蠍座さんの4月

蠍座さん、こんにちは。

桜も咲き、春の息吹があちらこちらに感じられるようになりましたね。新しいスタートを切る人も多い季節です。

空では、星の動きも新しいフェーズに入って行きます。

蠍座さんは、2018年頃から「学び」に焦点が当たってきましたが、この4月でこれまでの学習が実を結び、がっちりとした土台を組んでいくようなイメージがあります。

それでは、2020年4月を上旬・中旬・下旬にわけて詳しく見ていきたいと思います。満月・新月については記事の後半で!


学びを完成させ、それを活かす場を作る

上旬は、蠍座さんにとっての「居場所」に対する意識がぐっと上がって行きます。これまでやりたいことや、目指すものに向けて基礎的な学習を積み上げてきた方が多いのではないかと思うのですが、その学びがひとつの達成を迎え、今度はそれを活かす自分の「居場所・環境」といったところにフォーカスが当たっていくかもしれません。どれだけ基礎力をつけても、それを存分に自分の望む形で活かしていくには、環境が必要です。その環境だったり、社会の中で能力を活かす自分の居場所、土台といったものを建設していく意識が芽生えていくような気がします。

この居場所や環境の変化というものは、今年の12月末からおよそ2年半ほどかけて築いていくものですが、この4月から6月は、そのためのいわば下見期間となります。この3カ月間で得たアイデアだったり、方向性といったものを来年以降具体的に打ち立てていくことになるのだと思います。

また、蠍座さんにとっては対人関係やパートナーシップといった領域にも変化が訪れています。環境の変化と、人間関係の変化というものは、切っても切れないもののように思います。古い殻を打ち破って新しい場所へ向かおうとするとき、自然と関わる人間も変わってゆく。または、これまでの関係性とは少し角度を変えた、新しいものへと変化していくのかもしれません。

上旬はそこへ起爆剤のような星も入っていくので、ぱきっとした変化を感じ取れる出来事もあるかもしれません。


強烈な引き寄せ

この変化に必要なものが、今年はたくさん引き寄せられて来ると思います。大切なのは、変化や試練をポジティブに受け入れること。今年は強烈な引き寄せ効果の働いている一年です。ポジティブに今の課題について真摯に向き合うほどに、天はその人に恵みや成長を与えてくれると思います。この強烈な引き寄せ効果は今年中続くので、12月末のグレート・コンジャンクションという200年に一度の大きな節目に向けて、これからの自分に必要な物事をたくさん引き寄せていく、そんな流れになる気がします。

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グレート・コンジャンクション & ミューテーション

2020年12月22日に、水瓶座で木星と土星がぴったり重なります。これは20年に一度起こる時代の節目なのですが、今年のグレコンは200年に一度と言われています。というのも、グレコンは基本的に200年ほど同じエレメントで起こり続けるのです。これまでの約200年は「地」の星座で起きていました。今年の12月からは「風」の星座で起こるようになります。目に見える豊かさに基準を置く「地の時代」から、精神性や叡智を拡散する「風」の時代へと移り変わっていきます。

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情報元は再確認

コミュニケーションに関しては、普段無意識に感じていたことがぽろっと口から出てしまうことがあるかもしれません。蠍座さんはその洞察力の高さゆえに、相手が気づいていないことまで察することができてしまいます。普段は他者を気づかって言わないようなことも、4月上旬はうっかり口にしてしまいそう。蠍の一撃はとっても効果抜群です。本質をしっかり捉えている分相手へのダメージも大きい事を自覚しておくと、要らぬトラブルを防ぐことができると思います。

情報の流通に関しては、非常に円滑になる時期なのですが、情報を司る水星と幻惑を司る海王星が重なっているので、情報の真偽についてはしっかりと確認していくことがポイントになりそうです。また、この水星は先月に黄道を戻る「逆行」という現象がありました。今月上旬は一度通った道を歩き直すような期間に当たるので、先月見直しを余儀なくされた仕事を、改善してやり直していく作業があるかもしれません。

