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ラケット、ラバーの試打をする際のポイント


埼玉県さいたま市にある卓球用品専門店・大宮卓球🏓で店長してます😄卓球の楽しさや奥深さ(マニアックな部分)、ちょっとした雑学や知識などを中心に投稿しています!!いわゆる『卓球バカ』の吉田です👍


今日は卓球のラケット、ラバーの「試打」について書いてみました。


卓球のラケットやラバーの新製品が発売になると、出来る限り試し打ちをして用具の性能や特徴などを覚えるようにしています。


これは、販売をする際にきちんと商品説明やアドバイスができるようにするためです。


卓球メーカーでは基本的に春と秋の年2回、新製品を出しています。


昔に比べて商品数も多く、廃盤(生産中止)になる商品よりも新たに発売される商品の方が圧倒的に多いため種類も増える一方です。


お店には日本国内で流通しているラバー、ラケットの6割程度は置いてありますが、世界で流通している商品からすると3割くらいかもしれません。


いや、もっと少ないかもです(汗)


そのくらい世界中には、まだ日本で流通していない卓球メーカーの用具がたくさんあります。


ちなみに現在、国内で流通している卓球メーカーの所在国は「韓国」「ドイツ」「スウェーデン」「中国」「アメリカ」「フランス」などですが、どこも卓球の強い国ばかりです。


以前に「ラケット、ラバーの性能数値について」で書きましたが、メーカーではラケットやラバーの性能を数値化したもの、特長を解説したものがあります。


しかし、これはメーカーごとに計測の仕方が異なるため比較することが難しく、参考程度になってしまいます。


また、製品の特長はについてはメリットが書かれていることがほとんどです。


当たり前のことなのですが、メーカーは新製品を作る際に、デメリットや短所がないように作っています。


ただ、ラバーやラケットが高性能でも使用する人の技術が伴わない場合、用具の持っている性能を引き出すことが出来ず、逆にデメリットな部分がでてしまう可能性もあります。


例えるなら、車の免許を取ったばかりの人が、ハイテクなF1カーを買ってしまうようなもので、運転技術も違えば使用する場所も目的も異なってしまい、見た目での注目は浴びれますが、普段使いではかなり使いにくいと思います。


販売する際には、こういった用具の「いい部分」だけではなく「悪くなりそうな部分」もしっかりと伝えるために試打をしています。


そして、試打をする際に一番気をつけている部分は「自分本位の感想にしない」です。


これは「自分が使いやすい=おススメ」ではないということです。


食べ物の好みも人それぞれで、高級なレストランの料理を食べなれている人と食べなれていない人とでは、美味しいという感覚が違ってくると思います。


実際、自分は高級な料理を出されても食べなれていないので、いまいち美味しさが分からずファストフードの方が断然美味しいと思ってしまいます(笑)


なので、試打をする際は「いい部分」だけではなく使用する人によって「悪くなりそうな部分」を見極め「自分本位の感想」にならないように気をつけながら試打をするように心がけています。


求められている用具を選ぶことは本当に難しいことですが、そこが楽しい部分でもあります(^^)



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