ホネホネ山の見どころ99
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[南極ゴジラの新星・端栞里]
2021年春にマネージャーとして南極ゴジラに加入した、当時まだ高校生だった端栞里の、俳優としてのデビュー本公演となる今回。端栞里は南極ゴジラではグッと最年少なのですが、それが役どころともリンクしてます。
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[参考作品群]
グランドブダペストホテルを含むウェス・アンダーソン作品
大前粟生「おもろい以外いらんねん」
山階基「風にあたる」
木村和平「袖幕」
折坂悠太の心理
仕立て屋のサーカス
カネコアヤノのワンマンショー
チャトウィンの伝記
その他多数
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[愛里さんの声]
愛里さんのクレジット表記は"語り"。東京公演と演出が大きく変わるポイントのひとつです。
愛里さんの声・語りのうまさ、一度聞いたら撃ち抜かれると思います。
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[生カメラ]
今作は舞台上に俳優とクリエイターが共存してるのですが、そのひとりがフォトグラファーの金子仍さん。身近さと、遠い国、みたいなのが同居してる印象。金子さん自身もとてもかっこいい素敵な方です。
作品見れるよ▶︎ nao-kaneko.work/photography
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[劇場全体を巨大テントに]
学校の体育館に集められて劇を見たときのような空気感にしたくて、今回は劇場全体が巨大なテントのようになっています。「したてやのサーカス」という本を読んでアイデアの参考にさせてもらいました。
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[舞台となる架空の国と山]
物語は19世紀末から20世紀初頭の、ニュウマン帝国という架空の国を舞台にしています。ニュウマン帝国の東の果てにそびえるホネホネ山の山頂に、お客さんには来ていただく形になります。
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登場人物の名前
脚本を書くとき、まず劇のタイトルを決めて、次の登場人物の名前を決めて、そこからストーリーを考え始めます。むしろ名前を決めた時点で話の50%はできてると言っても過言じゃないです。今回は名前が決まった時にバチッと揃った感があったので、その時点で「これは面白くなりそうやぞー」と思っていました。
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赤星とQ
『桃源Q』は「恋とはお互いの思い度合いの不均衡」をメインテーマに、いろいろな世界における二人の人物の関係性を描いた生配信劇です。配信版は全9話、9人1役でキャラクターを演じましたが、その登場人物が赤星とQでした。
今作でお互いを強く意識し合う二人も「星」「“九“輪」と赤星とQを意識したものになっています。
ちなみに、第1作目の『贋作ジュラシックパーク』においてもQというキャラクターは登場しますし、星というキャラクターは『贋作ジュラ〜』『1996』にも登場します。星という名前が好きです。
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ラストシーンの台詞
以下にそのまま引用します。
これを先に知った上で、物語を追っていくのも、きっと楽しいと思っています。
実際台座に書かれてるわけなので、この世界の人たちにとっての共通認識はこのセリフの中にある内容だと思っています。
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恐竜三部作の二作目
1回目の本公演『贋作ジュラシックパーク』では誰もが知る大作映画「ジュラシックパーク」の世界観において、日の当たらない部署で仕事をするパークの従業員たちの群像劇をしました。2回目の本公演である今回は、恐竜を掘り出す人たちに焦点を絞って、化石発掘の史劇をしました。実はあと1作、恐竜の劇を考えています。恐竜と、一緒に暮らす人をやって、掘り出す人をやったので、あとはもう・・恐竜自身をやるくらいしか残ってないですよね・・。
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ブロントサウルス
今回重要な鍵となる恐竜・ブロントサウルス。けっこう訳ありな恐竜で、そこは昔僕が書いたコラムを参照します。
(ほんま日暮れるから、この辺からペース上げてくわな。)
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[九輪博物館]
劇中、九輪が語る九輪博物館。けっこう魅力的やからよく聞いて想像してみてください。でも自分の名前を博物館の名前にしてしまうのはよっぽど自分が好きなんだなという感じですね。
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[ほんものの博物館に行ってくれ]
これに尽きます。本物の化石はすごいから。
特におすすめは、東京だと国立科学博物館、大阪だと大阪市立自然史博物館。
遠くに行けるなら福井県立恐竜博物館。
でもみんなの地元にある博物館でいいよ。自然史博物館か科学館ね。
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[発掘道具]
発掘するときに使っているハンマーやミノは一人一人違っています。
南大阪の沿岸部にあった金物屋さんでそれぞれ選んで購入しました。
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[もえちゃんの衣装]
萌愛ちゃん演じるメアリーアニングの衣装は、高円寺の古着屋で買いました。あれ本当に大昔の人が来ていたもので、けっこうな値段がしました・・。
穴いっぱい空いてるわちょっと透けるわでちょびっち大変でしたが、もえちゃんの着こなしも相まってとってもヨカッタですね。
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[九輪発掘隊のバッジ]
実は九輪発掘隊、揃いのバッジをつけています。これは浅草のミリタリーショップで購入しました。配信だと、演者に近いから見えるかな・・?
