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コロナワクチン アナフィラキシー発症17例

新型コロナウェルスワクチンでアナフィラキシーを起こす例が3月9日時点で、17件確認された。
ワクチン接種の実績は3月9日までで107558回と報告されているので、100万回中158例となり役0.016%程の発生率となる。

アナフィラキシーとは何か?

アレルゲン等が身体に入ってくることによって、2つ以上の臓器に、そして全身にアレルギー症状が起こる、いのちに危険が及ぶ可能性がある過敏な反応』と定義されている。

2つ以上の臓器とは?
身体をそれぞれのパーツごとに考えるとわかりやすい。

1.皮膚 (じんましん、赤くなるなど)
2.呼吸器 (咳やぜいぜい、呼吸が苦しくなるなど)
3.循環器の症状 (血圧がさがったり、意識障害を起こすなど)
4.消化器 (何度も吐く、つよい腹痛など)

このような症状の内、二つ以上の臓器に症状が急速に広がるのがアナフィラキシーである。

アナフィラキシーショックとの違い

アナフィラキシーとアナフィラキシーショックは一見同じように思えるが、大きな違いがある。
アナフィラキシーの症状にプラスして血圧低下や意識障害を伴う場合がアナフィラキシーショックである。
つまり、アナフィラキシーが発症してもアナフィラキシーショックとは言えないという事です。
アナフィラキシーは速やかに対処することによって回復することが多いです。

例えば、ワクチン接種後にじんましんがたくさん出て、同時に呼吸が苦しくなった場合はアナフィラキシーですが、血圧がさがったり意識状態がしっかりしていればアナフィラキシーショックでは無いのです。

『アナフィラキシー』と『アナフィラキシーショック』が同じものであると混合している人は多くいると思います。

誤った認知による今後のリスク

私自身もアナフィラキシーとアナフィラキシーショックは同じものであると思っていました。
これから先、TVや新聞を通してアナフィラキシーの発症がどんどん取り上げられていくと思います。
それによって世間の人がワクチンは危険だ、接種しない方が良いと安易に判断してしまう人が出てくる危険性がある。
アナフィラキシーの危険性とコロナウィルスの危険性を正しく判断し、行動を促す必要がある。
今後のメディアの報道でもアナフィラキシーとアナフィラキシーショックの違いを分かりやすく報道してほしいと願っています。


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