未だ進化し続けるHip-hopという文化。歴史を振り返り、学ぶことの大切さ。
初めまして、インドアです。笑
12月23日時点で、初の投稿となります。普段はダンス やゲーム配信等を行なっておりますので更新頻度は恐らく低めですが、自分自身が感じた事・考えた事を記す為に書き残しておこうと思います。
自己紹介はこの辺りにして、本題に入ります。
*Hip-hop文化の生誕
早速本題に入りますが、皆さんは元々Hip-hopがどのようにして誕生したかをご存知でしょうか。恐らくHip-hopを根から愛してる方などは存じてると思いますが、昨今のラップブームにて最近Hip-hopを知り始めた方も結構いるかと思いますので、ザックリ説明します。
1970年代初頭、ニューヨークのサウス・ブロンクス地区でHip-hopが生誕
貧困でドラッグに溺れる人、ギャングたちが多い地区であり、古くボロボロな建物が並ぶ町でHip-hopという文化が生誕しました。
当時はディスコが流行ってましたが、貧困の若者達はディスコに遊びに行くお金がない厳しい生活でした。
そのため自宅からターンテーブルを持ち出し、公園などでDJがレコードを回し、ダンサーは踊り、MCはラップを披露、グラフィティーアーティストは建物や列車に絵を描くようになりました。
このように、貧困な若者達がお金がかからない遊びとして流行ったのがHip-hopの始まりとなります。
ここで大事なのが、Hip-hopの要素になります。
ひとまず1番覚えて欲しいのが、Hip-hopで大事な要素は、下記の四大要素となります。
(九大要素までありますが、それは別の機会に)
1→DJ
2→MC(ラッパー)
3→B-boy(ダンサー)
4→グラフィティ・アーティスト
近代でも「1」「2」「3」に関しては馴染みある要素であるかと思います。
(グラフィティに関しては最近減ってきてる、、、)
*近代に至るHip-hopの影響とは
【各時代で著した有名なMC達】
貧困でドラッグやギャングに塗れた町と化してるサウス・ブロンクスは、ギャング間の抗争も頻繁に発生しており、死者も沢山出ました。
近代でもダンスバトル・MCバトルなどのバトル文化が日本でも流行しましたが、そこに根付いてる背景には、偉人達の活動がありました。
ギャング間での"殺し合い"での決着ではなく、競争で平和的決着をつけるようにする為、アフリカ・バンバータを初め、当時生きてた方達が築き上げてきたからこそ、今のHip-hopがあるというわけです。
1970年代から現在に至るまでの経緯につきましては、色んな重要な事があり、Hip-hopの文化を理解する為に大切な所になる為、後日記載を予定してます。(いつになるかは不明だが、、、)
ざっくり時が流れ、Youtubeなどの動画配信サービスが浸透し、今現在Hip-hopから誕生したものが幾つかあります。
・AB-boy(アニソンで踊るb-boyの名称)
・lo-fi Hip-hop、Jazzy Hip-hop
・ポエトリーラッパー(詩を読んでいるように歌うラッパー)
そして、個人的に1番衝撃を受けたのが、2024年のオリンピックで、「ブレイクダンスバトル」が競技として取り入れられたことですね。
これに至っては、色んな著名人から賛否両論分かれております。
今までダンスは芸術だったのが、それがスポーツに変わるのはどうなのか?
そもそも、芸術の定義は何なのかってところですが、とってもザックリ説明すると、
媒体となるものを通して、自身の内面にあるものを他者に伝えること。
・絵→描く物を媒体にし、自分が描いた絵を伝える
・ダンス→体を媒体にし、音を伝える
絵とダンスって伝え方や媒体が異なりますが、自身の内面を表現していることに変わりはないのです。
今まで芸術として広まったBreaki'nが、スポーツとして扱われることにより、これまで築き上げた歴史や文化が無くなってしまうのではないかという懸念が挙げられてるわけです。
しかし、今までの歴史を振り返ってみると、"殺し合いでの決着"ではなく、競技として平和的決着を着けるという行動が、いつの間にか世界競技として認められたというのは、とても大きな一歩ではないだろうかと感じます。
正直、どれが正解なのかは解りませんが、
賛否両論どちらも間違えではないのは事実。
過去に活動していた偉人達が全力で残してきたものが、後世に引き継がれて変化しながら文化は発達していく。
これからどういうシーンになっていくのか、自分にできる事を精一杯やって、築いて行きたいと考えてます。
"歴史を知るということは、この先何を学び、築き上げるのかを自分で導き出す力を身につけるためである"
Hip-hopという文化に携わる中で、自身で何を学び、築き上げてくことが出来るのか。
常に自問自答し、行動していこうと決心。
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