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[パジャマは実際の日本軍のもの]
九輪が水を被るシーンではパジャマを着ています。このパジャマ、実際に日本軍で使われていたものです。めっちゃ安かったです。上野の軍ものの衣装が揃っている店で買いました。
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[微熱の衣装]
ちなみに微熱の衣装も上野のその店で買いました。あれ、元は漁師さんが海に使って漁をするときのものみたい。演じる栞里が歩くたびに、ゴワゴワ、ゴワゴワ、って音してました。
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[点々の髪型]
今回、東京と大阪でビジュアルが大きく変わってるのだけど、中でも特に変わったのが点々の髪型です。東京公演では自由の女神のようなおでこ全開の髪型で、大阪公演では綺麗に真っ直ぐに切り揃えられたボブヘアーでした。
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[オーウェンの髭]
東京公演→大阪公演でのいちばんの変化はやはりオーウェンです。東京公演では愛里さんが声で演じていたものを、大阪公演では松岡日紗乃ちゃんが実体としてオーウェンを、愛里は語り部分を声で担当いただきました。ひさのちゃん稽古日程があまり無い中、とても素敵に演じてくれました。演技以外で注目してほしいのはヒゲ。面白くなるぞーと思ってたら案外すごく似合ってしまって、自然でしたね・・。
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[おもちゃ箱]
映像の金子さんの近くにDJブースさながらに設置されていた机。おもちゃをいっぱい載せて溢れかえった部屋みたいになってましたね。
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[ブラウン管テレビ]
同じく金子さんの、ブラウン管で写した映像をビデオカメラで撮るという演出も良い味が出ています。南極ゴジラはブラウン管をめちゃくちゃ使います。南極ゴジラの映像担当はユガミノーマルで、ブラウン管が出てくるたびに彼が苦労してなんとか映像を映しているのですが、ここだけの話、次の公演ではブラウン管を4台使用する予定です。ユガミの気が狂わないか心配。
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[カネコアヤノの曲]
愛してやまないカネコアヤノちゃんの曲を劇中2回歌っています。
どちらも2幕で、「朝になって夢からさめて」と「さいごのいきのこり」です。
本作の舞台は20世紀初頭なので、カネコアヤノちゃんが産まれているわけは無いのですが、これは南極ゴジラが好きな手法で、劇中の年代では存在し得ない曲を登場させたり、恐ろしいシーンでわざと楽しい曲を流したり、お客さんにやや違和感を感じてもらえたらいいなと思ったりしています。
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[さいごのいきのこり]
バードマンがああなっちゃうシーンで歌う曲。これは大阪公演から追加されました。東京からもっと激しいシーンにしたくて、演者二人のやり合いをより過激にしたのですが、そのシーンで流れる曲はあえて少し愉快さも混じる「さいごのいきのこり」にしました。
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[girl in red]
開演直前、キャストやスタッフが舞台上にわらわらと入ってくるタイミングで流れていた曲と1幕の最後で流れている曲は同じ曲で、girl in red というアーティストのものです。瑠香が歌っています。
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[音楽隊]
ピアノ・ボーカルの瑠香、ギターのますこ、パーカッションのU乃ちゃんで構成される楽器隊による生演奏がお芝居全体のスパイスになっていました。映像で見れるか微妙ですが、彼女たちもお揃いの金のバッジをつけています。オールドテイストの衣装にも注目してください。
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[ギターのエフェクター]
これ完全に配信はおろか劇場でも見えなかったと思うんですけど、ますこが南極ゴジラの公演の時に毎回持って来るエフェクター?っていうんですかね。アタッシュケースみたいな入れ物に中にいろんな色のリモコンみたいなのが入っていて、それがめっちゃかっこいいいです。公演の時に今度見せてもらってください。
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[舞台転換]
今回、劇中で何度か舞台転換がありますが、いちばん大きなのは1幕と2幕の舞台転換。舞台監督チームが知恵を絞ってくれて、1幕はごちゃごちゃ、2幕はそれを全部とっぱらいたいという無理難題を叶えてくれました。
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[時間の飛び]
そうですそうです。大事なこと言い忘れてました。
