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GF-BH5 レガシィはどこまで行けるのか。

スバルのレガシィツーリングワゴンは、レヴォーグに後任を任せ、販売ラインナップからも引退したロートル車。

そのロートルの中でも、1998年〜2003年に販売されたのが3代目ツーリングワゴンの BH5 です。

水平対向とかいう変なエンジンを積み、そこにシーケンシャルツインターボとフルタイム AWD を組み合わせたモデルは、どノーマルであっても驚異的な街乗り燃費を誇ります。

8km/L 〜 9km/L の悪質な燃費でハイオクを撒き散らし、平成10年や平成12年の排ガス規制でガスを吐き出す快感は、今の車では味わえません。



1 過走行もいいところ

10年10万キロや残クレ3〜5年で車を乗り継ぐ昨今、私は GF-BH5C の 2001年モデル Blitzen を中古で買って来ました。
金ねンだわ。

走行距離 123,000km だか 126,000km だか 128,000km の過走行車。
本体が 18万円で車検切れ、初年度登録が平成13年というお年寄りです。
初めての自家用車、中古車にはうってつけの代物でした。
初めての車両なんて絶対ぶつけるんだからさ。

それが 10年くらい前の話。

今や 250,000km を ODO が突破し、走ってるだけでどこかしらがビビっています。

2 たくさん壊した

とにかく壊しました、この BH5 は。

まずはラジエーターのアッパータンクから。

BH5 の持病その1です。よくあるやつ。
冬に家族に貸したんですね、BH5 を。
そしたら始動時に「甘い匂いがして」って連絡が入りました。
ボンネットを開けてみれば、アッパータンクの隙間に翠色の水溜りがあったそうです。
初故障はラジエーターでした。

ついでにヘッドカバーのオイル漏れ。

EJ20 の持病です。これもよくあるヤツ。
ラジエーターがお漏らししてディーラーに投げ込んだら発見されました。

他にもドラシャのブーツがバイバイしてたり、エアコンのプーリーも死んでたりして10万以上かかった気がします。

これが買って1年経ってないヤツなので、相当ジジイって感じです。

そのあとはいつだろ……?そんなの壊したっけ……?ばかりですけど、記憶から引っ張って来られるのだけ書きます。

通勤してたらクラッチを踏み抜いたこともある。

かなり近々で JAF を呼んだ案件です。
マスターシリンダーが尿漏れをしていまして、圧が全部抜けました。
いきなり不動になったんですけど、思ったより冷静に三角板を立ててる自分に笑いましたね。

ステアリングラックがお漏らし中。

自動車整備工場から見積もりが上がってこないし、運転に支障が出てないんで放置してます。
ステアリングラックのブーツがテッカテカになるくらいですかね、支障は。
今年中には催促して綺麗にしたいです。

ラジエーター、怒りのお漏らし(下から)。

アッパータンクから漏れるとかではなく、ラジエーターが下から漏らしました案件です。
走ってたら甘ったるい匂いがして、慌てて山岡家の駐車場を借りました。
「まーたアッパータンクが死んでしまったのか……」と思いながら、とりあえず見てみたけど問題はなかったんです。
自走で家に帰ってリザーバーを見たら空っぽで、慌てて補充だけしました。
そしたら翌朝=冷えて加圧タンクの圧が抜けたら、リザーバーを飲み干していて、また補充することに。
諦めてラジエーター本体を買って、インターネット集合知を頼りながら付け替えました。

オイルパンのねじ山を破壊!

完全に私のミスです。
オイルの下抜き交換は何度もしてるんですが、その日は思いっきり間違えました。
100N・m をトルクレンチに設定して締めてしまい、アルミのオイルパンのねじ山は死にました。
今も死んでいます。
目でドレンワッシャの潰れ具合を見て、無理やり合わせてます。
次くらいにはねじ山がスコッ、って行ってもおかしくないので、ステアリングラックの見積もり催促と合わせて交換の見積もりも貰います。

買って1年で、電柱相手に自損したこともある。

バックしながらステアリングを適当に切ってたら、側面を電柱に強打しました。
左のフロントを思いっきり叩きつけてしまい、フェンダーとドラシャが逝きました。
フェンダーは内側からの叩き出し、ドラシャとコーナーランプが交換されて、なんとか元気に走ってます。

花壇にケツから刺さったこともある。

左のケツからレンガの花壇に突き刺さり、ボディ側か完全に敗北しました。
この傷は戒めとして残してあって、見るたびに安全運転を誓うような傷になっています。

内輪差で自損したことも。

インを攻めすぎました。
左のリアドア下のボディが、思いっきり障害物に当たっています。
ちゃんと物理的に凹んでいて、車体として壊れるなら、ここが致命傷なのかなと思うくらいです。

バンパーは前後とも2セット目。

フロントバンパーは金精峠の雪道で刺さって割れました。
しばらくはダクトテープで固定して走っていましたが、ヤフオクで下側が割れてる Blitzen バンパーが出てきたので購入。
下側なんて整備でしか見ないので、見た感じ元気そうなバンパーになっています。

リアバンパーは令和元年東日本台風という激甚災害のときに割れました。
夜中に自家用で駆け抜けるハメになり、見えなかった水溜りに突撃。
あまりの水圧で右側が固定端を残して千切れ飛びました。
しばらくはトラテープで突起物をカバーして走っていましたが、ヤフオクでちょっと割れてる Blitzen バンパーが出てきたので購入。
こんなん誤差!と言わんばかりに装着して走っています。

ドラシャブーツとかタイベル、オルタネーターみたいなのも、破れたり距離乗ったりで交換してます。

3 部品交換がちょっとだけやれるように

・オイルの下抜き、オイルフィルターの交換
・ラジエーターの交換
・ブレーキディスク、ブレーキパッド、ブレーキフルードの交換
・2POT キャリパーのピストン類交換
・スパークプラグの交換
・エアクリーナエレメントの交換
・リア灯具の電球だけ交換
多少は工賃を削りつつ、ブレーキだけは馴染みの自動車整備工場で最終確認をしてもらっています。
人を殺してからでは遅いので。

4 いつまで乗るのか

ここまでボコボコにしてながら走らせてきたレガシィツーリングワゴン。
これをいつまでのるのか、というのは決めています。

エンジン・タービン・ミッション・デフがブローしたら手放すつもりです。部品供給が事実上終わってるであろう GF-BH5C で、ここを直すのには金がかかりすぎるので。
EJ208にこだわらず、VAB の最終型 EJ20 を乗せる……にも、制御系が全然違うので VAB 買ったほうがたぶん早い。

オイル管理をしっかりしながらたまに引っ張ったりしていれば、この辺のパーツは割と元気な気がします。

存外走り続けているので、これを書いてからの先がどれだけ続くかが正直楽しみです。

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