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ラバーのネーミング

埼玉県さいたま市にある卓球用品専門店・大宮卓球🏓で店長してます!!卓球の楽しさや奥深さ(マニアックな部分)、ちょっとした雑学や知識など自分が書きたいことを投稿しています!

普段当たり前のように呼んでいるラバーの名前ですが、その名前がどんな意味で付けられたのかを簡単に書いてみたいと思います。

今回は、ニッタクとミズノのラバーについてです。

【ニッタク】

Fastarc(ファスターク)シリーズ

ニッタクの中で最も人気のあるラバーといえば、ファスタークシリーズ(G-1/C-1/S-1/P-1)ですが、このFastarc(ファスターク)は、速さ(Fast)と弧(Arc)を組み合わせた造語です。

速さと弧を描くボールの軌道を開発コンセプトとしたラバーでFastarcと名付けられたそうです。

FACTIVE(ファクティブ)

バイオレットスポンジが特徴で、以前の記事「コスパが高いラバー」でも少し紹介をしたラバーです。

このラバーは、速さ(Fast)と積極的(Active)を組み合わせた造語で、速さだけではなく積極的なプレーに取り組む選手に向けたラバーというコンセプトでFACTIVEと名付けられました。

SIEGER PK50(ズィーガーPK50)

ニッタクでは初となる、ドイツ製の粘着系テンションラバーです。

ズィーガーはドイツ語で「勝者」を意味する言葉。PKはスポンジの色がピンク(Pink)なのでPK。50は、スポンジの硬さ(ドイツ基準)の「50°」。それぞれを組み合わせて作られたネーミングがズィーガーPK50です。

【ミズノ】

GFシリーズ

このラバーは「GF-T40」「GF-T45」「GF-T48」「GF-PRO」「GF-R」というラインナップがあり、中級を目指す人から上級者まで幅広い層をカバーしたラバーになっています。

この「GF」というネーミングは「GOOD Feeling 」の略で、今までにない新しいフィーリングを試してほしいという思いから名付けられました。

Qシリーズ

ミズノが住友理工と本気で共同開発をしたラバー、Qシリーズ(Q3/Q4/Q5)です。

このラバーのネーミング「Q」は“Question”の頭文字であり、ミズノから卓球市場に対しての「Question(問いかけ)」という意味が込められています。

“このラバーはどんな人が使うべきラバーなのか?”

“なぜミズノが約2年という短期間でこのようなラバーを開発できたのか?”

“ミズノからの「Q(Question)」はこれで終わりか?”

そして、卓球に携わる様々な人が卓球の可能性をもう一度考える“きっかけ(CUE)”になってもらいたいという願いも「Q」という名前には込められているそうです。

ちなみに、このラバーの詳しい開発秘話やテクノロジーは特設サイトを見てみて下さい。ミズノのラバーに対する本気が伝わってくる内容になっています。




ということで、今回はニッタクとミズノのラバーのネーミングを簡単に紹介しました。

その他のメーカーも機会があればまた紹介したと思いますが、ラバーのネーミングにはあまり知られていない開発者の思いなど、様々なストーリーがあります。

普段愛用しているラバーや変わったネーミングのラバーを調べてみるのも面白いと思います。


こちらからは、以上です!

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