劇中で、時間を飛ばすのが好きで、それをどう見せるか。みたいなのを今回はすごく意識して、脚本を書きました。
『贋作ジュラ〜』の時に途中で半年飛んで、舞台上の部屋が冬の仕様から夏の仕様に変わるというものをやったのですが、今回は時間が流れた感じをもっと強く出したい。
ここ、若干ネタバレを含むので注意なのですが、『ホネホネ山〜』では1幕の最後に九輪が死にます。これは史実的には違ってて、全然普通に、二人ともおじいちゃんになるのですが、今回は物語の対立構造の主軸である九輪を死なせてしまって、いったん史実を終わらせる。そこで休憩を挟んで、一気に11年の時間を経過させて、登場人物も一新して、演出の雰囲気も大きく変える。ということにチャレンジしました。この構成はいろんな人に褒められたし、個人的にも気に入っているので、成功で良いんじゃないかなと思っています。
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[1幕の時間の流れ方、2幕の時間の流れ方]
1幕はホネホネ山山頂を舞台にしたワンシチュエーション。照明の使い方や物語の運び方、舞台上にいるキャストたちの生活の雰囲気で「実際には1年が経過しているけれど、長い一日を見ているよう」を意識しました。
反対に2幕は、駅、鉄道、幽霊屋敷、ホネホネ山、と色々な舞台を巡りますが、実際にが一日の出来事です。「実際には一日しか経過していないけど、1年ほどの時間が経過しているよう」を意識しました。
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[舞台上にいる照明家]
音楽隊・フォトグラファーと同じく、今回照明家の渋谷日和ちゃんも舞台上にいます。舞台上で役者の演技に合わせてワークを施していく、というのが音楽や映像はとてもわかりやすく、お客さんにも伝わりやすいのですが、照明となると、その場で作っていけるものは限られている、ということでちょっと難しかったです。でもひよりんがたくさんアイデアを出してくれて、ランプやローソクや電飾を劇中にどんどん施していくのが楽しかったです。1幕の化石争奪戦では新しい化石を見つけるたびに19世紀末のカメラマンのようにフラッシュを炊いてくれました。
(何かやり方を変えないと・・このままだと絶対99個間に合わねえ・・)
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[焚き火]
舞台監督チームが入魂で作ってくれた。最高の出来。星の場所からはずっとバーベキューの匂いしてた。(借りてた家のベランダの床が焦げた)
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[テント]
1幕途中のテント大転換は見もの。
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[水被るシーン]
水被るシーン。うまく行く日とうまく行かない日があった。配信でもチェックしてほしい。
ここからは僕や劇団員が骨董屋やWEBを回ってかき集めたお気に入りの小道具類を紹介。
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[点々が乗っている馬のおもちゃ]
※これは東京公演の時にはなかったものです。大阪で追加した
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[木製のはしご]
高円寺の骨董屋で購入。めっちゃ雪の日やったから大変やった。
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[でかい寸胴]
九輪発掘隊が食事の時に使ってた寸胴。和久井が謎ルートで仕入れた。
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[花に水をやってた水筒]
配信映像だと冒頭に出てくるやつ。骨董市で買った戦前のもの。熱殺菌してないからほんまに飲み物入れて飲んだら死ぬらしい。
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[木箱A]
ジモティーでかき集めた。
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[木箱B]
ボーナスタイム突入!
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[木箱C]
木箱もっとあれ!
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[木箱D]
木箱これで終わり。あと30個くらい木箱使ったらよかった。
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[カンフーのベンチ]
無印で購入した。これはこんにちの私物。桃源Qでも多用した。
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[星が使うシャカシャカなる銀色の毛布]
NASAでも使ってるやつらしい。ほんまか?
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[拡声器]
かっこええわな!キングヌーみたいやわな!!
