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再現答案のふぞろい流フィードバック採点結果【中小企業診断士2次試験】

こんにちは。やまりです☺

本日は、「中小企業診断士2次試験を受験予定だ」という方に向けての記事です。

私は昨年、2度目の2次試験を受験したのですが、2点足りずに不合格となりました。


その際の再現答案を、かの有名な「ふぞろいな合格答案プロジェクト事務局」にお送りしたところ、「再現答案のふぞろい流フィードバック採点結果」が送付されてきました。

そこで今回は
・私の再現答案と得点
・ふぞろい流採点
・ふぞろいからのフィードバック

の3点を共有します!

受験予定の皆さまにとって少しでもお役に立てましたら幸いです☺️


私の再現答案と得点

事例Ⅰ 63点

A.pdf (j-smeca.jp) ←試験問題はこちらから

第1問(配点20点)
強みは①農業経験豊富な従業員の連携による多品種栽培②有機JASとJGAPの認証取得③地元菓子メーカーとの商品開発力。弱みは①従業員間で明確な役割分担がない②新規就農者や帰属意識の高い従業員の確保・定着が困難。(100字)

第2問(配点20点)
施策は①仕事を標準化とマニュアル化し、役割分担を明確にし、OJT等の教育・研修制度を構築し、農業未経験者の受け入れ体制を整えた上で、②就職相談会の開催や就職後のアフターフォローによって獲得と定着を図る。(100字)

第3問(配点20点)
大手中食業者との取引を通じて蓄積した対応能力や信頼を、自社の経営資源として有効活用するために、同社を対応する担当者を決め、今後も良好な関係を築きながら、新たな品種の生産や同社への依存脱却を図っていくべき。(100字)

第4問(配点40点)
(設問1)
業容の拡大や新たな分野への挑戦、人手不足といった点から、マトリックス組織を構築すべきである。(46字)
(設問2)
①現在の従業員に対して、後継者を中心とした組織になることを説明し、納得や協力を得た上で、②ジョブローテーションを通じて、A社全体の業務や事業への理解を深めながら、③段階的に権限委譲を行うべきである。(98字)


事例Ⅱ 59点

B.pdf (j-smeca.jp) ←試験問題はこちらから

第1問(配点30点)
顧客は、ホテル・旅館や飲食店などが主要だがコロナ禍で取引が激減し、巣ごもり需要拡大で直営の食肉小売店での一般消費者が急増。競合は、コロナ禍でB社と同じことを考えてネット上に出店している多くの食肉販売業者。自社は、商品の品質の高さや様々な食肉の消費機会への対応力が強みで、売上が他社に影響されやすいのが弱み。(150字)

第2問(配点20点)
地元の農家や食品メーカー等と協業し、「X県の新たな特産品」を商品コンセプトに、大規模な商業施設や観光エリア、高速道路のSAを販路とし、車でX県を訪れる観光客をターゲットとして、X県全体の経済効果を狙う。(100字)

第3問(配点20点)
施策は、①料理の楽しさに目覚めた客や②作りたての揚げ物を買い求める客をターゲットに、①料理しやすい形状の肉をレシピと共に並べ、②商品ごとに揚げる時間をずらし作りたてを常に店頭に並べ、購買意欲を高める。(100字)

第4問(配点30点)
レシピサイト経由で調理に必要な食材がセットで購入できるようなオンライン販売事業者と協業すべきである。協業が長期的に成功するためには、①飲食店に対するメニュー提案やその半加工を請け負ったノウハウの転用、②直営の食肉小売店を通じた顧客のニーズやオンラインでの販売状況を加味し適宜レシピや商品改良を提案する。(150字)


事例Ⅲ 64点

C.pdf (j-smeca.jp) ←試験問題はこちらから

第1問(配点20点)
販売面は、コロナ禍での受注減に対する取引拡大のための営業体制の構築、生産面は①発売元の在庫量削減方針に伴うロットサイズの最適化②若手への技術承継、に課題がある。(80字)

第2問(配点20点)
課題は①設計期間の短縮②設計業務の混乱抑制③生産計画の最適化④段取り作業の簡便化。対応策は①3次元CADによる設計の円滑化②設計業務のマニュアル化と専任化③全工程の最適化を図った生産計画を日次で立案④外段取り化と適正な人員配置、で短納期化を図る。(120字)

第3問(配点20点)
対応策は①発注データの送付前に仮の納品情報を前倒しで提供してもらい、②全工程の最適化を図った日次生産計画を立案し、③それを元に資材の発注と事前に見込生産を開始する。以上によりロットサイズの最適化と資材の欠品を防止し、発注方法の変化に対応する。(120字)

第4問(配点20点)
優先すべき内容は、受注から納品に至る社内業務に関わる顧客情報、受注情報、生産計画、生産統制に関する情報、納期情報である。そのためには、①必要な情報を整理し、②DB化しリアルタイムに見れるよう一元管理し、③情報共有や活用方法に関する研修を行う。(120字)

第5問(配点20点)
①受注量の安定と②OEM生産によるノウハウの獲得が期待でき、今後高価格な製品に拡大し、新製品開発戦略をとりたいC社にとって、X社との新規取引による中価格帯のPB商品の生産の実績を有効活用できる可能性がある。(100字)


事例Ⅳ 52点

D.pdf (j-smeca.jp) ←試験問題はこちらから

第1問(配点25点)
(設問1)
①(a)売上高総利益率 (b)59.59%
②(a)棚卸資産回転率 (b)33.41回
③(a)労働生産性 (b)1952.17百万円
(設問2)
従業員に対する売上高の低さが劣っている。要因は、①事業多角化によるシナジーが発揮できておらず②外注頼りで外注費が高く③中古車販売事業のノウハウが不足しているため。

第2問(配点20点)
再現不可

第3問(配点35点)
再現不可

第4問(配点20点)
リスクは①為替変動の影響を受けやすい②ノウハウ不足と情報の非対称性による適正価格での仕入が困難。③為替予約やオプション取引によるリスクヘッジ②相場感や市場の特性を理解した上での参入、によって管理が可能。(100字)


ふぞろい流採点

事例Ⅰ
実際の得点   63点
ふぞろい流採点 51点

事例Ⅱ
実際の得点   59点
ふぞろい流採点 57点

事例Ⅲ
実際の得点   64点
ふぞろい流採点 67点

事例Ⅳ
実際の得点   52点
ふぞろい流採点 34点

濃い青(左)が実際の得点、水色(右)がふぞろい流採点

「実際の得点」と「ふぞろい流採点」の差が視覚的に分かりやすいようにグラフにしてみました。

事例Ⅳは、第2問(配点20点)と第3問(配点35点)を再現不可として提出したため、
実際に部分点として加点された点数が、ふぞろい流採点では反映されずに、点差が大きく開いている、
ということは頷けます。

事例Ⅱや事例Ⅲは、実際の得点とふぞろい流採点の差が2~3点であることから、ふぞろい流採点の精度の高さが伺えます。

しかし、事例Ⅰは、実際の得点に比べて、ふぞろい流採点の方が12点も低いのには、びっくりですよね⁉

そこで最後の章では、私の再現答案をベースに
・どのキーワードが加点材料になっているのか
・各設問ごとに何点と評価されているのか
をふぞろいからのフィードバックをもとにご確認いただきたいと思います☺

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