てきぱき片づけられる

15日前後は、星座問わずたくさんの人が忙しく動き回りそうです。もしくは、様々な変化に対応すべくお家で黙々と作業したりと、「変化」への対応に追われそうです。ただ、この時期は全ての天体が順行しており、とても良い角度をとっている星々もあるので、物事は建設的に片付いていくように思います。

関係性の変化を実感

上でも少しお話したのですが、蠍座さんにとって対人関係やパートナーシップといった領域にも変化が訪れています。この変化ははじめ、雷が落ちて来たかのような驚きと衝撃をもって訪れたかもしれません。しかし、その経験によって自分の殻を打ち破ったり、人との関わり方について大きな意識転換がもたらされたりするのだと思います。

下旬にはそのポイントへ太陽が入っていくので、これまでの関係性とはもう違うのだ、新しいやりかたを見つけて行かなければいけないのだ、と変化を再認識するような場面があるかもしれません。そして相手との「関係」と、自分自身がこれから建設していきたい「環境」とを、往復していくうちに自分たちなりのやり方が見えてくる。そう思います。2018年以降、私たちは本当にたくさんの部分で変化を促されてきました。その変化は万人に平等にもたらされていて、だからそれぞれが「お互いに居心地の良い関係性」を再構築していくこともまた、促されているのだと思います。

26日には冥王星が逆行をはじめます。これは動きの遅い天体なので、逆行が終わるのは10月あたりです。遅い天体は意識の表面にパキっと上がってくるものではないのですが、深いところでこれまでの変化についての再考をしていくようなイメージです。逆行はやはり物事の見直しというイメージが強いです。そして、この冥王星の逆行を皮切りに、今年の中盤はたくさんの天体が逆行を始めていきます。今年はほぼ全ての人に大きな変化の訪れる時です。しかしそれは、進んだり戻ったりしながら積み上がっていくものなのだと、星が教えてくれているようにも感じられました。


新月と満月について


4月8日11:36に天秤座で満月が起こります。

この満月は、「自分の中で何らかの確信ができあがりつつあるけれど、それをまだ表には出さない」そんな印象があります。大切な確信ほど、自分の中でじっくりと熟成させてから表明したいと思うものです。

天秤座は蠍座さんにとって、「無意識・隠れた領域」を意味する部屋です。自分ではまだ意識できない深い深いところで、何かが固まって来るのかもしれません。その無意識の蠢きが、力を持ちひとつの奔流となって意識の表層に出てくるときに、私たちは「○○をしたい」「○○へ行きたい」など、意志を自覚し行動に移していくのではないでしょうか。そんな深い所での力が、しっかりと固まっていくような印象を持ちました。

そして、この満月から次の新月の間、何か予想外の出来事があるかもしれません。でも、人は自分一人では自分のことをよく認識できないもの。外側からやってくる「人や物、出来事」によって、自分とは一体どういう人なのか、明確になってくる部分があると思います。ある出来事によって自分の意思が明確になる。そんな印象を抱きました。


23日には牡牛座で新月が起こります。

この新月が起きる場所には、深い深い井戸の底を覗き込むような、そんな象徴が示されています。暗い井戸の底には水が湧き出ています。私たちは皆、水でつながっています。海の水は蒸発し、やがて雨になり私たちすべてに恵みをもたらします。水はすべての生き物が共有する生命の根源です。だからこそ、水は無意識、集合意識を象徴します。それを覗き、垣間見る。

前回の満月からの流れを考えると、この新月ではこれまで無意識の中で蠢いていたひとつの「力」のようなものを、自覚できるのではないでしょうか。自覚した自分の潜在意識を、地上に引っ張り上げていく作業がスタートする。そんな風にも感じます。そしてその潜在意識は、実は人類の集合的無意識と密接につながっているような、そんな印象を持ちました。

蠍座さんの4月を読んでみました。

ここまでお読みいただき本当にありがとうございます!

すべての蠍座さんにとって素敵な4月になりますように。

それではまた!

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