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2019.9.23【秋分点】春からの半年間を振り返るとき

こんにちは、i です。

すっかり秋の空気になり、涼し気な風が吹く季節になりました。毎日星を見ていると、風星座の天秤座の季節が来た~!なんて思ってしまいます。

9月23日は秋分の日。占星術では、天秤座に太陽が入った瞬間のことを秋分点といいます。

春分点は一年の始まり。そして、秋分点はその折り返し地点。

半年が経過して、春に始まったことや決めたこと、そういったものがどの程度進展したかを振り返るのに最適です。秋は実りの季節ですものね。

また、秋分点から冬至までの三ヵ月間がどのような動きになるのかを見ていくこともできます。

今回の秋分図を見る前に、まずは春分点を軽く振り返ってみたいと思います。

2019 春分点の振り返り

①自己改革、リニューアルの視点を持つ一年。

環境によって自分の立ち位置や、やり方を変えざるを得ない部分も出て来る人も。しかし、理想をもって進むことで道が開ける。自分をしっかりと持ち、環境に支配されない生き方を求める人が多いのでは。

②太陽は見えない世界を表す12ハウス、月はルーティンワークや健康を示す6ハウスでオポジション。

太陽は、新しい世界へと踏み込む直前の世界にいます。また、精神世界やスピリチュアルな世界を表す部屋でもあります。そういった分野に興味を持ち、ひそかに研究を始めた人も多かったのではないでしょうか。

とにもかくにも、自分の根底をしっかりと見つめ直さざるを得ない一年。そして一人思い悩むその姿は、一見周囲からはわかりにくいでしょう。自分を見つめることは時に痛みを伴います。それが体調に現れた人もいたかもしれません。

月の度数は「自分を貫く、本音を隠さない」というシンボルにいます。月は深層意識を表しますから、本当の自分=魂に嘘をついていないか、というテーマにぶつかることも。

魂の望むことが表面に浮上してくるので、魂の求める生き方、仕事を模索しはじめた人も多かったように思います。

また、月は私生活を表すのに、仕事を表す6ハウスにいますから、家庭環境やプライベートで本音でぶつかるようなシーンがあるかもしれません。家庭の中で役割が発生することも。

③山羊座の土星・冥王星と牡牛座の火星、そして乙女座の月が地のグランドトラインを形成。

冥王星は破壊と再生の力、それは抗うことのできないエネルギーです。
冥王星は、働きの対価に報酬や評価を得る事と、退く時を潔く認めてその退き様で賞賛を得るという、勝者と敗者のどちらの態度も使い分けができるという、社会の中での巧みさを表すような位置にあります。

しかし冥王星ですから、そういった勝敗の価値観を作り出す社会構造そのものにメスが入るような印象すらあります。

それが土星とともに社会的キャリアを示すMCにいるので、社会的立場の変革を迫られる人が多いかもしれません。ちなみに土星は「個」にこだわらず仲間とともに人びとを影から支えるような位置にあります。このエネルギーの中で、「自分の成功」「自我(エゴ)」にこだわりすぎるとスムーズにはいかないかもしれません。

牡牛座の火星の位置は、自分の属する文化や伝統を守るために戦う姿勢を表します。

そして月は、本音を隠さない位置にいます。これら三点が大きな三角形を形成していて、そこから浮かぶのは「価値観の変革を迫られる中で、自分の魂が求めるものや、本当に公平に守るべきものを守るためにはどうすればよいのか。社会的な立ち位置の見直しをする」というイメージです。

これまでの記事にも何度も出てきましたが、山羊座に土星と冥王星がいるここ数年間は、仕事に対しても、社会的な役割に対しても、ひいては社会そのものに対しても、強い破壊と再生のエネルギーが降り注いでいます。この力は今年末にさらに強くなり、そこから来年末にかけて、徐々に風が吹きぬけてゆくような印象です。

近いところでは、10月3日に冥王星が逆行から順行へ戻るので、重苦しさは少し軽減されていく感じがあります。

そして、2020年末には大きな時代の転換期が訪れます。地の時代から、風の時代へと移行するのです。
その準備段階として、私たちひとりひとりが意識の改革を迫られているのだと思います。