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[劇場に吊られた電球]
舞台上はもちろん、劇場全体に電球が吊られています。これはヒヨリンのアイデアで、舞台と客席の境目をなくすという意図で取り付けられました。1幕の終わり、彼が撃たれるシーンで電球がビカビカ!と激しく点滅するシーンはよかったです。
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[ウェスアンダーソン作品]
かなり影響を受けています。特に「グランドブダペストホテル」、僕が大好きな映画です。愉快さと、寂しさがずっと画面いっぱいに溢れている映画です。ちなみに、上に書いた電球のシーンは最新作「フレンチディスパッチ」のある場面からインスピレーションをもらいました。
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[山階基さんの短歌]
今回たくさんの作品から影響をもらいつつ台本を書きましたが、ウェスアンダーソンに加えて、山階基さんの歌集にも大きな影響を受けて、台本書いてる時に常に持ち歩いていました。特に好きな歌を二つほど紹介させていただきます。劇を思い浮かべると、なんとなくそんな感じがするんじゃないかなと思います。
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[化石を模した天然の流木]
劇中、流木を化石として使っていました。全部天然の流木です。合宿所の近くの川にみんなで拾いに行って、洗って、恐竜の骨に見える角度を探しました。ブロントサウルスの頭とか、すごいから見てください。
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[エラスモサウルスの全身骨格]
舞台上の化石で唯一、エラスモサウルスはダンボールで作られました。吊るされるやつです。一番精巧な部分である頭骨はTGWが作りました。
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[エラスモサウルス事件]
第1幕の第1章のタイトルにもなっているエラスモサウルス事件。これは実話で、化石戦争の中でもかなり有名なエピソードです。
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[実際の化石戦争]
化石戦争をモデルにしている今作ですが、実話ベースでいけるところはけっこう脚本に盛り込みました。脳みその大きさ比べや、スパイの話なんかも本当です。
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[マノスポンディルス]
劇中、マノスポンディルスという恐竜の名前が登場します。星が発見するこの恐竜ですが、実は誰もが知っているティラノサウルスです。元々は別々の恐竜と考えられていた2種類ですが、実際は同じ恐竜だと後から判明。マノスポンディルスが先に見つかったいたにも関わらず、TーREXがあまりにも有名になりすぎたから名前を譲ることになります。かわいそう。
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[ブロントサウルスの復活]
それでいうと、前半でも一度出てきてますが、ブロントサウルスはそこから見事に復活を果たした恐竜です。こういう名前の問題、最近でもチラホラあるみたい。
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[化石戦争の一番激化シーン]
途中、競技みたいにして星と九輪が化石を発掘しあうシーンがあります。あそこで名前が挙げられる恐竜の名前は基本的に本物です。一部、数が足りず、僕が勝手に生み出した恐竜の名前もあります。どれが本物でどれが偽物か当ててみてください。
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[恐竜ラップ]
1幕の最後の場面で登場人物たちが口ずさむ恐竜のラップみたいなやつ。僕が恐竜の名前を指定して、それを瀬安とユガミがラップのリズムにしてくれました。
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[バードマンの人間性]
思いのほか、人気のキャラクターだったバードマン、書いてるときは「とんでもないやつだなー」と思っていたのですが、実際にユガミが演じると人間臭いキャラクターになっていましたね。バードマンのモデルは彼自身です。かなり誇張はしてるけど。
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[マーシュとコープ]
星と九輪のモデルになっている19世紀の学者、マーシュとコープ。化石戦争を起こした張本人たちです。でも星と九輪でどっちかどっちとかは無いです。モデルとなった二人が持っている特性をいい感じでバラけさせてるからです。
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[リチャード・オーウェン]
リチャードオーウェンの亡霊というキャラクターが登場します。リチャードオーウェンは実在する人物で、キャラクター像も史実そのままです。実際は頑固ジジイという感じだったのですが、女性が演じたことで可愛げのあるキャラクターになっていました。映画「ジョジョラビット」におけるヒトラーのような存在感を意識しました。
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[幽霊が見える?]
星と微熱、それぞれ特定の状況において幽霊が見えるキャラクターです。星は薬で、微熱は秘密道具によって見えています。あれは本物の幽霊なのか、幻覚なのか、どっちやと思います?
