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単焦点の罠 〜機材投資の勘違い〜

最近プライベートでも食事をササッとでも撮る癖をつけ始めてます。

皆さんに見せられる写真じゃないと…そう思い込んでいたんですが、まずは”写真撮っている人”という認識をしてもらいたいのもあり、あげていくことにしました。

とまあ言い訳は程々に

クイズです

以下の写真、その日に使ったり、防湿庫に入れそびれた機材を使ったのですが、以下の写真どっちが高いレンズ使っていると思います?

↑写真A

↑写真B

条件

ちなみにボディは同じ、F値もシャッター速度も大体同じだったと思います。クリップオンを一灯ボディにポン付けしている所、出力も同じです。

※同じ被写体じゃなくてすみません…今度同じ被写体別レンズで試してみます!

どちらも夕飯時に作ったので自然光はなし、クリップオンとキッチンの照明(LED蛍光灯色)です。

ちなみに使ったレンズ

どちらかが

EF 50mm F1.8 STM(約2万円)↓

もう一方が

EF 100mm F2.8 MACRO(6万ちょい)↓

この時点で焦点距離が違うのでわかっちゃう人はわかるかもですね

価格差約3倍となるわけですが…

正直違いわかります?

答えは












写真Aが50mm

写真Bが100mm

本末転倒ですが、違いわかります?おそらく相当経験がある人とかじゃないとわからないと思います。

なんとなくBのが良いなって思った方はその感覚は無理に言語化しないほうが良いと思います。(言語化の弊害もありますし…これについてはまた後ほど)

結論として

めっちゃこだわりまくる人以外は別にやっすいレンズで色々撮ってみると良いんじゃないか説

更に

別に高いレンズを使ったからと言って腕が上がるわけでも無いです。

長い前置きでしたがプロになりたい方や上達したい人向けとして

単焦点の罠とは?なんぞや

見方によっては単焦点レンズを使うことで上達の妨げになることがあります

例として…

以上2枚、状況は同じレクチャーをしているところですが一枚目は雑多な感じ、二枚目はしっかりメインとなる被写体、使い所ををしっかり意識した写真になります。(ウェブ用素材なので少し四隅にスペースを空けています)

ボケはある意味自動取捨選択装置

写真ってよく言われていますが情報伝達ツールのひとつなのでノイズ(メインの被写体以外)が載るとうるさく雑多な写真になってしまいます。

なので”引き算をしなさい”的な事言われませんか?

ノイズを光学的に引き算してくれるのがボケ、要するに前後情報の排除をしてくれます。

キットレンズなどに比べて単焦点レンズは例外除き、開放付近で撮ればとにかくボケます。

となると

→構図とかあんまり考えなくても前後情報の引き算を自動的にしてくれる

ともとれます。

講義の内容によりますが、私が写真を教えるときには、キットレンズを使って構図の基礎を説明させていただきます。

もちろん写真を楽しむ上で単焦点はまた別の世界を見せてくれるツールなので持っていて損はありませんが、上達したい方は

縛りを設けてみる

例として単焦点持っている方は絞って使ってみると良いかもです。

単焦点も上達を助けるツールになります、というのもズームレンズと違ってズームができないので焦点距離に対する感覚を養うこともできます。

いつもよりも前後の情報を意識して、自分が見た風景や被写体のどこをメインにしたいのかを再考するいい機会になると思います。

今日はこんなところで…

なぜプロが高いレンズ使うのかは色々あるので時間あるときにまとめてみますね。

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