今は苦しい人が多いかもしれません。でも、木星が教えてくれています。

木星はこんな場所にいます。

「家のドアに青い鳥がとまっている」

心には小さな幸せが訪れるイメージです。そして、ドアにとまっている青い鳥がいつでも家の中に入ってこれるように、常に心をオープンにしていれば自然の贈り物はいつだってあなたと共にある。

辛い事や苦しいことが多いかもしれません。でも、私たちはこの地球の幸せを100%味わうために生まれてきました。宇宙からのささやかな贈り物を受け入れる心だけは、残しておきたいところです。

2019 秋分点について

そして、これからがメインの秋分図です。

アセンダントは魚座の14度。
「狐の皮をまとった女性」というシンボルです。
アセンダントはその期間を通じて持ち続ける、一定の視点のようなもの。

狐のように巧妙に、賢く、要領よく生きる力が必要とされています。変革の時代に、自分ばかりを押し通そうとしてもそうはいきません。
頑迷に押し通すのではなく、柔軟に、女性的な受容と慈愛の心を持ちながら対応していきましょう。

対して、この期間中に社会的頂点にあるMCという位置には「借りた眼鏡をかけている子供と犬」というシンボルがあてられています。
子供、ましてや犬が眼鏡をかけているというのは、自分よりもはるか高度にある知恵に対して恐れずに探求していく姿勢を表します。


向上心や知識欲が高まりそうです。
しかし、無理をしすぎて体調を壊したり、危険なことにまで手を出さないよう注意が必要です。

そして、今回の秋分図には、Tスクエアがふたつもあります。

ひとつめは冥王星と月、そして水星金星がTスクエア。
内面をあらわす月に、冥王星の破壊と再生のエネルギーが真っ向から降り注ぎます。「リレー競争」という度数でチームワークを意味しますが、冥王星ですからチームが解体されて再構成されるイメージです。

対して月は、「巻物を目の前にして、広場の前にいる男」という度数です。巻物は叡知を表し、それを手にしてたくさんの人が行き交うこの世界のどこで何をしよう、と考えているととれます。

春分図をふまえて考えると、組織だった行動を1度解体し、ひとりの人間として、宇宙の叡知を探求して世界の前に立つ・・・そんな印象です。

その力が、Tスクエアですから水星と金星に降り注いでいきます。

水星の度数は「環状の道」。円環の道をぐるぐると回り続けるので、日常のルーティンワークを意味すると考えてもいいでしょう。

金星は「眼鏡ごしに覗き込んでいる教授」という位置にいます。確かな知識をもった人が、生徒をしっかりと見つめて、その人に合った教え方をする。そんな意味あいです。

叡知を探求していくには、より純化されたルーティンを作ることで、もっと集中してたくさんのことを学ぶことができる。
そして、循環を意識するならば、自分のなかでよく消化された叡知は、ひとりじめしているよりも、世の中に適切な形で発信していくこと。

それが大切なようです。

もうひとつのTスクエアは、海王星と火星の180度の中心に、木星が90度をとっています。

実は海王星と木星の90度は去年の秋頃からずっと続いているのですが、理想や夢というものに対して、とても刺激的な形が続いています。

本当の自分が望む夢とはなんだったのか。魂が望む理想とはなんだったのか。何をしに自分はこの世に生まれてきたのだろう。

そんな、魂の根元について考えさせられるエネルギーが一年弱ほど、ずーっと続いていました。

そこに火星が180度をとったので、悩みを抜けて、心の地図を新たにした人や方向転換を考えていた人には、追い風が吹くようなイメージです。春から始まった変化が、行く先を決めていよいよ走り始める。そんなふうにもとれますね。

ちなみに木星は自制心を表す度数にいます。
「日よけの帽子をかぶる、小さな子供たち」
日よけというと、太陽の光を適切に遮り安全を保つということですね。

海王星と木星の90度や、春分図にあった12ハウスの太陽。それらを考えると、スピリチュアルなエネルギーが本当に強い一年です。
高次の世界を探求することは、魂にとって非常に大切なことです。
しかし、私たちはこの物質的社会のなかで生きています。
どちらに傾きすぎてもバランスを崩してしまいますよ、と木星は注意を促しています。

