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通路が開く日:蠍座満月 2020.5.7

こんにちは、 i です。 

5月7日19:46頃に、蠍座で満月が起きます。

実は5月の満月は仏教では特別なものと言われています。仏陀がこの世に生まれたこと、悟りをひらかれたこと、そして入滅されたことがすべて同じ5月の満月の日だったというのが原始仏典に記されているそうです。お釈迦さまが金星を見て悟りをひらかれたのは12月とする説もありますし、諸説あるのでしょうが、最古と言われる上座部仏教の国々ではこの日をウェーサーカ祭としてお祝いするのだそうです。

別に意識していたわけではなかったのですが、最近仏陀の教えに興味を持って本を読んだりしていました。面白いシンクロです。日本では仏教というとお葬式のイメージが強いですが、仏陀の教えって心のありようについてすっごくロジカルに考えられているなあというのが驚きでした。

新月満月というのは、毎年大体同じ月に同じ星座で起こるわけですが、5月の満月はふつう蠍座で起こるのですね。蠍座はとても神秘的な星座で、スピリチュアルな場所です。牡羊座から数えて8番目の星座になるわけですが、8という数字を倒すと ∞ になるように、こちらとあちらを行ったり来たり循環しているようなイメージがあるのですね。つまりこの世とあの世というか、見えない世界との通路を行ったり来たりしている。

この世とあの世の境界線が薄くなるタイミングというのは一年のうちに何度かあると思うのですが、この蠍座満月もそういったタイミングのひとつなのだろうなと思います。

私は日記をつけているのですが、去年の今頃の部分を読み返してみると、面白いのがありました。いつかどこかの記事でも書いた気がするのですが、夢でお告げというか、予知夢みたいのを見たんですね。それが5月の満月の翌日でした。上の人たちとの通路が開いてたんでしょうか。高次の世界って本当にあるのかもしれないと思ったのがこの時でした。夢の中で自分では知りようがないことを知るって、科学的に考えたらもう全く訳が分からないですよ。頭のねじをゆるゆるにして、もっと色んな不思議を受け入れて行かなきゃ真実はわからないのかも、と思うようになったのもこの頃です。

さて、今回の満月ですが、「所有欲を手放し、空いたスペースに自然の美しい神秘の力が充填されていく」といったイメージがあります。物質的なモノや過剰な富への執着を手放し、欲を浄化していく。そうすることで、心に空いたスペースがあるはずです。そこに美しい豊かな自然の精霊のようなものがすっと入ってきてくれる。そんな感じがします。

私は晴れている日にはほぼ毎日お参りする氏神様があるのですが、そこへ至る道が自然味あふれていてすごくいい空気に満ちているんです。落ち込んでいるときも、心が疲れて怠けているときも、樹々の間をくぐり抜けてお参りすると、ちょっと元気になります。特に春から5月にかけての自然は本当に美しいですね。外へ出るのがためらわれる時節柄ですが、ひと気のない時間帯にゆったりと自然の力を感じてみるのはとても良いと思います。できれば裸足になって、大地に足をつけ、深呼吸する。アーシングするようなイメージです。体内の汚れた気が微細な電気にのって、地面に流れていくようなイメージ。すごく気持ちがいいですよ。悪い気を出したら、自然が良い気を充電してくれます。おすすめです。

他には、羊を子供が保護し、子供を大人が保護しているようなシンボルであったり、日常のふとしたところに導きがあるようなシンボルも今回の満月に影響を与えています。教えというのは年長者から年の若い者へと伝授されていくものであり、年嵩の者は若い者を導く役目があるのですね。これは、肉体の年齢のことに限らないと思います。魂が古いものは、新しい魂たちを導いていくお役目があるのではないでしょうか。

何とも仏陀の満月にふさわしい感じです。私も仏典解説の本を読んですごく勉強になるなあと感じているので、ピンときた本だったり、メディアだったり気になるものがあれば触れてみると、そこに今必要な教えが潜んでいるかもしれませんよ。もしかしたら欲を手放したところに、そういった教えがするりと入りこんで来てくれるのかもしれないですね。

そういえば昨日、満月の記事を一度書いたもののしっくり来なくてボツにしたのですが、気晴らしに散歩していたら西の空に美しい金星が見えました。今は宵の明星ですね。仏陀が悟りをひらいたときに見たのは明けの明星と伝えられていますが、金星って不思議な星です。地球と金星は公転軌道で一緒に五芒星を描くんですよね。五芒星は人間を表すともされるのですが・・・宇宙の神秘を感じてしまいます。

そのあと暗くなってから、今度は月に虹がかかっているのを見たんです。初めて見ましたが、月の周りにうっすらと円を描くように虹が現れていました。すごく美しくて、しばらく道に佇んで眺めてしまいました。虹というか、彩雲というのでしょうか。詳しくないのでわかりませんが、しっとりとした美しさに感動しました。このとき蠍座満月のことばっかり考えていたから、月が「お疲れ」と労ってくれたのでしょうか(笑)どうもこの5月の満月前後は、神秘的なことが多いです。


最後に、今苦しい状況にある方は、どうか頼れる人を頼ってくださいね。国や自治体のサポートを受けるのはもちろんのこと、身内や友人など頼ることの出来る人がいるのなら、困ったときに助けを求めるのは全く恥ではないと思います。それは甘えなんかではなくて、助け合いだと思うのです。羊のことは子供が守っていて、子供のことは大人が守っている。保護の力もまた、連綿と連なっていくもの。その時にゆとりのあるものが、苦しいものを助ければいいのだと思います。いつか恩を返せるときが来たら返せばいいのです。ヘルプのサインを出すことは、まったく恥ずかしいことではない。そう思います。


皆さんが健やかでありますように。

たくさんの心に虹がかかることを祈っています。

よい満月をお過ごしください。

それではまた!



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