命術系の読書感想文まとめ

 生きてる。
久しぶりにnoteに書く冒頭がそれってどうなのって思わなくもないですが生きてます。いあまです。いい加減占い師ネーム的なの考えたい。
というかnoteの更新が1年以上ぶりで我ながら時間の流れの早さに慄く。そんなに……?
noteに書くネタがなかったわけではないのですが、その、noteって反応がないから壁に向かって話してる感が強くてですね……?率直に言うと虚無(シャバ)くて書く気がなかっただけです。
ネタは趣味でやってるホロスコープにおける性癖の自由研究とかで易カップリング論とか駆逐艦雷のホロスコープ解説とかで何本か書けるし、占いは勉強も独学でやってるし依頼もちゃんと受けてます。あ、今年入ってから既に依頼を2件受けました!本当にありがたいことです。ありがとうございます。
依頼を受けて得たお代は私の生命維持費と書籍代になりました。主に書籍代。金が入ったらとりあえず本を買う。
なんでかっつーと私は貧しいので占いの講座に行くお金がなくてですね。占いの講座って2時間8000円とか1万とか2万5000円とかするですよ。悲しいかな金周りが悪い星の下に生まれているので、興味があってもとてもじゃないが出せる余裕がない。
ので、本を読みます。ひたらすら本を読みます。本はいいですよ。読むのに時間かかるけど何度も読み返せるし講座とかセミナーに比べりゃいくらか安い。
あと私は基本的に大勢の人間と学ぶみたいなの苦手でしてね〜。協調性がないからなのか学校の授業とか苦痛でした。だから本読んでの独学のほうが自分のペースで勉強が出来るからまだ向いてるなって感じます。でも本に書いてない情報とか講座行ったら入手できるんだろうなーというのも分かってはいるのでいずれ行ってみたいですね……いずれ。
というわけで、買って読んだ占い関係の書籍についてまとめます。が、はじめにはっきりと申し上げておきますが、私はこれらの本を隅から隅まで読んでないです。すみません。
私が今の自分に必要だなーとか面白いなーってとこだけ読んでて興味ないとこはわりと飛ばしてます。掬読というやつです。申し訳ない。
それでも占いを勉強してみたいなーでもどんな本読めばいいかわからないなーって人の参考になればいいなと思ってまとめることにしました。簡単なレビューというかコメントも書いておきますので、宜しければご参考にして頂けると幸いです。
似たような本何冊も読んでるのは著者によって主張がことなったり同じことでもニュアンスが異なるので色んな本を読んで読み比べて自分なりの中庸を探しているからです。
ちなみに本の値段は書きません。理由は自分がいくら書籍に金を注ぎ込んだのか考えたくないからです。許して。

○→紙の本で購入
●→電子書籍で購入


○占星学教本 ホロスコープの作り方・読み方/流智明/JICC出版局/A5判ハードカバー

 うちのお師さんにまず買ってきなさいね、と言われた本。占星学とは〜?からはじまって各星座の神話や性格、ホロスコープの読み方アスペクトなど一通りのことが書いてあり非常に読みやすくわかりやすい。ただ二段組なので人を選ぶかもしれない。難点は初刷が1982年で私が所有してるのは1991年の11刷のものだけど情報が古いから最新のホロスコープの情報が知りたいんだよ!!っていう人には向かない。でも占星術ってある程度の基礎は大昔に出来てるもんだから古い本でも知識は十分得られるので問題ないと思う。良書。あともう一個の難点は絶版なので新品の購入はほぼ不可能。文庫版が存在するらしいけど文庫版も絶版になってるみたい。流先生は水瓶座らしい。