魂を思い出すことは大切なこと。
しかし、今生きているこの世界を思いきり楽しむことも、同じくらい大切なことです。

秋分点まとめ

それでは、今回の秋分点についてまとめていこうと思います。

①社会や組織に対して、大きな変革の波が押し寄せている。組織的な行動を見直し、ひとつの魂として本当に望んでいることを探求し、そしてまた世界の前に立つ。

②叡知を探求するためには、よりよいルーティンが必要。安定したルーティンがあることで、集中力が増し良い結果を出せる。
また、探求した叡知はひとりじめせずに、世界に向けて発信していきましょう。

③魂、本当の自分を探すよう促されるエネルギーが続いている。未知の世界に旅立つために、心の地図を作り上げてきた人は追い風が吹くタイミング。
アクセルを踏み込んでも大丈夫です。

④良くも悪くも「自分」が強くなる時期。心の中の闘志は秘めて、要領よく立ち回ることも大切です。周囲の人のことを考えて、自我を押し通すことのないように、女性的な柔らかく慈愛に満ちた心を忘れないようにしましょう。

⑤向上心や知識欲が高まります。未知のものにチャレンジしたい欲求も高まるとき。少し無理や背伸びをしてでも手にいれたいと、思いがちになります。
でも、木星が自制心を引き出してくれているので、バランスよく無理なく学んでいきましょう。

こんな感じになりました!

秋分の日はお彼岸の中日ですね。
あの世とこの世の境界線がうすくなるとき。

自分がここに生きているのは、ご先祖様たちが細く長く命を繋いできてくれたからで、いつ何が起きるかわからないこの世界で、命の糸が切れずに続いてきたことが奇跡だなあ、と感じました。

そう考えると本当に、人は生きているだけで奇跡なんですよね。

秋分点から冬至にかけてのカードリーディング

さて、今回もカードリーディングをしてみたいと思います。

「秋分点から冬至までの三ヵ月についてのアドバイス」というテーマで引いてみます。何となく真っ白がいいなと思ったので、模様替えしてみました。

今回も選択肢は5つ。1~5まで、左から順番にあけていきます。

ちなみに左から順番に、オニキス、ローズクオーツ、アメジスト、ガーデンクオーツ、ジャスパーを置いていますので石を参考にしていただいてもOKです。

ピンときたものがあれば、いくつ選んでいただいても構いません。

決まったら下の方へスクロールしてみてください。

1番のカードを選んだ方へ

豊穣を示す女帝のカードが出ています。そして、女帝に向けて大地の精霊が地球の豊かさを差し出しています。

とても豊かなギフトが、差し出されているようです。

それとともに、故郷を離れるというカードも出ています。

この三枚を受けて、おそらくこれを見てくださっているどなたかへのピンポイントなアドバイスかもしれませんが、例えば結婚や妊娠、それによる引っ越しなどが示唆されているように思います。

そうでない方にも、地球上での豊かさがこの秋に贈られてくるようです。それは物質的豊かさかもしれないし、他者との豊かな愛情関係かもしれません。

ただ、違和感というカードも同時に出ています。ここでいう違和感とは、自分は人とは違う何か異質な存在だ、という違和感のことを指しています。他者との関係になじめない、居心地の悪さを常に感じているような、そんな印象です。

もしかしたら、その孤独感や理解しあえない事への恐れが、他者との絆を育むうえで足かせになっているのかもしれません。

でも、たとえこの世界に馴染みの悪さを感じていたとしても、私たちはここで他者と関わりながら、生きていくことを選択して生れて来たのだと思います。

オラクルカードでは、優しさや穏やかさで自分を癒し、そして他者にもそれを向けていきましょう、と出ています。今過ごしている環境に疲れたと感じたなら、すこしの間外部との扉を閉めて、心を平和と静けさで満たしてみてください。

