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Books。Stories。Movies。

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tokiの読書記録です。たまに映画も。
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#読書感想文

Me and Machismo. - Nov. 23, 2023

I sometimes feel a pang of guilt because I remember my fault to my ex-girlfriend. Thinking back, my negligence might have hurt her, and this experience stigmatized me as a person who unconsciously wielded male superiority. When I was a fres

O’Connorのすすめ。 - "The Geranium" (1946) by Flannery O'Connor

絶賛、修論に追い込まれ中のtoki。です。 気分転換に研究以外の本を読みたいな~と思って、積読の中からFlannery O’Connorの短編集を取り出しました。 今研究中の作家、RIchard FordがO’Connorをはじめとするいわゆる「アメリカ南部作家」の影響を受けているということで、論文で名前を出すなら一度読んでおいた方がいいなと思い、数カ月前に購入していました。 これまで「南部作家」に対して苦手意識を持っていたのですが、O’Connorの名作"The Gera

なぜ話し合うのか ― 朝井リョウ『正欲』

「受け入れること」「理解すること」は傲慢なのではないか。 朝井リョウさん著『正欲』読了後にまずそう考えた。そして同時になぜ人は話し合うのか、何のために話し合うのかと疑問に思った。相手を理解する為か?はたまた意見の違う相手を受け入れる為か? 私はその両者は違うと思う。少なくとも、この作品を読んだ後はそれらに対して手放しで賛成することはできません。 この作品を読んで考えたことをざっくばらんに綴ります。 ネタバレがありますのであしからず。 また、用語使用に関しては最大限の注意を払っ