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胸を張って

頑張って頑張って生き続けたら

生きていることに疲れて眠りたくなる。


自分でも不安なほど

眠りたくて仕方がなくなって

ずっと眠り続ける。


不安でも、それでいい。


眠り続けたらそのうち

眠り続けることにも飽きてくるよ。

眠り続けることに飽きたら

自然と体は起き上がるから。

そうしたらまた、生きてみればいい。


過去のことを思い出してばかりいるのなら

思い出していればいい。


過去に固執するなとか

周りはいろいろ言うけれど

周りの声は気にしなくていい。

そのうち思い出すことにも飽きて

今日の夜はどのアイスを食べようかな

なんて考え出すから。

どんなに美しい思い出も

どんなに甘く優しい思い出も

どんなにかなしい思い出も

思い出すだけ思い出せば

振り返るだけ振り返れば

再生しすぎてすりきれたビデオテープみたいに

頭の中ではもう再生されなくなっても

思い出そのものは心の中に残るから。



眠りたいだけ眠ればいい。

頑張りたいだけ頑張ればいい。



だけどそんなことやってたら

きっと怠け者だと思われる

なんでそんなことしてるのって言われる

きっと話し相手にもしてもらえない

なにかを成し遂げないといけない

なにかをしていないといけない

そんなこと思ってたけど

そんなことなかった。

新しく出会う人はみんな

そんなに他人に興味などない。

本当は

近しい人でも

興味のない人がほとんどだろう。


わたしはそんな人たちの目ばかり

目に見えぬ目ばかり気にしていた。

わたしにとって

一番大事な人
一番嫌われたくなかった人
一番失いたくなかった人
一番すべてを伝えたかった人

もうその人は、いないのだ。

いないから

生きていることが虚しかった。

だけど

そうだ

いないからこそ

もう誰になんと思われてもいいと

そう思えたら

人の視線にも評価にも
興味をなくしてしまえたら

どんなにいいだろう。

大事だったその人の存在を
そんな風にチカラに変えられたら

それで生きていけるなら

こんなにいいことはないじゃない。



たとえ

文章を綴らない日だって

インスタにあげる写真なんてない日だって

楽しい出来事がない日だって

友達と遊ばない日だって

子育てしてなくたって

結婚してなくたって

仕事をしてなくたって

眠り続けた日だって

誰かから見たら何もしてない一日だって

誰かに伝えようとしたら

何もなかった一日だったと感じたって


君がいなかった日なんて一日もない。

君が生きてなかった日なんて一日もない。

そうでしょ。



君が君であることに

胸を張ろう。





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