そうすることで、自分に余裕が生まれ、他者にも優しくなれるでしょう。自分がこの世界で異質な存在だと感じていたように、ひょっとするとあなたの前にいる人も孤独感を抱えながら生きているのかもしれません。

そして、愛の言葉を大切にしてくださいとカードは言っています。

自分に対して、感謝の言葉や労りの言葉をかけてあげるといいと思います。静かな部屋で、頑張っている自分に対して「よくやったね」とか、「いつもありがとう」など、ねぎらいの言葉をかけてみてください。

愛の始まりは自分にあります。あなたがあなたである事を、認めて愛してあげられるのはあなたしかいません。

自分の孤独を癒し、労わることで、周囲から贈られる愛や豊かさを素直に受け取ることができるようになるのではないでしょうか。

故郷を離れるということは、今まで育ててくれた地を離れて、新しい土地で自分の世界を作り上げていくという事です。もしかしたら、故郷での生活が少しノイジーだった方もいたのかもしれません。自分一人の静かで平和な世界を求めて、旅立つ人もいるのでしょうか。

しかし離れてみることで、故郷にあった愛情や気遣いを初めて感じることもあるのかもしれません。

秋から冬にかけて、環境の変化がありそうです。心を休める時間を多く作るよう心掛けてみてください。

2番のカードを選んだ方へ

大アルカナが2枚出ていますね。

力のカードと、魔術師のカードです。

何というか、カードを引いたときによくわからないと思ったのが正直なところです。とにかく抽象的で、まるでカードが「教えない」と言っているようです。でも、問題は全然ない感じです。

が、それでは話にならないので(笑)、ひとつひとつ見て行きたいと思います。選んでくださった方が、気になるワードがあれば拾ってくださると良いのかと思います。

まず、力のカードですが、女性がライオンの口元に手をやり優しく撫でています。ライオンは尻尾を足の間に入れて、完全降伏の姿勢をとっています。つまり、自らの内に潜む獣性を手懐けているという意味です。

私たちは人間として生まれた以上、動物的本能も持ち合わせているのですが、それを上手くコントロールできているという印象です。

また、このカードを「獣性を手放して霊的に高度な存在になる」という風に見る先生もいます。タロットカードを人の霊的向上と結びつける考え方ですが、大アルカナにはすべて数字がふられており、力のカードの先にはガイドのような存在や、天啓、星に還るといったシーンが出てくるというものです。

女性の頭上には無限を示すインフィニティのマークが描かれています。

獣性を手放すことで、無限につながる何かが得られるのかもしれません。

次に、魔術師のカードですが、こちらの男性の頭上にもインフィニティが描かれています。さっきは女性だったので、対照的ですね。

魔術師の机には、四大元素がすべて揃えられていて、彼はその穢れなき心と情熱で何でも創造することができます。

この2枚を受けての印象は、男性性も女性性もコントロールされている、自分を高めることに意識を注がれている方なのかなと思いました。

もし気になるところがあるとすれば、「銀河系譜の改良」というカードでしょうか。

あまり私の解釈を加えずに、なるべくそのまま書いた方がいいと思うので、解説書の言葉を抜粋して書いておきます。

 ー今まで地球や他の惑星での遺伝子改良プロジェクトに関わってきたプレアデス人は、これを宇宙的視点から見た奉仕活動だと思っています。このカードを引いた人は、他生でこれと同じ体験をしています。だからこそ、今生で地球外意識に興味を持っているのです。

