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がんになって元の自分を取り戻すということ

超久々の更新。

病気になった直後、同じような境遇の人のブログやSNSを覗かせていただいて、その投稿が途絶えるという事はよくない事を意味するケースが多いのですが、私の場合は、単純にものぐさでの更新ストップでした😅

4月27日。小学生以来の東京ドームに行ってきました。
目的はTHE YELLOW MONKEYのライブ。
THE YELLOW MONKEYにとって3年半振りのライブ。
このブランクの理由はご存知の方も多いと思いますが…

ライブ中には、闘病の様子をドキュメントにした動画も上映されました。

告知をされる模様(絶句されていました)
喉が真っ赤になっている映像(おそらく放射線照射でしょう)
カメラにて撮影した腫瘍の模様(はっきりと腫瘍がありました)
車の後部座席でぐったりする模様(抗がん剤治療中かと)
死の恐怖に直面し、それを受容し、昇華して行く心情の過程

なかなか想定通りにいかないことへのヤキモキする感じ。

「人はみんな死ぬし、人は過去には戻れない。命とは何かを考えた数年間じゃないですか」というメッセージの後に披露されたのは
「人生の終わり」という30年近く前のアルバムの一曲。

5万人が集まった東京ドームでしたが、
この流れに人一倍共感し、人一倍思いを巡らし、人一倍涙が出ました。

ライブではロビン(吉井さんの愛称)自ら「ごめんね」と何度も連発した程、ダメージの残っている声でした。
「最後まで歌えるのかな?」と何度も感じましたが、
それでも最後まで歌い切ってくれました。

「元の自分を取り戻す」
治療をして、腫瘍が消えてくれたら元に戻る。
そうなってくれたら本当にありがたいのですが、
自分の状況でも体力・集中力・生活リズム。なかなか戻りません。
定期的にヤキモキしてしまいます。

プロのシンガーが喉を患ってしまった。
元のロビンを取り戻すには、並大抵のことではないと思います。
でも、絶対に治して「ツアーするよ!」「今度はツーデイズするよ!」と5万人の前で宣言する姿に、心から感動し、応援したいと思い、自分ももっと頑張ろうと思えました。

ライブ自体の素晴らしさもですが、これからの自分にとって本当に糧になるライブとなりました。

ツアー絶対に参戦してやる!



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