○増補改訂版 最新占星術入門/松村潔/Gakken/B6判ハードカバー

 多分現代で一番有名な占星学の先生である松村先生の本。入門というぐらいなのでだいたいこれ買っておけばネイタルホロスコープは読めるようになる、と思う。
辞書みたいなもので何度も読み返すことになると思うから買っておいて損はない本。というか多分占星術勉強するぞーってなったら買うことになる。
私がもってるのは2016年10月12刷だけど買った直後に装丁が新しいやつ出てたのでそっちのが多分最新……かなしい。ちなみに松村先生はwiki曰く魚座だそうで。

○完全マスター 西洋占星術/松村潔/説話社/A5判ハードカバー
 上記のやつの強化版。A5二段組。いきなりこれから読むとチンプンカンプンだと思うので他のやさしーいやつを読んでからチャレンジ推奨。ネット上に転がってる占星術の知識はだいたいここから出てると言われてるほど情報量がすごい。でも難解。私は恐らく6分の1ぐらいしか理解できてない。もっと少ないかもしれない。
ちなみにⅡも出てるけど私は金銭的な理由から所有してないです。

○月星座 占星術入門/松村潔/技術評論社/B6判ソフトカバー

 月星座に焦点を当てた本だが私の購入理由はリリスの星座についての情報が載ってるから。リリスについて書かれた本って全然ないんですよね……助かる。あと月のトランジットについての情報もある。

●改訂版しあわせ占星術 自分でホロスコープが読める本/まついなつき/KADOKAWA

 電子書籍で購入。2015年版。多分一番初心者向けで入手しやすい本じゃないかなーと思っている。
「占星術に興味が出てきたんだけどなんかオススメの本ある?」って聞かれたらまずこれをオススメする。漫画もあるし簡単でわかりやすいのに松村先生監修してるし電書が存在するしオススメしない理由がない。初心者はまずこれを読んでほしい。最近また新装版が出てた。まつい先生は蟹座。

●まついなつきのムーンチャイルド占星術/まついなつき/主婦の友社

 電子書籍で購入。2008年版。ムーンチャイルドってなんぞや?ってなるけどようは子供の月の星座のことです。占星術における月の星座はその人の母親のことを表しているといわれているので、子供の月の星座から親子関係をみてみましょー、というお母さん向けの占星術の本。子供の性格が理解できない……!というお母さんは読んでおくと自分から生まれても子供は別の人間であるということがわかるからいくらか楽になるんじゃないかなー。
だいぶ配慮してふんわり優しく書かれてんなって思う。子供いなくても自分の母親との関係を調べるのにいいのでは。

○ 石井ゆかりの星占い教室のノート/石井ゆかり/実業之日本社/A5判ソフトカバー

 女性誌でめっちゃ執筆してる石井先生による初心者向けの教科書。ゾンアマのレビューをちらっと読んだら初心者向けじゃなかったって書いてあったけどめっちゃくちゃ初心者向けなので安心してほしい。わかりやすく書かれてるけど文体が女性的というか情緒的なふわふわ優しい感じなので合わない人は多分あわない。wikiの誕生日情報を信じていいなら蟹座らしい。

●星読み+/石井ゆかり/幻冬社

 電子書籍で購入。上記のよりもさらに優しめな内容だけど相性の見方とかちょっと載ってる。

●星占いマルジナリア/石井ゆかり/インプレス 

電子書籍で購入、というか電子書籍のみで紙の本は存在しない。雑誌のコラムまとめみたいな感じ。初音ミクのホロスコープについての解説が面白かった。

○月で読む あしたの星占い/石井ゆかり/すみれ書房/A5判ソフトカバー

 紙の本で買ったけど電書も存在するはず。現行の月の動きからその日の運勢を読んでみましょーというトランジット入門の本。

○完全版 心理占星学入門/岡本翔子/アスペクト/A5判ハードカバー

 心理占星学ってなんぞってなったので買った。ユング心理学と占星学を合体したものでペルソナだとかアーキタイプとか心理学要素ががっつり出てくる。一小惑星カイロンの知識が手に入ったのがありがたかった。カイロンの情報はあまりないので貴重。ちなみにカイロンはヘラクレスのお師匠さんであるケイローン先生のことですね。星座になってるのに小惑星にもなってるケイローン先生はよくばりだな。

