魂は売るな

「絵に上手い下手はない。
あなたが描いたそれは、あなたの絵だから」

絵が上手い人がわりと共通して言うことだ。

私は絵を得意としないし
自分が表現したいものを絵で表現できた試しがない。

その代わり、言葉は綴りたいと思う。

私が絵より言葉に重きを置いているからだろうか、
はたまた、
ネットがそもそも文字で構成されているからだろうか、
世の中には
絵の上手い書き方よりずっと
文章の上手い書き方が溢れているように思う。


私は今、本当にまっさらな状態で
何かを書けるだろうか。

まっさらな状態で書けるとしたら

私が本当に言いたいことはなんだろう。

たくさんの情報に惑わされずに

人の視線や評価に惑わされずに

今言いたいことはなんだろう。


最近はずっと
そんなことを考えている。


そんな中でふと
「魂は売るな」と声がした。


そうだ。魂は売ってはいけない。

どんなに笑顔を売ろうと
どんなに媚を売ろうと

どんなに愛想を売ろうと

魂だけは売ってはいけない。

私はこの心臓とこの魂とで
死ぬまで生きていくのだから。


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