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不測の事態に備え、UPS(無停電電源装置)

発電所設備の老化や猛暑・極寒による電力ひっ迫や、災害時の停電など、電気に関する問題をよく耳にするのではないでしょうか。普段から節電を心がけることはもちろん大切ですが、一時的に全く電気が使えなくなった場合にどうするのか。今回は、その対策におすすめなUPSについてご紹介いたします。

電力不足の懸念が広がる

出典:2022年度冬季の電力需給対策(概要)(経済産業省資源エネルギー庁)

2012年に運用が開始された「電力需給ひっ迫警報」が、2022年3月22日に東京と東北地方で初めて発出されました。この「電力ひっ迫警報」は、電力の予備率が3%を下回ると予想されたとき、または下回ったときに経済産業省の資源エネルギー庁から出されるものです。

この時電力がひっ迫した理由は、福島県沖地震が発生し、火力発電機が出力停止したことと、季節外れの寒波襲来が同時に起きたことでした。

その後、猛暑が予想されていた夏に向けても電力ひっ迫の可能性が高く、政府から節電要請が出されました。

また、2018年9月6日に、北海道胆振東部地震に起因したブラックアウトが北海道で起こったことも記憶に新しいところです。

日本国内の火力発電所の約3割は40年以上稼働し、設備の老朽化でいつ停止するかわからない状態になっています。また、ウクライナ情勢の悪化によるエネルギー高騰も気になるところです。

そんな状況の中で、局所的な豪雨、台風による災害、地震などが起こると電気の供給が停止されかねません。

停電に備えておきたいUPS

電気の供給が止まったときに業務への影響を最小限に食い止めるための対策として、今「UPS(Uninterruptible Power Supply)」が注目されています。

UPSとは、日本語でいうと無停電電源装置。停電が起きたときに、電気を一定時間供給し続ける装置です。UPSソフトと連携し、サーバーやPCを自動でシャットダウンするシステムもあります。

一般的に、UPSはバッテリーなどの蓄電部と整流器やインバーターなどの電気回路の組み合わせで構成されています。停電が起きたときは蓄電部に蓄えられた電力を用いて、電気回路の働きで接続された機器への影響を防ぎます。

主にサーバーやPCに接続して利用され、特に金融機関やデータセンターなど機器の停止で大きな混乱を生じる部門では設置必須の機器です。

大型のUPSは中小企業で導入するにはハードルが高いものですが、リモートワークが広がるにつれ、NASやルーターなどにUPSを用いるケースも増え、安価な製品も販売されるようになりました。

さらに、UPSの活用の場はIT機器周りにとどまらず、POSシステムや業務用冷蔵庫コントロール端末、防犯カメラ、各種IoT機器などさまざまな業種、業態で用いられるようになってきています。

おすすめのUPSブランド「シュナイダーエレクトリック」

UPSをメーカーで選ぶなら、売上実績の大きい企業が安心です。

全国の量販店のPOSデータを集計したBCNランキングで、2021年にUPSの販売台数が最も多かったブランドがシュナイダーエレクトリックです。

シュナイダーエレクトリックが同ランキングで最優秀賞を受賞したのは、2009年にUPS部門の開設以来、前身のエーピーシー・ジャパン時代を含めて7年連続、13回目でした。

シュナイダーエレクトリックはエントリーレベルから拡張性の高いインテリジェントUPSまで、幅広いラインナップのUPSをそろえています。

製品の品質が高いことが評価されているのはもちろんのこと、独自サービスにも注目したいところです。

Trade-UPS - UPS買い替えプログラム

対象となるUPS製品を購入すると、それまで使用していた製品を無料で引き取ってもらえます。引き取りとなる製品は、メーカーを問いません。

産業廃棄物として処理する手間が省けるのがメリットです。

Club APC

購入した製品を登録すると、保証内容の確認が容易になります。また、Club UPSに購入した製品を登録すると、上記Trade UPSでの使用済みUPSの引き取り時の送料が無料になる特典も用意されています。

https://club-jp.apc.com/

リモートワークに導入したいUPS製品

災害や電力不足により突然停電になってしまったとき、業務が中断されるだけでなく、それまで作業していたデータが消えてしまう事態が起こりかねません。

転ばぬ先の杖で、そういったことが起こる前にUPSを導入しておけば安心です。

APC UPS(無停電電源装置)BKシリーズ BK750M-JPは、電圧が安定している正弦波出力に対応しているため、接続する機器を選びません。対応するデバイスとして、デスクトップPC、ルーター、モニター、NASのほか、ゲーム機、TV、スピーカーさらにホームセキュリティ、セキュリティカメラなどが挙げられます。

バックアップ用コンセントが6つ備えられていて、テレワークで必要な機器は全て保護可能です。停電時にはPCを安全にシャットダウンするPowerChute Personal Editionにも対応。また、前面にUSB Type-Aの充電端子が付いているため、災害時にスマートフォンやタブレットを充電することもできます。また、業務だけでなく、家庭用機器の用途でも利用可能です。

有事の備えに不安がある方は、これを機にUPSの導入を検討してみてはいかがでしょうか。

まとめ

・災害や火力発電所の老朽化で停電のリスクが高まっている
・急な停電に備えるためにUPSの導入がおすすめ
・在宅ワークにも適した小型のUPSもある


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