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アパレルで正社員として10年働いた私が、30歳を目前に異業種を選んだ理由

noteでは、飾らず、ありのままの私を綴っていけたらと思います。

この度、インテリアコーディネーターとして新しく仕事を始めたのですが、長らく企業に勤めていた私が自力で営業活動をすることの大変さを身にしみて感じています。

今まで出逢ってきた方たちが力を貸してくださり、少しずつですがお部屋のコーディネートをさせていただく機会ができてきました。接客業をした経験が、多くの人との繋がりをもたらしてくれたことを再確認できました。

今、実際にはまだ会社に籍はあるのです。さまざまな理由があり、実名を伏せてお仕事をさせていただいています。年始からは今の会社を離れ、公にお仕事をしたいと考えています。

「0から1を創ること=自分の棚卸しをすること」

アパレルのお仕事は大好きでした。内気な性格で自分に自信がなく、美容院の予約をするにも話す文章をメモし、やりとりを想像してからでないと電話をかけられなかった 18歳の私。そんな自分を変えたいと、当時は眩しすぎたキラキラの世界へ足を踏み入れたのを機に、私の人生は大きく変わって行きました。

ファッションが分からない私が精一杯のおしゃれをして出勤し、周りの人にこれでもかと褒めてもらった日。ご提案させていただいた服を試着し、新しい自分を発見されたお客様の帰る後ろ姿がルンルンだったのを見た日。初めてのデートの服に悩まれて相談にのったお客様が、彼氏に褒めてもらえたと報告にきてくださった日。若い人の多い店だから場違いかなと店の前を何度も行き来し、勇気を振り絞って入店されたお客様が、あなたに接客してもらえて良かったと言ってくださった日。月日が経ち、管理職をするようになった頃、アルバイトスタッフが、ここで働けて良かったと言って卒業して行った日。どうすれば店をもっと良くできるかと、同僚と泣きながらマックで話しこんだ日、、そんな日々の積み重ねが、私の自信にもなっていきました。あの日のあの胸の高鳴りを、お客様にも体験していただきたい。

たくさんの人と出逢い、今の私があります。感情が揺れ動く瞬間を、私は忘れられません。

「それはある日突然に、、」

仕事はやりがいもあり楽しかったのですが、労働はハードで14時間ほど店にいる日もザラでした、、睡眠不足で食生活も悪く、そんなある日突然その場から動けなくなったのです。振り返ると、咳喘息になったり、手足が震えたり、忘れることが多くなったりと予兆はあった気がしています。

お休みをいただき、空を見上げて雲を眺めたり、四季の移ろいを肌で感じられたりして気づいたこと。最近太陽をみてなかったなー。日が昇る前に出勤して、帰る頃にはすっかり夜な毎日でした。私、これでいいのかな。

時間ができたことで将来のことを本気で考えるように、、ここで立ち止まるきっかけを神様が作ってくれた気がしています。

20代後半にする選択。後悔しないために、やってみたかったインテリアを仕事にする決意をしました。中学生の頃から、部屋を触るのが本当に好きだった私。料理やお菓子、食器や植物など暮らしに関わるものすべてが好き。その人の生活や考えに触れ、日々の暮らしを豊かにするためのお手伝いをしたい!と素直に思いました。

道の先も、方角も、方向音痴な私にはわからないし、石橋をヒビが入りそうなほど叩きすぎてなかなか渡れない私。新しいことをはじめることは簡単じゃない。 けれど、18歳のあの頃の私のように。

一歩踏み出す。


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