しかし、このテーマについて学ぶときは、全体像を見ないと意味がありません。遺伝子プロジェクトは、私たちが「ひとつ」であるという大いなる真実を表していますー

ー一人ひとりが独自の進化を遂げながら、大いなる現実のホログラムに影響を与えています。ひとりの人間が進化すれば、全体も進化します。-

ー全体から分かれて二極性に入り、再び統合へと向かうその旅の中で、あなた個人の進化がこの創造界を進化させ、改善させていくのです。-

ーあなたの一つ一つの選択や行動は、未来だけでなく過去にも影響を与えているということです。時間と空間は幻想にすぎません。-

ーたとえ目に見えなくても、あなたは全体に影響を与えているのです。そのことを信頼してください。-

そしてオラクルカードでは、自由と希望のカードが出ています。最悪のときはもう過ぎ去り、前には希望の光しかありません。

面白かったのは、カードを眺めてもまるで具体的なことが読めなかったので、もう1枚出ればヒントになるかとカードを切っていたときのこと。

中々でないので「教える必要がないっていうことかな」と思った瞬間「イエス」のカードが出ました。『カードを見るまでもないよ、自分の感性で進んでオールOK!』と伝えてという感じでした!

3番のカードを選んだ方へ

火のエネルギーに満ちている感じです。

火を表すワンドのカードが2枚、しかも戦いのカードと、先陣を切るナイトの勢いあるカードが出ています。

さらにオラクルカードでも、今こそ動くとき、夢の旅を現実化するとき、と出ています。情熱に満ち溢れて体中の血が騒いでいるような、そんな印象を受けました。

中央にあるカードは「ミッシング・リンク」というカードです。

ミッシング・リンクとは、歴史の中で、進化の過程においてつながりの欠けた部分を指します。たとえばAという生物がCという生物に進化しているのに、Bの部分を示す化石などが何も見つかっていない状態のことです。

これは、象徴として受け取ることができます。

例えば、ご自身の中にどこか欠けた部分を感じる。埋める事のできない空白を感じる。もしくは、遠い昔に失くしてしまった何かがあった気がする・・・といった状態を示しているのかもしれません。

それが思い出せないが故にがむしゃらに走り続けているのか、それとも、これから走り出す先にその答えが待っているのか。それはわかりません。

カードはこうも言っています。欠けている部分とは、あなたが否定している自己の一部です、と。それはもしかしたら高次の自分や、魂とのつながり、宇宙とのつながりなのかもしれませんが、それははっきりとはわかりません。

大切なのは、自分の魂を否定せず、自分を愛し、まるごと受け入れることです。

あなたが旅の先で見つけたいものは何ですか?

あなたが探しているものは、何ですか?

それらについて深く掘り下げることで、これから動き出す希望に満ちた旅は、よりあなたを高いところまで導いてくれる。そんな気がします。

4番のカードを選んだ方へ

カップの8が出ています。

8つのカップを背にして、山を目指して旅立つ人が描かれています。ステージの変化、レベルアップを表すカードです。

オラクルカードでも「成長」を意味するカードが出ています。今までいたステージに別れを告げて、新たなフェーズに入っていくときのようです。

おそらくこれがこの3ヵ月のテーマなのかと思いますが、「盲目的な情熱」「干渉なき援助」というカードが出ています。

先生や、人にものを教えるお仕事をされていたり、もしくは親として子供を育てていらっしゃる方が多いのでしょうか。

「盲目的な情熱」というのは、良かれと思って行動したことで相手の感情を傷つけてしまったり、怒りを買ってしまうことがあるという意味のカードです。きっと、とても高潔で倫理観にあふれた方なのでしょうか。愛情の深い方なのかもしれません。目の前に困っている人がいたら手を差し伸べずにはいられないような、優しい方なのだと思います。ただその情熱の向け方を、この先のステージでは変えていく必要があるようです。

「干渉なき援助」というカードも、性質としては似たことを表しています。干渉と援助の違いについて考えてみる時です、と言われています。このカードを選んだ方々は、親切心のあるお母さんやお父さん、愛情深い保護者のような印象を受けました。その親切心が時に相手の学びを奪ってしまってはいないだろうか。自分がどんな形で相手に手を貸し、それが相手のためになっているか検証してみてくださいとカードが告げています。

相手の学びに干渉せずに、いかにタイミングよく援助の手をさしのべるか・・・これは、人類という種族に限らず、どのような種族においても大きな課題のひとつになるのだそうです。

お腹をすかせた子供に、ごはんを与えるばかりではその子は料理の仕方を覚えないでしょう。木を描きたい子供に、緑の絵の具を渡すのではなくて、どの色を混ぜたら緑になるのかを学ばせること。そういったことが今のあなたの学びのテーマなのだそうです。

