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出版

将軍に関するスキャンダル、それは気になる。

wikipedia:

日本

戦国時代キリシタン版と呼ばれる活版印刷が行われ、また朝鮮出兵で持ち込んだ朝鮮式の活字印刷が、江戸時代初期には「古活字本」が作られるようになる。古活字本の一つとして「嵯峨本」が有名である。これは京都嵯峨角倉素庵本阿弥光悦らの協力で出版した豪華本であり、嵯峨本自体は少部数の製作だったが、後に大きな影響を与えた。

営利目的の書物が日本で出版されたのは寛永年間(17世紀前半)の京都から始まり、貞享2年(1685年)に刊行された書物は約6000種になり(『新訂総合国語便覧』 第一学習者 改訂28版1998年(初版1978年)p69)、17世紀末になると京都では1万点近く発行された[2]。発行部数が増えるにつれ、江戸幕府は「出版取締令」を享保7年(1722年)に公布し、出版規定を定めた。まず原稿を検閲後、試し摺りをし、再び検閲するという経緯を経ており、将軍に関するスキャンダルや風俗を乱す内容、出典・根拠のない論説などは禁じられた[3]

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