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[メアリーアニング]
萌愛ちゃん演じるメアリーアニングの亡霊。とてもチャーミングで異彩を放ってました。メアリーも実在の人物で、昔は珍しかった女性の古生物学者ということでよく映画とか本に登場します。最近だと「アンモナイトの目覚め」という映画でモデルにされていました。映画面白いですよ。
60/99
[糸杉美羽太郎]
2幕になって登場する糸杉美羽太郎。もともとはブルースチャトウィンという昔の冒険家をモデルに、と考えていたのですが、ミワチヒロ君が演じるということで、彼に沿って当て書きしていく中で全然違うキャラクターになりました。
61/99
[熊のティグラトピレセル]
4章のタイトルにもなっているものの、実際には登場しない熊・ティグラトピレセル。前述のブルーチャトウィンが書いた『パタゴニア』という小説で、はじめて人に飼われた熊の話が出てくるのですが、それを参考にしました。
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[幻のキャラクター]
『パタゴニア』は紀行文学の名著と呼ばれています。パタゴニア内のエピソードで、とある先住民の国に一般人が入っていって、その人がその国の王様になる話が出てきます。その一般人を登場させたかったのですが、もうこれ以上は盛り込めないということでカットしました。
(このままだと配信が終わってしまう・・もうあの禁断の技を使うしかない・・!)
ここからは、登場した恐竜たちを全身骨格の画像付きで紹介していきます!
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[エラスモサウルス]
64/99
[ステゴサウルス]
65/99
[フンの化石]
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[レプトケラトプス]
67/99
[モノクロニウス]
68/99
[トリケラトプス]
69/99
[スティラコサウルス]
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[ブロントサウルス]
ここからは第4章の化石戦争激化シーンにて登場する恐竜
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[アンキサウルス]
72/99
[カマラサウルス]
73/99
[ケラトサウルス]
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[マノスポンディルス→その後ティラノサウルスに統合]
75/99
[ラエラプス→改名:ドリプトサウルス]
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[アトラントサウルス]
※19世紀の実際の化石戦争で発見・命名されたものの、今では、実際に存在するのか疑われている※
77/99
[クレオサウルス]
※19世紀の実際の化石戦争で発見・命名されたものの、その後、何かしらの理由で抹消されたため、姿の記載なし※
78/99
[ドリオサウルス]
79/99
[アガタウマス]
※19世紀の実際の化石戦争で発見・命名されたものの、その後、実際に存在するのか疑われている※
80/99
[ポリオナクス]
※19世紀の実際の化石戦争で発見・命名されたものの、その後、何かしらの理由で抹消されたため、姿の記載なし※
81/99
[パソソス]
※架空※
82/99
[ペソソソス]
※架空※
83/99
[ガリミムス]
84/99
[アロサウルス]
85/99
[トリケラステゴサウルス]
※架空のキメラ恐竜パート1※
86/99
[ステゴトプス]
※架空のキメラ恐竜パート2※
85/99
[ディラコドン]
※19世紀の実際の化石戦争で発見・命名されたものの、その後、何かしらの理由で抹消されたため、姿の記載なし※
86/99
[ドルニトレステス]
※実際の恐竜をモデルに架空の名前※
87/99
[カンプトサウルス]
88/99
[パラサロリウス]
※実際の恐竜をモデルに架空の名前※
89/99
[ヘスペロルニス]
86/99
[イクチオステガ]
87/99
[イクチオルニス]
めっちゃ鳥やないかい
88/99
[バルカルドントサウルス]
※実際の恐竜をモデルに架空の名前※
89/99
[レストルニス]
※19世紀の実際の化石戦争で発見・命名されたものの、その後、何かしらの理由で抹消されたため、姿の記載なし※
90/99
[ノドサウルス]
91/99
[パタゴニサウルス]
※架空※
92/99
[ペウロセルス]
※架空※
93/99
[エレソセニア]
※架空※
94/99
[ドゥリンケル]
※架空※
95/99
[アデロバシャロアス]
※架空※
96/99
[アンキロサウルス]
97/99
[アンキロサウルスの尻尾の先]
98/99
[メアリーが発見した魚竜・イクチオサウルス]
99/99
[最初に見つかった恐竜・イグアノドン]
以上です。
99個も見てくださってありがとうございました。
『ホネホネ山の大動物』見どころたっぷりです。