○女神からの愛のメッセージ 小惑星占星術/芳垣宗久/説話社/新書判

 小惑星を使ったホロスコープの読み方の本なんですが、実占で小惑星まで読む余裕があんまりないので私は使いこなせなかったですねー。

○新版 真実の占星学/橋本航征/魔女の家BOOKS/A5判ソフトカバー

 新品で買ったのに読み返しすぎてボロくなってしまった。何度も読み返してるし付箋がめちゃくちゃ貼ってあるけど多分まだ半分も理解できてない。読むたびに新発見があって驚く。えっ?ちゃんと読んでないのでは?そうだね。
基本的なネイタルチャートの読み方からトランジットのアスペクトからホラリーのさわりまで色んな知識がぎゅーっと一冊にまとまってる良書。アラビックパーツについて解説があるのこの本ぐらいでは。いや、インド占星術とかの本にはあるかもしれんけど。
占例もいっぱいあって助かる。個人的にはとにかく解説があっさりしててまどろっこしくなくて読みやすいところがとても好き。オススメです。

○古代占星術リリス/霜月マイア/たま出版/B6判ソフトカバー

 多分リリスをがっつりメインに扱った本ってこれ以外ないのでは?私が無知なだけで他にもあったら申し訳ない。というか知ってたら教えてほしい買うから。最初の方がすごいスピリチュアルなので人を選ぶと思う。

○実習占星学入門/石川源晃/平河出版/A5判ソフトカバー

 これも占星学の古典の本。基本的なことはだいたい書いてあるし、未だに書店に行くと置いてあるしシリーズにもなってる。でも私はこれ一冊しかもってないです。ちなみに私はこれを中古で買ったんですが、購入の決め手は誰かが重要なところをマーカーでライン引いててくれたので自分でライン引かなくていいじゃん!やったね!と思ったので。ありがとうラインを引いてくれた知らない人。勉強に役立ってます。ところで私は紙の本にライン引かないマンです。電書は引く。

○占星術であそぼう♪/日向いま/A5判変形

 一般書籍じゃなくて同人誌。絵が可愛らしくてさらに漫画なのでめーっちゃ読みやすい。途中ページが切断分割されてるとこがあるんですけどここが面白いギミックになっててすごく良い。そのうち商業版が出るんじゃないかなーと思ってるんですがどうでしょう。多分BOOTHで売ってると思う。私はイベントで買った。

○ホロスコープ・リーディング/青木良仁/魔女の家BOOKS/A5判ソフトカバー

 プログレスの知識が欲しくて買った。複数人の共著というかアンソロジーみたいな本。

○占星学/リズ・グリーン/青土社/B6ソフトカバー

 イギリスの心理占星学者リズ・グリーンによる本の翻訳本。ユング心理学をベースに占星学を語るって感じの本なので占星術の入門書ではない。軽い気持ちで読むと地獄を見る。入門目的ならもっとわかりやすくて優しいのから読んだほうがいい。翻訳だからなのか訳者の影響なのか文章がなんとなく詩的で読むのにすごい体力がいる……。あと単純に分厚いんだわこの本。
ユング心理学がベースになるので象徴とかアーキタイプとかアニマ・アニムスのような心理学用語がめっちゃ出てくるので心理学が好きな人は読むと面白いかもしれないが占星術の知識も同時に要求されるから注意。一応巻末に占星術用語の解説はあります。
私がこれを購入した主な目的な5章「内なるパートナー」と6章「心の性生活」と7章「汝の父と母を敬え、ただし条件つきで」が読みたかったから。
占例のチャートを見ながら著者の解説読むと自分とは解釈が違うがそういう読み方もあるんだなーと勉強にはなる。が、ちょっと違うんじゃないかな……が個人的にはでかい。参考にはしますけどね。
占例の人物にジャン・ピエールっていう人が出てくるんだがジャン・ピエールのあとにポルナレフと無意識のうち脳内で足してしまう。関係ないけどポルナレフは射手座。


