噂話をされて本当に辛かった話

去年の秋頃からずっと会社を休んでいる。

前にnoteにも書いたパニック障害のためである。

パニック発作と抑鬱にひどく悩まされて一時は入院もした。

原因はずっと分からなかった。

プライベートでの人間関係がうまくいってないからじゃないかとずっと思っていたけれど、それが解決したように思えてもどこか釈然としなかった。

体調が良くなっていよいよ復帰という話が出た時も、何かモヤモヤとした不安が晴れずにいた。(主治医はこのモヤモヤが引っかかるとして復帰の時期を少し先に伸ばすと判断した)

この不安の正体について少し考えて見た時にひとつの辛かった経験を思い出した。

それはわたしのプライベートに関する噂話が社内で広まっていたことである。

相手が関係あることなので簡単に書くが、ある人とわたしの関係について有る事無い事噂されて、時には嘘の情報まで流された。

そんなことでこんなに会社を休むことになるなんて大袈裟では?と思われるかもしれないが、わたしにとっては精神的な苦痛以外のなにものでもなかった。

念のため言っておくが、噂された相手が嫌だとか噂された内容が真実かどうかではなく、仕事とは関係ないプライベートのことを社内で噂されたことが苦痛だった。

仕事をしている間も誰かが自分(たち)のことを噂しているんじゃないかという不安に付き纏われていたし、もちろん相手に迷惑がかかっているという意識もあった。(し、今もある。)

この気持ちを抱えたまま仕事をするのはとても苦しいことだった。仕事をしていても、目の前の人に対して抱かなくていいはずの疑念をどこかで抱いていた。

噂をしていた人はただの暇つぶしのつもりだったのかもしれない。今期始まった月9の話をするみたいに話していたのかもしれない。

だけど、わたしは自分の身体ひとつでは抱えきれないほどの苦痛を味わった。

わたしが身バレ覚悟でここまで書いたとしても、噂をしてしまう人には伝わらないと思う。あるいは読んで納得しても、次の日には身の回りの人のことを噂してるのだと思う。

これを読んで、噂をしてしまっていた人が考えをあらためてくれるのならこれほど嬉しいことはないが、それは難しそうなのでわたしからはひとつ、自分の周りで噂をされて苦しんでいる人がいたらその人の気持ちに寄り添ってほしいということだ。

「噂話をしたくなるのは仕方のないこと」とか「言ってる人も何も考えずに言ってるよ」とか「悪気はないんじゃない」とか「そんなことで大袈裟だよ」とかそういう言葉はできればかけないでほしい。

まずは噂をされて傷ついているという事実に寄り添ってほしい。

わたしは自分自身(あるいは相手)の傷ついた心に気づくことが出来ず、今はそのことを反省している。

これを読んだ人の周りで少しでも自分の抱いた感情に傷つけられる人が減りますように。

2022.04.28

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