結局音ゲーの上達で一番ネックになるのって実力停滞した時のモチベ維持だよね

 どうも、うっでぃです。

 例に漏れずボルテの話ですが、今回はほぼ日記みたいな内容です。よろしくお願いします。


音ゲーマー、伸び悩みに苦しみがち

 こうしてnoteとかブログとかであれやこれやと上達論を上げていることからも分かるとおり、僕は「教えたがり」な性格上、もっとクローズドなところでもコーチングじみたことをしており、知り合い数名の上達を支えています。

 その中の一人が最近、実力が伸び悩むあまり(本人視点)精神的にかなり参ってしまい、「周りの人たちの誰よりも自分が下手」「自分は無能」「こんなに教わってるのに何も出来るようになってない」と自分を卑下していました。

 最終的にはあの手この手で「決して伸び悩んでもいないし、同じVF帯と比較しても上手い方だ」ということを伝えることで何とか気持ちを持ち直させることが出来たわけですが、やはり実力が伸び悩むと病んでしまう人は(ここまでではなくとも)多いですよね。

 そして、病んでしまうとゲームが楽しくなくなるのでだんだんやらなくなり、そのため本当に実力がまるで伸びなくなってしまい、プレー頻度が疎になった機種はそのまま「引退した」という扱いになり、気まぐれに遊んでみたら下手になりすぎていてもう本腰を入れてやる気も一切起きなくなってしまった…………
 というような悲しい結末を迎えた経験がある方も少なくはないのではないでしょうか。

 まぁ、そこまでは行かなくとも、実力が伸びなくなって苦しい思いをした経験は誰にでもありますよね。音ゲーを長いことやっていれば。もちろん僕にもあります。


 そういった時に、どうやってそのゲームと、ひいては自分自身と向き合い、モチベーションを保てるのかが大切になるのではないでしょうか?
 というより、何かを上達するというのは、そういう「伸び悩み」を乗り越えることでこそ成就するものであり、「伸び悩み期」の中で精神を無事に保ちながらやり続けられるかどうかが、最終的にひとかどのプレイヤーになれるかどうかを左右するのではないでしょうか?



「実力の伸び悩み」の原因

 この「伸び悩み」、「プラトー現象」で調べるとたくさん出てくる通り、トレーニングやスポーツ、勉強などでも起こることが知られる、かなり一般的な現象らしいです。
 音ゲーにおいては少し事情が違うところもあるかもしれませんが、「ある地点で成績の向上が見られなくなる」というのはみんながみんな体験していることでしょうし、一定の真実味はありますよね。


 さて……、僕が思うに、音ゲーで実力の停滞を感じる原因は選曲にあります。

 いきなり何を、とお思いかもしれませんが、以下のことに心当たりはありませんか?

  • どうしても目標に届かない曲・譜面があって、そればかりやっている

  • 何となく選ぶのを避けている、選ぶ気にならない曲・譜面がある

 正直なところ、僕自身にも大いに心当たりがあるので、もはや音ゲーマーなら大抵陥りやすい状況なのではないかと認識しているんですが、実力が伸び悩んでいる時ほど「気付いたら同じ曲ばかりやっている」んですよね……。
 数種類の固定の曲を入れ替わりでやって、それらのスコアが思うように伸びず、「譜面の内容からすればもう少し伸びる気がするのに!」という気持ちから固執してしまい、しばらくの期間ウダウダとそればかりやってはどうにも成果が上がらず、今日もまた収穫ゼロで帰宅する……。
 こうした現象に見舞われた我々は言うわけです。「スランプだ」「伸び悩んでいる」と。


 冷静になって考えればとても当たり前のことですが、同じ譜面を同じような認識でやり続けた時、多少人間らしいブレはあるものの、スコアは概ね一定のものが出続けるはずですし、ベストスコアはその範囲内の上振れの最大値になるはずですよね。

 となると、何度もやっているのに目標値に届かない譜面というのは、「(現時点では)上振れの最大値を引いても目標に達しない」対象なのではないでしょうか……?

 そうした譜面に立ち向かうことを否定するつもりは毛頭ありませんが、無為な時間を過ごしがちな気がするのは確かです。明確に「ここが出来ないせいでスコアが伸びない、だからここが出来るようになるタイミングまではやりたい」みたいな姿勢でもない限りは、漫然とやり続けてもやはり意義は見出しにくいように思います。
 この記事を読んだ人にはせめて、「そういう選曲をしているかもしれない」と自覚して改善に繋げてほしい気持ちです。


 そもそも「伸び悩んでいる」と感じるということは、「目に見えた成果が得られていない」ということであるのには異論は無いと思います。では、何故目に見えた成果が得られなくなるかといえば、膨大な曲数の中から本来成果を出せて然るべき曲を的確に選べていないからである可能性が高いと僕は考えます。

 「伸び悩んでいる」と感じる時ほど、昔やった時は出来なかった・難しいと感じた曲をやるべきだ、というのが僕の持論です。
 
何しろ実力が伸びているのを自覚しようとした場合に直近の自分と今日の自分を比較するのは明らかに効率が悪いですよね。実力不足だった過去の自分にならイージーウィン出来るはずなのだから、自分のベストに勝てないのが苦しい時はそうすべきでしょう。

 それが何となく気が進まない、何となく選ぶ気にならない人におすすめの方法があります。
 「ランダムで選曲して迷うより先にスタートボタンを押す」という手法です。

 他の機種ではランダム選曲をした瞬間にその曲が選ばれたことになるものもあるので少し不便ですが、ボルテでは選曲画面でテンキーの「3」を押すとフォルダ内でランダムにカーソルが移動します。便利なので覚えておきましょう。
 この時カーソルの合った曲が、自分のそのレベル帯に対する目標スコアに至っていなければ、即座に、迷いが生じるより先に、最速で、最短で、真っ直ぐに、一直線に、スタートボタンを押します

 この手法を使うと、自分では選ぼうと思いもしなかった曲で意外なスコアが出たり、臨機応変に譜面に対応する力がついてしれっと地力が上がったり、昔つまらないと感じた譜面が今改めてやると面白く感じられたり、なかなか良いことがあります。


 実力の停滞を感じた時は視野が狭くなってしまうものですから、機械の力に頼って無理やり視野を広げさせるというのは決して悪くない手段ではないかなと思いますね。こんなこと言ったらワッカさんに怒られちゃうか(笑)。



 それではこの辺で失礼します。実力が停滞したらまたお越しください。

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