データで見るD4DJ 4thライブ

こんにちは。D4DJが大好きなアラサーです。
今回は2020/10/11(日)に東京ガーデンシアター(+オンライン)で開催されたD4DJ 4thライブ(正式名称:グルミク Presents D4DJ D4 FES. ~LOVE!HUG!GROOVY!!~)について、簡単なデータから見ていきたいと思います。その前に、一言。

4thライブ最高でした!!
D4DJに関わっているすべての人にありがとうと伝えたい!!!!

4thライブの概要

2020/1以来となるD4DJの有観客ライブで、徹底した感染予防対策のもと東京ガーデンシアターで開催されました。
オンライン配信も同時に行われ、YouTubeでは定点カメラによる無料配信がRakuten TVではカメラスイッチングによる有料配信(4,300円)が行われていました(有料配信はアーカイブあり)。無料配信は見ていないのですが、同時接続数15000人超えだったとの噂もあります。
アニメ・ゲームが始まる月の大切なライブということで、これからのD4DJの方向性をどうするかがよく分かるライブになったと感じました。

セトリなどは、電撃オンラインさんの下記の記事によくまとめられているので見て下さい。

楽曲からみた4thライブ

さて、まずは楽曲データから見て行きたいと思います。
各項目についてデータをグラフで示し、その後簡単な解釈を書いています。

ユニットごとの楽曲数

楽曲披露数

ぱっと見て分かるようにユニットごとの楽曲披露数はかなり差がありました。最も多かったHappy Around!(ハピアラ)が9曲披露したのに対して、最も少なかったMerm4idが4曲。この数字だけを見ると不公平な様にも感じるかもしれませんが、実際にはユニットによるパフォーマンス量に差はありません(詳細は後述します)。
個人的には、この数字はD4DJライブの特徴を良く示したデータだと思っています。

全楽曲中今回のライブで披露された楽曲数

披露曲

まずグラフの読み方ですが、ユニット毎に持ち曲(4thを含めたこれまでの全ライブで披露済の楽曲)の中で4thライブで披露された楽曲の割合を濃いバーで示しています(例えばLyrical Lily(リリリリ)は80%です)。
4thライブでは38曲が披露されました。これまで全てのライブで披露された楽曲は83曲あるため、今回のライブでの披露率は46%となります。あとで詳しく見ますが完全新曲が数多く披露されたライブであり、数値上は既存曲があまり聞けなかったライブということになります。
もともと持ち曲がほとんどなかったリリリリの披露率が80%と高い一方で(※リリリリは持ち曲が4thライブで倍以上になりました)、4thライブでの披露曲数自体が少なかったMerm4idやPhoton Maiden(フォトメ)は披露率が33%程度とかなり低くなっています。

既存曲・初披露曲・完全新曲の割合

曲内訳

まず言葉の定義ですが、

既存曲:これまでのライブで既に披露されている楽曲
初披露曲:MVなどですでに公開されていたがライブでは未披露だった楽曲
完全新曲:完全な初披露楽曲(タイトルのみ公開されていた楽曲を含む)

としています。
データを見ると、完全新曲が17曲、既存曲が16曲であり、なんと新曲が既存曲を上回ったライブでした。もちろんコンテンツが始まって1年しか経っていないのでこういうこともあるでしょうが、上にも書いたように実はすでに80曲を越える楽曲をD4DJは持っているので(※4thライブ開始前は61曲でしたが)、今回のライブはかなり意図的に新曲中心に組まれたように感じます。
Merm4idやリリリリにいたっては完全新曲が75%を占めており、特に披露曲数が少なかったMerm4idは既存曲を1曲しかやらないというかなり珍しい構成となっていました。

オリジナル曲とカバー曲の割合

オリカバ

全体で見るとオリジナル曲が6割強を占めており、順当な結果となっています。裏を返すと4割近くカバー曲をやっていたということにもなり、カバー曲もオリジナル曲と同じように扱うというD4DJのコンセプトを表しているようにも思います。
ユニットごとでみると、オリジナル曲がそもそも少ないリリリリはカバー曲がオリジナル曲を上回るという結果となっています。一方で燐舞曲・Merm4id・Peaky P-key(ピキピキ)は1曲しかカバー曲を披露していませんでした。
また、披露されたカバー曲のオリジナルバージョンの発売年代をみると、

1980年代:3曲
1990年代:1曲
2000年代:3曲
2010年代:7曲

となっていました。新しい2010年代の曲が多くを占めるのは当然として、10年以上前の楽曲がちょうど半数を占めているというのは、幅広い年代の楽曲を扱うというD4DJの特徴を良く表している数字だと思います。

