なぜ話し合うのか ― 朝井リョウ『正欲』
「受け入れること」「理解すること」は傲慢なのではないか。
朝井リョウさん著『正欲』読了後にまずそう考えた。そして同時になぜ人は話し合うのか、何のために話し合うのかと疑問に思った。相手を理解する為か?はたまた意見の違う相手を受け入れる為か?
私はその両者は違うと思う。少なくとも、この作品を読んだ後はそれらに対して手放しで賛成することはできません。
この作品を読んで考えたことをざっくばらんに綴ります。
ネタバレがありますのであしからず。
また、用語使用に関しては最大限の注意を払っ