男に騙され、数千万円を失った件

人にお金を貸す

あると思います

1万、2万、10万、100万、、、数千万。

元彼から一緒に不動産投資をしないかと誘われた数年前

私には素敵なパトロンがおり、計画も納得出来るモノだったので2人で乗ってみる事にした

今思えばおかしな点は幾つもあったのだが、20を超えたばかりの私にはそれが分からず

結果パトロンも巻き込んで大金を失う事となる

元カレに、一緒に会社を作らないか?と誘われた

二つ返事でいいよ!と答えた22歳うらら

野望もあり、特別になりたかった私 

馬鹿にしてきた奴らを見返したかった私

何てったって社長という響きは気持ちがいい

酷い振られ方をしたがまだ好きだった私は、これでまだ繋がれると思った(10個上、身長172cm、体重82キロ)

話が上手く、何でも知っている。頭の回転は今まで会ったどんな人の中でも最速だと今でも思う

そんな彼と一緒に会社をやる

私は嬉しかった そりゃ犬の様に尻尾を振っていたと思う

「初期費用で大体100万円かかる」

ねぇよそんな金

「金利高いけど、消費者金融なら行けると思う」

ラジャ

結果借りれた

「俺が立て替えた分があるから、携帯の回線を沢山契約して本体を売ればお金になるよ。料金も別会社に乗り換えればキャッシュバックで実質プラスになる」

なんて素敵な響き「実質タダ」

暴力的なまでに甘美な響きだ

利益が出ればすぐに返せる

一緒にやろう

楽しかったのだ、好きな人と毎日一緒に居られて

精神的に不安定で1人ぼっちだった私には彼しか居なかった

何の会社、立ち上げる?

私には明確にやりたい事があった

アートが今でも大好きな私は、

日本人の女性の体型に合う、下着や海外ファッションのアパレル業をしたかったのだ

そんな私に彼は、

好きな事をしたいなら 好きな仕事を出来る様にまずお金を作り、その後別事業としてするべきだ

今でもそれは1つの考えとして正しいと思っている

会社名、お洒落にしたかったが名前を聞いただけでどんな会社か分かった方が良いという彼の意見に納得し

彼が元々不動産と工事の会社を持っていた為(真偽は分からない)

立地は良いが築年数が長い一軒家を買い、中をリノベーション 外壁も塗装しピカピカにしてまた売る

この話を聞いてボロ儲けだ!と思った

要するに手元に最初の資金があれば、それを抵当にしてもう一軒、もう一軒と手掛けられる

工事は彼の会社に頼めばいい

これでビジネスパートナーだ!(ちょろい)

恋愛脳すぎるし上手い話すぎる

今なら思える(笑)

22歳うらら、、

不動産投資の資金、どうする?

何をするにも金がかかるのだ

今思えば酷い振り方をして来た彼がなぜ私にまた連絡をして来たのか

未練タラタラだった私 誰が見ても彼にゾッコンだった(10個上、172センチ、82キロ)

しつこく連絡をしていた メンヘラうらら

絶妙なそのタイミングで素敵なパトロンと出会う

外国人の彼にはステータスがあり、裕福で、とても優しい人だった

今でも仲はいいのだが、人生で彼より私に尽くしてくれる人はもう二度と現れないだろう

若い女の子のパトロンと聞くと、パパ活だと思われるだろうか

私は彼とセックスをした事はない

彼は純粋で私が好きで、才能を認めてくれ、私に期待をしたのだろう

お互い必要な存在な事は確かだった

しかし、月に1度会うだけで100万円以上くれる

足りなくなったらまた頼めば振り込まれる

彼は私の為に何でもしてくれた

しかし、元カレが好きだった私はその話をしてしまったのだ

うらら、調子に乗る

そりゃそうだ

息してるだけでお金が入ってくる

パトロンに甘やかされ何でも手に入る

誰だって絶好調になるだろう

例に漏れず私も調子に乗った

高額のブランド、遊び、旅行

やりたい放題

お金が減ったら電話一本で補充

そして、元カレから電話が掛かってきた

😈「一緒に会社やらない?」

不動産投資の話をパトロンにするうらら

事業計画を説明する

元々日本に不動産が欲しかったから、君の為に使えるお金を全部あげる

君の事を信じているから、これを使って

一撃3800万

その日私は香港リッツ・カールトンで泥酔した

初めて1000万の札束の帯を見た

1000万の分厚さってこんなもんか

日本に戻った私は、

振り込まれたお金を預ける様に元彼に言われた

なぜ?と聞くと

自分の方が不動産に詳しいから、預けてもらった方が効率が良いし 俺の名前でやっておけば何かモメても関係ないと言える

なるほど、分かった

そうして3800万円で一軒家を2軒購入し、工事費と手数料を50万ずつ支払った

と思っていた

消えていくお金達

一軒家を買ってからと言うもの、

工事は進んでいるのか

買う前に一度行ったきり、進捗を見に行きたい

家の住所や権利書は?