時間からみた4thライブ

ユニットごとのパフォーマンス時間

楽曲数ではユニットごとで披露曲数にかなり差があったことを示しましたが、一方でパフォーマンス時間は全ユニットがほぼ20分ぴったりでした。ユニットごとの時間差が1分以内のほぼ誤差レベルであるため、グラフは省略しています。
D4DJのライブはあらかじめ音源がしっかり組まれた中でのパフォーマンスだと思いますので(違っていたらごめんなさい)、ユニットごとに時間差がないのは当然なのかも知れませんが、パフォーマンス時間を公平に与えるというスタンスは素晴らしいものだと感じました。

ライブ中の時間内訳

時間内訳

ライブは約2時間25分(正確には2時間28分程度ですが、ちょっとした無音の入れ替え時間などを除いた数字で計算しています)行われました。
その中でパフォーマンス時間(=楽曲が流れていた時間)が126分となんと87%を占めていました。
一方、中の人が素でMCを行ういわゆる中の人タイムは告知+最後の挨拶のみで、たった8分(6%)しかありませんでした。つまり、ライブ時間の94%でキャラとしてのパフォーマンスが行われていたということになります。

データから見た4thライブの感想

今回改めてライブのデータをまとめてみると、個人的に色々なことが見えてきて面白かったです。

まず、プロジェクト始動から1年ちょっとですでに83曲もの持ち曲があることに驚きました。ライブが終わった時の感想の一つに「そういえばあの曲やってなかったな」というものがあったのですが、2時間半で38曲というかなりの楽曲を披露したライブとはいえ、未披露曲が多くなってしまうのは仕方がないことだと納得できました。1月の3rdライブの際はそんな感想は抱かなかったので、この半年ちょっとでいかに持ち曲が増えたのかがよく分かります。
アプリやアニメが始まるともっと楽曲数が増えると思うので、今後は「あの曲が聞きたかったのに!」的な感想を少なくするためにも、2Days開催の方向(もしくはユニットごとのライブの方向)に進むのではないかと個人的には推測しています。

楽曲でいくと、完全新曲(+初披露曲)が大半を占めていたことにも驚きました。上でも少し触れていますが、沢山持ち曲がすでにあるコンテンツでライブの大半を新曲が占めるというのは、かなりめずらしいことだと思います。妄想に近い推測ですが、新曲は多かったのは「古参も新規も知らない曲が多ければ、みんな同じ感覚で楽しめるんじゃないか」という狙いがあったのではないかと思っています。
D4DJはここ数ヶ月新規ファンの開拓にかなり力を入れています。今回のライブもYouTubeで無料配信されましたし、ミクチャという若干わかりにくいプラットフォームで行っていた定期無料配信DJイベントもここ数回は誰もが簡単にアクセスできるYouTubeに移行しました。他にも色々とやっていますが、新規を呼び込む方向にかなり力をいれているように見えるのです。
こうやって頑張って呼び込んだ新規を定着されることが、今回のライブの一つのテーマだったのではないかと自分は思っています。せっかくライブを見に来てくれた新規ファンが「通ぶった古参が内輪ネタで盛り上がっている様を見せつけられて疎外感を感じる」ようなことは絶対に避けなくてはいけなくて、そのためにも新曲を多くしてみんなのスタートラインを揃えたんじゃないかと思っています。
まあ、普通に新曲がたまりすぎていてここで披露しないと未披露曲がさらに増えてしまうのでとにかく披露したというシンプルな理由の可能性も十分にありますが(汗)。

ユニットごとの楽曲数とパフォーマンス時間のデータも個人的にはとても興味深かったです。
ユニットごとの持ち時間は一緒だけど披露曲数にかなり差があるというのがデータのまとめですが、このデータから自分は「D4DJのライブでは各ユニットごとのプロデューサー(や演出担当など)が決められた時間をどう演出するか任せられている」という仮説を立てています(見当外れかもしれませんが)。
今回のMerm4idのようにが曲数を少なくしてじっくりフルでやるか、リリリリのように曲数を多くして繋ぎまくるかなど、そこまで含めて「ユニットごとの違い」を楽しめるのはすごく面白いし、D4DJライブの魅力だなと改めて感じました。

最後に時間配分ですが、以前の記事でも書いたD4DJライブは「キャラとパフォーマンスを大事にする」というコンセプトは今回もしっかり守られており、個人的にとても嬉しかったです(キャラ・コンテンツ推しなので)。

アニメ・ゲーム開始直前にも関わらず告知もあんなにあっさりすますとまではさすがに思っていませんでしたが、D4DJ TVやラジオなど告知する媒体を沢山もっているのでわざわざライブで告知しなくてもいいというのは、こういった効果ももたらすのかと関心しました。

最後に

長々と書いてきましたが、ひさびさの有観客ライブ、本当に楽しかったです!! アニメもゲームも始まってますます飛躍していくだろうD4DJをこれからもまったりと推していきたいという気持ちがますます強くなるライブでした。
演者の皆さま、スタッフの皆さま、素敵なライブを本当にありがとうございました!!


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