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テンションラバーの種類(スピン系)


前回の続きということで、今回は「スピン系テンションラバー」について書きたいと思います!


「スピン系テンションラバー」は、現在主流となっているラバーです。

「スピード系テンションラバー」と比べると、回転のかけやすさがかなり向上しています。


分かっている人がほとんどだと思いますが、念のため代表的なラバーを紹介します。


【バタフライ】
・テナジーシリーズ
・ディグニクスシリーズ
・ロゼナ

【ニッタク】
ファスタークシリーズ
ファクティブ
フライアットスピン

【VICTAS/TSP】
V >15シリーズ
V >01シリーズ
ヴェンタスシリーズ

【XIOM】
ヴェガシリーズ
オメガシリーズ

【アンドロ】
ラザンターシリーズ
ヘキサーシリーズ

【ミズノ】
Qシリーズ
GF-Tシリーズ


などなど、あげるとキリがないくらい種類は多くあります。笑


今は、世界のトップ選手のほとんどがこのスピン系テンションラバーを使用しています。


スピン系テンションラバーの「メリット」「デメリット」は…


【メリット】

・正確にパワーを伝えることができる。
・強打時のエネルギーロスが少ない。
・回転がかけやすい。


【デメリット】

・重量が重いものが多い。
・一定以上の力がないと、ラバーの性能を引き出しにくい。


といった所です。


ちなみに、この「スピン系テンションラバー」を初めて世に出したのは、世界で初めてテンションラバーを作ったバタフライです。


世界初のテンションラバーに続いて、世界初のスピン系テンションラバーも開発しました!


そのラバーは、誰もが知る「テナジー」です!


この「テナジー」は、なんと11年の歳月をかけて開発されたと言われていて、卓球界に大きな革命をもたらしたラバーです。


巷では「神ラバー」と言われているとか…


そして…
最近になって「テナジー」をさらに上回る「ディグニクス」という新しいラバーを発売しました!


ラバーの進化が止まりません!笑


話しが少しそれましたが、この「スピン系テンションラバー」の一番のポイントは「スポンジ」です。


卓球のラバーは表面の「トップシート」と呼ばれるゴムと、その下の「スポンジ」の二層からできてていてその、スポンジの気泡が大きく荒いのが特徴です。

※スピン系テンションラバーのスポンジ


これまでのラバーのスポンジは気泡が細かく、詰まったものでした。

※スピード系テンションラバーのスポンジ


もちろんトップシートの作りも違うのですが、この気泡のあるスポンジがこれまでのラバー以上に「つかんで飛ばす」という作りになっています。


この回転のかけやすさが向上した「スピン系テンションラバー」が主流になると、チキータや台上バックドライブといった台上で先手を取る技術が飛躍的に向上しています。


「スピン系テンションラバー」は従来のラバーと比べて回転をかけやすい作りにはなっていますが、しっかりと回転をかける技術、一定以上のスイングスピードがないとラバーの良さを引き出すことが難しくなっています。


トップ選手が使っているラバーは特に扱いが難しく、ラバーの性能を引き出せないと、逆にマイナスになってしまう場合もあります。


今の実力でラバーの性能を引き出せるスピン系テンションラバーを選ぶことも重要なポイントになってきます。

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