リスクヘッジと臆病な私

人を熱狂的に「SUKI!!!!!!!!!」と思うことが少なくなりました。

担当は嵐の松本潤くん、担降り記念日は2006年9月16日。思えば松本くんを好きになって丸12年が経ちました。その間、芸能人のことを「この人のこと好きだな~~!」と思うこともあり、数回すわ担降りか、と思うこともありましたが、今でも松本くんの所謂担当をやっております。

松本くんの担当をしている間に好きだな!と思うジャニーズの子や若手俳優はいましたが、松本くんに降りた(というか2006年当時、担当が不祥事でグループ脱退、謹慎していたため担当がいなかった)時のような、毎日ポワーッと松本くんのことを考えて、毎日繰り返し嵐のライブDVDを見て、海外旅行しているのにわざわざパリでドル誌を買う(当時日本円にして定価+1000円くらいした)といったくらいの「毎日この人のことを考えて苦しい、好きがあふれてしまう」というようなことがなくなりました。

好きな人やものを増やすことはいいこと!そう思って好きな人を見つけても、もうハマりきれないな~と思っています。だから毎年「来年はもうちょっと現場減らすし…」とか言う。どういったところが自分の中でネックになっているのかなということを考えてみました。

1.自分が飽き性であることを知った
自分が長く応援していられているのは、本当にごく一部のものです。おそらく、私は飽き性なのだと思います。しかも、飽きたらお金を落とさなくなるタイプの飽き性です。これは数々の”飽きた”マンガが証明しています。つまり「ずっと応援してます!!!」というセリフが言えなくなります。ずっと応援できるかわかんないもん。

2.”誰かの人生を応援する”ことを全うする覚悟がない
ジュニア担の間でよく言われる「応援しなきゃ!今しなきゃ!」みたいなマインドがないです。これが老化か…。インスタライブがあるよって言われても、仕事してたら見ることができません。リリイベがあるよって言われても、絶対優先できるとも限らない。生きている私には、人として、また働く人として、きちんとこなしていかなければいけないことがある。それに私はドケチなので、気の乗らない演目をたくさん見に行きたくないし、そもそも寒くて家から出たくないとか、体調あんまり良くないとか、自分の気分を優先したい場合が多々ある。
そういう時に「応援してるんだから行かなきゃ」って思うのって義務感だと思うし、義務感は、オタク活動を楽しめなく呪いのように感じています。だから「私はこの人を応援する。スーパースターになるまで応援する」っていう覚悟を持てない。「私はこの人の楽しそうな姿を消費する。自分が見たいなと思うものだけ見る」というスタンスが今の自分に一番合っています。(松本くんでもそうです。WSとか全く見ないし、バラエティも自分が見たいなと思わないと見ない。)
だから「見てね」「来てね」とTwitterに書いてあっても、「自分がちゃんと楽しめる/楽しそうだなと思える」ものにしかお金を出したくなくて、そんなスタンスだと「この人のオタクです!!!」という自意識すら薄くなっていきますね…当たり前だろ自分が一番大事なんだよ!!衣食住足りた上でのオタ活!

3.オタクごとに振り回されたくない思いが強い
今SNSで全通したとか接触で認知されたとかファンサもらったとかいう話が簡単に目に入るから、自分もたくさん入ってるのになんで?とか、ずっとプレ送ってるのに自分の服だけ着てくれない!とか、そういうことで心を乱されたくないです…。自分がその子の姿や演目を見ていて楽しいのが一番大事で、ファンサだったり全通したことで得られるマウンティング感みたいなのは全部副産物だということはわかっていても、他人の報告に心乱されることが過去ありました。もうそういうのから、解脱したい!あいばくんが昔「嫉妬はいらない感情」って言ってました。私もその境地に至りたい!他オタのファンサ自慢に、は~よかったね~いっぱい幸せにしてもらえるといいね~って穏やかな心地でいたい!!でも自分がその人のオタクであるかぎり、絶対100%喜べない!だからオタクになりたくない!!

なんらかの対象を長く好きでいることって距離感が大事なんだろうなと感じていて、松本くんと神宮寺レンちゃん、およびうたプリ(この2つが私が長く愛せているものです)については自分とのちょうどいい距離感が見つかったからが長く続いているんだろうなと思います。
ただし、これは松本くんが押しも押されぬスーパースター様であられること、レンちゃんは実在しないので個別ファンサ等が存在しないこと(うたプリオフィシャルが直筆当選などの企画をやっているけど、「いやブロッコリーの社員の直筆やし…」って思うと心が穏やか)から、その人の人生や夢を叶える手伝いをしたい!という覚悟が必要なく、とくに心を乱されることがないから、という風に自己分析しています。

でも若手俳優って、「ずっと応援します!」って本人に言う機会が多いし、接触の機会も多いし、本人たちも「ずっと応援してくれたら嬉しいです」って言うし、まともに捉えちゃってるとどんどん「~しなきゃ」の呪いが増えていってしまいます。だからもう、若手俳優とか若いジャニーズジュニアを爆推しすることって、ないんじゃないかな~と思っています。

でも色々なものを見て「この人のこと好きだな、素敵だな」と思うことはやめたくない。好きな物やことが増えるのはいいことだと思っています(リスクヘッジにもなるし。たとえば松本くんが引退したり、うたプリが終わったりするときの)。

でも何かに触れて自分が制限されたり、言動に責任が持てなくなったりすることにめちゃくちゃストレスを感じる私としては、もう「推しです!!!」つって爆風の中に単身飛び出していくことができません。はぁ、臆病になったもんだ。