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ロキマス2023 雑記

始めに

改めまして、ロキマス2023お疲れ様でした!
ロック系のアレンジが基本の自分にとって、参加するのを待ち望んでいたイベントですし、一視聴者としても楽しい2日間でした。

私は1日目の3番目で、Pretty Liarのバンドアレンジで参加させてもらいました。
単品動画は↓

そして、Pretty Liarのイベントから5周年、おめでとうございます!
正直に言いますと、完全に狙って作りました。自分のラッキーナンバーが5なこともあり、もともとPLの5周年のタイミングでRemixを作る予定でした。そこにロキマスのタイミングが重なったので、それならばといった流れで参加を決めました。

PLアレンジでやりたかったこと

今回Noteを書いている理由は、以下のツイートの詳細を知り合いに話したところ、「どこかに書いた方がいいのでは」と言われたからでした。

結論から話すと、
「Bメロのコード進行を分数コード連発にして、
元のコード進行はおしゃれなもの、ルート音の進行はよくあるものにし、
PLのコミュにあるような『本当の自分と偶像の自分のズレ』を表現する」
ということが、私のやりたかったことです。

実際に使用した「VIm - IIm/IV - V/I - I/V」を分解すると以下のようになります。

元のコード進行:VIm - IIm - V - I
ルート音の進行:VIm - IV   - I  - V

ルート音の方はロックでもよく使用される6415進行です。それに対して元のコード進行は、ジャズ御用達のおしゃれな進行として有名な6251進行を重ねています。
このような分数コード(分数進行?)を、有名な進行の組み合わせでいい感じにできないかトライして、結果採用したのが上記の進行になります。

実際の演奏に言及すると、1番Bメロでのベースはルート弾きのみ、バッキングギターもルート音のパワーコード弾きです。それに対して、リードギターは2~4弦で6251進行の7thコードを鳴らしており、弦楽器3本で分数コードを組み立てています。
(だから厳密には、VIm7 - IIm7/IV - V7/I - IM7/V)
ラスサビ前のBメロだと、リードギターにはやりたい放題させる極地としてソロにしたので、ベースは変わらずルート音のみまま、バッキングギター1本で分数コードを弾いてます(なお、弾きにくかったので、一部7thコードじゃなくした模様)。

ドラムについても、音域による階層構造を意識していて、低音領域のバスドラムは4分で等間隔に刻みつつ、中高音領域のシンバル・スネア・タム辺りは音飾になるような叩き方をしています。
ここは藍坊主の『ハローグッバイ』のイントロ~Aメロ前半をパクリ参考にしました。

そんなこんなで、Bメロの構築に一番時間がかかり、それ以外は雰囲気と直感で「こうするのが良さそ~」と言いながら作ったのが今回のアレンジでした。正直、こんなこと思いついてアレンジするのは最初で最後だろうとも思いつつ、やれることはやり切ったので個人的にも満足しています。

次回作はいつになるのかわからないし、こんな突拍子もないことをしているとも思えませんが、またRemix・Rearrangeを出した際には聞いてもらえると嬉しいです。

それではまた、どこかで



蛇足ですが、本家のPLはサビ以外がEbメジャーキー、サビがEbマイナーキーだったりします。本家も実はキーで表裏を表現していらっしゃった?ただの深読み?

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