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FEEL SPECIAL 003(シルエット)

こんにちわ! ISSUEちゃんです!!

今回はニットポロシャツ「FEEL SPECIAL」の「シルエット」の隠し味を解説します。

シルエットの隠し味は主に下記の3つです。

1.ポロ襟

2.身幅、身丈、肩幅(全体的にゆったり目)

3.肉感

1.ポロ襟について

ニットポロシャツが映えるか映えないかの最大のポイントは「襟」に有ります。

「シンプルな服装なのにカッコいい!!」と言われる人は、

「このTシャツもジーパンも適当に選んだだけだよぉ~♪」とか言ってますが、

コレ、かなりの確率で「嘘」です!

そういう人は自分が一番格好よく見えるように日々自分と自分のスタイルを細部まで研究しています!

ポロシャツというシンプルなアイテムにおいて決定的な差がつくポイントは、

「襟」です!!

Canvaで作った私のデザインを見てみてください!

ポロシャツには「襟」があります。

この「襟」首にそって立ち上がらせるのが首回りを綺麗にみせるポイントです。

台襟とはイタリアシャツで用いられる伝統的な襟の製法ですが、

どういうことかと言うと、

台襟 (1)


普通のポロシャツは襟が平坦に取り付けられています。

それと比べると、下の台襟有りのポロシャツはより襟が持ち上がり形状が立体的になっています。

しかし、ニットのポロシャツで襟を立ち上げるとなると更に難易度が上がります。

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そこで、FEEL SPECIALの襟は赤枠の部分を「密度が高く張りのある編地」にして、

「青枠の部分の編地を普通に戻す」事により、襟が綺麗に立つような工夫をしています。

私が知る限り、ニットポロシャツでは英国老舗ブランドである「John Smedley」のみがこの襟の作り方をしています。

2.身幅、身丈、肩幅(全体的にゆったり目)

ではなぜ私が「John Smedley」のニットポロに納得がいかないのかと言うと、

「シルエットがタイトすぎる」事です。

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上記は「John Smedley」の「Modern fit(ゆったり目)」のサイズ表です。

襟と胴はリンキングで縫製💪

対して、「FEEL SPECIAL」のサイズ表です。

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身巾の1㎝~2.5㎝の違いはシルエットに与える影響が大きいです。

また、身丈はオーバーサイズの服が流行っている現代風に長くとっています。

肩幅にも余裕を持たせています。

今のファッションはパンツにしろスカートにしろオーバーサイズが流行りです。

この流れに関して、若者程大袈裟に表現する必要はないですが、大人も参考にすべきポイントです。

(今はピタピタがちょっとダサくなっています。)

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私は「休みの日に私服にも合わせて着れるニットポロシャツが無い」と思ったので、

このようなサイズ感で商品を作っています。

ピッタリ着たい人はワンサイズダウンで買って貰えるとしっくりくると思います。


3.肉感について

最後にニットの肉感についてです。

「FEEL SPECIAL」は「1枚で様になる」がテーマです。

なので、一般のニットポロシャツよりやや肉厚に作りました。

ここで単純に太い糸を使用するとカジュアルに見えてしまいます。

太い糸を使用する代わりに、細い糸を3本同時に編みこむことで綺麗な目面としっかりした肉感を両立させています。

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一般的には糸は細くなればなるほど値段は高くなり、扱い辛くなるのでこんな作り方はまず採用しません。

「1枚で様になる」為に誰も意識しない事では有りますが、こんな部分にも隠し味を仕込んでいます!

あとがき

いかがでしたでしょうか?

このFEEL SPECIALにはシルエットにも色々なコンセプトを込めています。

一見、ポロシャツのようなシンプルなデザインの服でも、ブランドによってこだわるポイントは様々です。

私は部屋着でも仕事でも快適にリラックスして着れるけど、「あれっ?あの人なんかオシャレやな」みたいな服が好きです!

着てくれる皆さんにとって、そんな服にFEEL SPECIALがなっている事を願います。

それでは!!

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