメだ」と、順張り派をただ否定する程度のものでした。

そんな中で、かけちさんは「逆張りしつつもしっかりコンテンツ化して価値提供した」という点で、逆張りの平均値を越えていました。

平均値を越えたから、良い形で注目を集めることができたわけです。


逆に、順張りの平均値を越えた人たちもいます。

僕が認識している中だと、ケッキング山田さん夜行さん仙人さんなどです。

彼らは「トレンドに順張りしてエンタメ的に目立ちながらも、最終的には各々のビジネスに着地できるよう立ち回った(おそらくそこから逆算して目立っていた)」という点で、ただインプを集めて終わりという、順張り派の平均的な動きを越えていたと思います。

だから彼らは、そこらへんの順張り派よりも多くの恩恵を、なまいきくんトレンドから受け取ったはずです。

(この辺はかなり僕の主観ですし、全ての動きを追っていたわけではないので、事実と異なることがあるかもしれません)


まあ、結局何が言いたいかというと、

何事も業界平均値を意識する、つまり「平均的な発信者は大体こういう動きをしているよね」っていう基準を把握すると、その中でどう動けば差別化できるか?を考えやすい

ってことです。


で今回の本題で言えば、発信の抽象度にも業界平均値がありますよと。

だから

①業界平均値よりめっちゃ具体に下ろす

②業界平均値よりめっちゃ抽象度を上げる(その後また読者がイメージしやすい具体に下ろす)

こうして業界平均値の抽象度に差をつけると、実績など出さずとも「この人は凄い」「この人の発信は面白い」というポジション取りができますよと。

そういう話なんですが、なんとなく理解していただけたでしょうか。


じゃあ、①と②みたいな発信って、具体的にどうやるんでしょうか?

大事なのはここですよね。

ここも僕の中ではある程度言語化できているので、知りたい方は、この記事の感想を下のポストに引用RTで書いてください。

DMで送ります。

(ちなみにだいぶ荒削りな言語化です。まだ綺麗にまとめ切れていないので、ちょっと頑張って読んでもらわないといけないかもしれませんがw)





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