○ サターン 土星の心理占星学 新装版/リズ・グリーン/青土社/B6ソフトカバー

 土星をメインにネイタルの土星の星座とハウス、あと土星のアスペクトとシナストリーの土星アスペクトについての本。

○占星術殺人事件/島田荘司/講談社/文庫版

 占いの本ではないです。日本の本格ミステリ小説の古典。占星術を齧ってるので読むかーという軽い気持ちで読んだが言うほど占星術関係なかったので期待するとガッカリするかも。した。一応探偵役の職業が占星術師だけど最新作だと職業変わってるらしい。
語りたいけどミステリだから語るとネタバレになるのでこれ以上の言及は避けます。作中に犯人の生年月日とご丁寧に出生時間があるので犯人のホロスコープが見れるぞ!

●決定版 正統四柱推命術詳解/不二龍彦/Gakken

 電子書籍で購入。四柱推命についての本。四柱推命も色々流派があるらしく正統と言われてもどれが本当に正統なのかわからんがこれはかなり詳しい本なのでは。
わかりやすくて良い本だと思うけど四柱推命自体がめちゃくちゃ難しいので私は全然理解できてないです。東洋占星術って計算が難しいんだよ……。

○決定版 財運四柱推命術/小野十傳/Gakken/A5判ハードカバー

 四柱推命で財運を見ようというのがテーマの本。財運って結局仕事運のことだと思うんですけど四柱推命は仕事運をみるのに適した占いと聞くのでもうちょい頑張って習得したいところですね……がんばります。しかし何で見ても金周りが悪い星の生まれなんだよな……晩年運はあるらしいのが救いだけど。

●宿曜占い/みずきかのん/日本文芸社

 ただしくは密教宿曜占星術、のはず。インドから中国に渡って空海が日本に持ち込んだらしく仏教とも関わりがあるんだとかないとか。人間の性格を27個に分けて相性とか見る占い。ベースはインド占星術なのかな。少女漫画のふしぎ遊戯を読んだんことがあるせいで鬼宿を鬼宿(たまほめ)って読んじゃう。

●最新算命学占い入門編/中村嘉男/主婦の友社

 電子書籍で購入。こんなこと書いたら怒られるそうだけど名前が違うだけで四柱推命とそんなに中身は変わらないんじゃないかなと思っている。だって十大主星は十干で十二大従星って十二運のことじゃないのか?四柱推命よりわかりやすくなってる気がするが。個人の意見なので怒らないで頂きたい。

●流水りんこのインド占星術は深いぞ〜!/流水りんこ/主婦と生活社

 占いの本だけど占いの本じゃないです。インド占星術で占ってもらいましたーというエッセイ漫画。インド占星術の入門書ではないのでインド占星術の勉強にはならないの悪しからず。でもインド占星術のさわりというか哲学について描かれているので読むと興味は湧いてくると思う。
作中で偉いインド占星術の先生が出てきて占いは科学だしモラルが大事なんですよーっておっしゃるシーンが何回か出てくるんですが、自分もそう思ってることだしお客さんには真摯に誠実に対応しなきゃなーって身が引き締まる思いがしますね……。あと占いは一生研究ってこともな……ほんとにな……。
西洋占星術のベースがインド占星術なのでインド占星術も勉強したいなーとは思っているがインド占星術まで勉強する余裕がないのが悲しい。まぁこれもいずれ……。


はい、以上です。とりあえず手持ちの命術系の本についてのまとめでした。順番には特に意味ないです。ほんとは卜術系と相術系もまとめようかなーと思ったんですが、この文章書いてる時点で6000字を超えたので今回はこの辺で。
卜術と相術はやる気と反応があったらかな……。

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