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Happy birthday, dear dad in heaven.



7月19日

父の誕生日。
この日に、
自分の感情を残そうと思う。


2023年 5月

今年起きたこの1ヶ月間を
私は忘れることは無いだろう。


もう二度と経験したくない
苦難、葛藤、悲しさ、虚しさ、寂しさ。

人の死のリアルは、残酷だった。


末期癌であると医師から宣告を受け、
丁度1ヶ月でこの世を去ってしまった。


頑固であり、威厳という言葉がよく当てはまる父であったからか

「まだ生きてたいなぁ」

と嗚咽を漏らし、泣いていた姿が忘れられない。


日頃から怒りっぽい性格
小学生の頃は特に怒られていた。
ただ、お酒を飲むと陽気になり、
笑顔を絶やさない父を、
とても 思い出す。
叱られたり、厳しい言葉をかけていた姿なんかよりも
小さい頃の家族団欒、全力で剣道の応援をしてくれていた姿しか思い出せない。

父の最期
間に合ったのは私と母。
病院で夜の付き添いをしていた母と交代をし、すぐに容態が急変。


父と2人きりの病室で伝えたこと
遅すぎたよね。ごめん。
有難うをもっと沢山、もっと早く伝え無かったこと、一生後悔する。
どんどん症状が悪化して痛がってる姿が
見てられなかったのか、
信じたくなかったのか、
もっともっと寄り添ってあげたかったと思う。


それでも最後の言葉に反応してくれて、声を出してくれて、手を握ってくれて、
有難う。


今でも
ふと1人になった瞬間、
運転をしてる時、
夜布団に入って寝る前、
言葉には表せない虚無感が襲ってくる。

これは一生消えないのだろう。
それでも、残された私達は
もっと強く、
生きていかないといけない。


あなたの息子は、恵まれています。
素晴らしい環境で育って
多くの素晴らしい人達に出会えていて
これからも自分らしく、生きていきます。
私にこの素晴らしい環境を与えてくれたのは、
父さんと母さんです。
本当に有難う。


自分の生き方に納得出来るように、胸を張って
努力していきます。
「俺の息子格好良いな」
そう思って貰えるように生きるから、
天国で見てて。
「あなたの息子格好良かったしょ?」
得意げに言いに、80年後くらいに伝えに行くからさ。




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