流石にパトロンにも言われたので聞いてみた

「家に戻ればあるから待ってね」

あれから数年経った今でも私は見た事がない

そして、新たな投資計画を持ちかけられた

大きく利益出したいなら、今ある2軒を抵当に入れ もう少し資金集めてアパート1棟買った方がいいよ

利回りが良ければ毎月の家賃収入から支払いを引いても十分パトロンにリターンできるよ

パトロンからの大きすぎる愛にかなり疲れていた私はそれで全部良い方向に行くなら

と、パトロンにアパート計画を話しに行った

1週間の旅行、私は契約絶対取ってこいという圧力と四六時中人といるストレスでほぼ寝れず、手が震え、強烈な吐き気に苦しんでいた

アパートの価格は6000万、改装工事費は約2000万

この前の2軒はどうなったの?とかなり渋られ苦戦した

そりゃそうだ

しかし調子に乗り、尚且つ精神状態のかなり悪い洗脳されている私は

愛してるなら、これは私達の利益になる事なのだからやれ

と半ば強引にイエスと言わせてしまう

絶望の始まり

一応イエスと言ってくれ、後日銀行に行くよとパトロン

8000万

早速元彼に連絡

さすが、よくやった、すごい

褒められた

めちゃめちゃ嬉しかった。

「早く話進めたいから、俺先に借りとくわ」

いや、まだあっちのお金の工面が出来るか分からないから勝手にやらないで欲しい

「先に借りとけば逃げられないでしょ」

私の意見は全て言いくるめられ、

判断能力は失われていた

実際にそのお金を借りたのか、アパートを購入したのか今もまだ分かっていない

またしても購入前に一度行ったきり連れて行ってもらえず情報も先延ばし

親にも、あの子はやばいからやめなよ

何度も言われたが、何故なのか理解出来ず話を聞かなかった

そして運命の日

パトロンから、

「銀行ローン下りなかった」

うらら、ドン底に落ちる

当時のパトロンは政治家になりたかったらしく

その国では選挙に出馬し勝つには億を超える資金が必要らしい

その工面もあり不動産投資のローンが下りなかったのだ

一軒家の売価を抜いても到底信じられる額では無かった

「マイナス4000万」

22歳クソガキの女に背負える額ではない

ましてや自分で働いて稼いだお金ではなく、一瞬引き出してすぐ渡したお金だ

実感が無さすぎてどうしたらいいかも分からなかった

目の前の景色が歪み視界が真っ白になり、体がフワフワした

私の働かずにお金を得る計画は終わった

何とかするしかない

そうだ、何とかするしかないのだ

パトロンにその国の裕福な人達で作られた投資グループを紹介してもらい

私はそれを元彼に教え、これで何とかしてくれと頼んだ

そして、私の会社名 パトロンの名前を使い

その投資グループの様々な偉い人達と金銭トラブルを巻き起こしていく

もうお分かりだろうか?

私は自分の意思では何も動いていないのだ

私がしたのは資金調達と人の紹介だけ

それは全てパトロンの力であり私のものではないのだ

しかも知らずとはいえ詐欺の片棒を担いだも同然

お金も会社の管理も、全て自分でするべきだった

つまり、元彼にとって

私はお金を持って来れる扱い易いバカ女で、名ばかりの社長で、実際は彼の私物となるべく作られた会社だったのだ

社長としての自覚が私には皆無だった

社長と名乗る事もほぼ無かったと思う

というか、名乗らせて貰えなかった

追加でかなりの額をパトロンに送って貰ったが

当然一瞬でお金は回らなくなり

毎日何件も鳴り響く支払い催促の電話

毎日届く支払いや税金の督促状

銀座のクラブで稼いだお金、パトロンから送ってもらったお金が全て経費と持っていかれ消える

月に何十万も

そして家賃収入で支払っているはずだったのに家賃が払われていない

遂に完膚なきまでにぶっ壊れた私は

毎日、大量の睡眠薬をガブ飲み、酒をガブ飲み、幻聴幻覚、発狂、度重なる自殺未遂と意識不明

結果、隔離病棟に入院した。

遂に元彼離れを決意 

数度の入院を経て、

今までほぼ元彼と猫、パトロンとしか居なかった私は 看護師さんや、心配してくれていた友達 家族、離れていた普通の世界と再びコミュニケーションを取り始める

毎日パッキパキで狂ったように泣き叫び首を吊っていた私も少し落ち着いて物事を考えられるようになってきた

そして、遂にやっと

おかしいと気が付き始めた

巨額の行方不明金

何一つ情報が出てこない

何をしているか分からない

お金渡す時しか会いに来ない

文句言うとイライラされ黙らされる

何なら、私は彼について名前と漢字しかハッキリと知らないという事に気が付いてしまった

彼の事を、何もきちんと説明出来なかったのだ

何より、壊れている私を

大量に処方された睡眠薬と安定剤のせいで動けない、毎日発狂して泣き喚く私を、一生懸命支えてくれるパトロンと家族に申し訳ないと思い始めた

お金、もう渡せない

今までの全部返して

「じゃあいいわ、他の奴から借りるから」

心が、完全に割れた音がした

この一言で、私は自分の愚かさに気が付いたのです。

奴にさえ出逢わなければ

そんな経験、失敗

結構みんなあるんでしょうか

私は自分の性格や精神状態が災いし、判断能力を失い恋愛にとんでもないのめり込み方をしてしまいました

今でも精神的トラウマとそれにより起こった後遺症があります

完全に人間不信になり、今でも人を信じる事は出来ません

それはすごく辛い事で、苦しいです

この件は今もパトロンと弁護士と動いているのですが

既に数年経っています それでも約5000万円のうちたった150万円しか返金されていません

詐欺事件として刑事訴訟を視野に入れて動いているのですが、それでもまだまだ掛かりそうです

少し事が進展しそうなのでいいきっかけだなと、自分への戒めとして記録に残そうと筆を取りました

当時の事を思い出していたら、本当に現実とは思えないくらい辛くて苦しくて悔しかったなーと涙が出ちゃいました(笑)

自業自得なので、それでも進まないと何も見返せないので

私は今日も生きてます。

(※アダルトビデオの出演はこの件とは一切関係ありません)





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