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2023年12月1日〈ランチ前〉[日報] 庭に来なくなった猫

🗒️ 幼い日の出来事を振り返っています。愛媛県松山市にあった祖父母の家で起きたことです。🗒️

この日報では、タケウチのそれこそ幼少期より、“心に引っ掛っていた事柄” をお伝えします。

タケウチの出生地でもある母の郷里、愛媛県松山市での逸話です。

祖父母は松山市内の一軒家に住んでいました。私たち四人家族は、休みごとにそこへ帰郷しています。ミカン畑の隣接する、庭のある一戸建てです。

私がまだ、オムツをしていた頃の8ミリフィルムが、母方の親戚のあいだでたいへん好評でした。松山市の祖父が、当時流行った8ミリフィルムビデオカメラを用いて撮影しています。

祖父母の庭へ毎日訪れる猫がいました。首輪をしていましたから、近所の飼い猫でしょう。

その8ミリフィルムの中で、幼児の私はなんとかしてその猫にまたがろうとします。(馬にまたがるかのように)もちろん、猫は嫌がります。そうはいっても、猫も決してタケウチのことが嫌いな訳でもありません。じゃれたいという気持ちがあるようでした。

またがることを諦めた幼児タケウチは、猫を持ち上げることに作戦を変更します。

何度か試みて、持ち上げることに成功します。今思えば、彼は “抱っこ” したかったのでしょう。

抱っこに成功してご満悦の幼児タケウチですが、その直後、なんと猫を落としてしまいます。

しかも、その猫は、頭から落下しました。

一瞬、気を失った猫は、立ち上がると一目散に庭を後にします。聞くところによると、その猫は二度と、その庭に現れなくなったといいます。

その一部始終を祖父母や私の両親、そして姉や叔母が、大笑いしながら眺めていたと言います。勿論、8ミリフィルムにも残っている訳ですから、繰り返し親戚たちが楽しむ様子も語り草です。

タケウチもやがて、小学生となり、どこか違和感を感じ出します。

アルバイトの皆さんにお伝えしたいことがございます。皆さまも、いずれ、ペットをお飼いになることもあるでしょう。じっさい、タケウチも猫を飼うことをあの甥に推奨したくらいです。(「ニャオは立つな🐈」の逸話にあるとおりです。)

そんな愛するペットが、可愛くなくなったとか、病気になったとか、あるいは、勝手にペットフードを食べてしまったとか、そんなことを、”何か” を正当化する理由としないで欲しいのです。

ひょっとすると、私が “事件 ”に遭ったのは猫の祟りかもしれません。

甥があんな弔辞を準備したり、老舗カレー店の先輩との出会いに恵まれた理由についても、今一度考えを巡らせてみました。ひょっとすると、あの祖母や伯母を気遣ったことによるものではなく、甥に猫をすすめたからかも知れません。

いずれにせよ、タケウチが幼少期から、腑に落ちずにいた事柄というのは、言ってみれば次のとおりでしょう。

自身の家系の人間が、“尤もらしく見せること” に長けていたことです。

猫の8ミリビデオも、“楽しく脚色されている” とも解釈可能です。そして、それは家父長である母方の祖父によるものだったのです。

もちろん、そんな母方の祖父も一家を養うだけでなく、幼稚園の園長となっています。

私も一方的に母や母方の人間を悪く言ってしまう機会が多々あります。しかしながら、戦前、戦中、そして戦後と祖父が経験してきたことは、私たちの想像には及ばないものでしょう。母が毎夜 ”楽し気に” 口ずさむ讃美歌にもおおいに関係あるはずです。(「インポスターの啓示」にもございます。)

果たして、あの8ミリビデオフィルムは、”住所が誰にも知られていないサービス付き高齢者住宅” へ転居した母の手元にまだあるのでしょうか。もし、そうであれば、母は折りに触れて、それを、かつての 「やさしいナオちゃん」 の思い出として、鑑賞するに違いありません。

【今朝のシバヒロ接骨院】

ワルガキなべちゃんこと、渡邉先生にたずねられます。

「タケウチさ~ん、町田にどっかいい飲み屋ありませんか~?」

真正直におすすめの店を考えようとして、はたと気付きます。ようするに、彼は、タケウチにたかりたいのです。

若い時分、女性からのそういったサインを見逃すこともございました。町田高校同窓会員の皆さまは、その ”しわ寄せ” を危惧してくださっているのかもしれません。カレーを食しながら、より美味しいビールを味わうべく、治療に励みます。もちろん、アサノのカレーが薬膳であることも特筆すべき点です。

この記事の猫の写真ですが、フリー素材から拾ってきてものです。あの母なら、「松山の家に来ていた猫とは、色が違う」だの、「模様が違う」だの,
言うに違いありません。(そこじゃねぇ~だろ!)とにかく、異様に口喧嘩の強い母でした。そして、このことも、私は母に指摘してしまいました。「お母さんさんさぁ~、〇埼家って口喧嘩が強いだけだよぉ~」と。そして、息子の私は・・・。

🍛

生い立ちと事件の背景。

追伸:ストレッチ店の Ayane さんですが、婚約も間近と思われます。しかしながら彼女は、とある要望を彼氏に伝えられずにいます。お世話になったタケウチは、秘策を思い付きました。同僚の Ito さんなら手助けしてくださることでしょう。Ito さんさえ、アサノに来てくだされば…。


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