オラクルカードでは、メンターを探しなさいとも書いてあります。自分が携わっている現状について、すでにマスターしているような存在を探すといいようです。その人がどうやって様々な過程を乗り越えて、熟達していったのか。それを知ることで大きな飛躍になる、そんな気がします。

そして、この学びはあなた一人のためのものではないようです。

二頭の羽の生えた白馬は親子のようですが、親が干渉なき援助を学び、子にその姿を見せていくことで、子供もまた干渉のない手助けができる人になる。もちろん親子は比喩ですから、先生ならば生徒に対して、上司ならば部下に対して、そのような姿勢を見せていくことが互いのフォローアップに繋がるという事です。

これを意識するとまた一段、成長の階段を確実に登れる、そう伝えているような気がします。

5番のカードを選んだ方へ

まず、「プラス極のアンバランス」というカードと、「自分を追い込む」というカードが目に入りました。

おそらく、とても頑張り屋さんの方なのかなと思います。

自分を常に極限まで追い込んで、常に高みを目指して努力を続けていらっしゃる様子が浮かびました。そして、あまり人に頼ることをしない方のような気がします。

プラスの極があれば必ずマイナスの極があり、どちらも世界を構成する大切な要素です。プラスの力ばかりを使ってしまうと、マイナスの力が目に見えないところでたまっていって、ふとしたはずみに爆発したり、体調をくずしたり、感情がマヒしてしまったりします。

正負の法則、という言葉もありますね。昔の人は新しいものを手に入れたときに、見えないところに傷をつけることで負の先払いをしていたといいます。マイナスの力を先に使ってしまうことで、後から負債が襲ってこないようにしたのですね。先人の知恵はすごいなあと感心してしまいます。

影を見つめることを恐れずに、自分の中の影とそっと手をつないでみてください。あなたの影は、あなたしか癒せる人がいません。影を癒して、見たくない自分を受け入れることで、成長の糧とすること。そうカードが伝えているような気がします。

「自分を追い込む」というのも、自分にはまだまだ足りない、欠けているところがあるという焦りから生まれるものだと思います。

でも、人は生れたときから完全な存在なのではないでしょうか。魂とは、ひとつの欠けもない、完全無欠のものだと思うのです。

大人になるにつれて、様々な物理的な障害や他者とのつながりの中で傷つき、自分はどこか欠けた存在なのだと思い込んでいく。

でも、あなたには愛があるんだよ、とカップのナイトが教えてくれています。カップのナイトは愛を運ぶ騎士です。彼は、あなたに向けて愛をさしだしています。

そして、オラクルカードも「フレンドシップ」という言葉を伝えています。ユニコーンの背には小さなリスが乗っていて、互いに信頼を寄せあっているように見えます。

カップのナイトの意味には、求婚であったり、まさに白馬の王子さまというか、あなたを愛する人のことを示す時があります。このカードを選んだ方の中には、そういった状況にある方もいらっしゃるのかもしれません。

または、友達や家族、親しい人たちがあなたに向けて愛を差し出しています。いずれにしても、その愛を受け入れて、自分の中にも確かな愛が存在すると思い出すこと。

そうすることで、自分を極限まで追い込む癖がすっと消えていくような印象をもちました。

秋分点を迎えて

秋分の日を明日に控えて半年間を振り返ってみると、自分自身にもたくさんの変化がありました。大きな変化のひとつは、このnoteを始めたことです。

そのほかにもたくさんの事が変わりました。

変わらない事などひとつもない、そんなことを感じざるを得ない半年間でした。まさに変革の年です。

でも、不思議と変わっていないような気もするのです。自分の核の部分は、いつも変わらずにいるような感覚です。地に足の着かないふわふわとした性格なので、状況はいつも目まぐるしく変わっていくのですが(笑)、自分だけはいつも変わらずにここにある。

そんな不思議な感覚に包まれながら、今日は筆を置こうと思います。

それではまた!

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