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法人向けクラウドストレージ8種比較!

昨今多くの企業でクラウドストレージの導入が進んでおり、それに伴ってクラウドストレージサービスの多様化が進んでいます。これからクラウドストレージの導入を考えている企業や、導入済みのクラウドストレージを別のサービスに変更したいという企業は、どのクラウドストレージを選ぶべきなか悩んでしまうこともあるでしょう。そこで今回は、法人向けのクラウドストレージサービス8種を比較しながら、おすすめのクラウドストレージをご紹介します。

法人向けクラウドストレージとは?

そもそもクラウドストレージとは、オンライン上にファイルを保管するサービスのことです。ただファイルを保管するだけではなく、URLなどを共有することで複数人でのファイル共有も可能になります。

近年、ファイルサーバーやNASを設置せず、最初から法人向けのクラウドストレージを利用するタートアップ企業が多くなってきています。また、これまで社内にファイルサーバーなどを設置してファイル共有をおこなっていた企業も、クラウドストレージに移行するようになってきました。

法人向けのクラウドストレージは、通常のクラウドストレージと比較してセキュリティが強固です。また、チームでの使用に特化したインターフェースが用意されていることも多く、業務利用しやすい設計になっています。

一昔前までは、セキュリティや管理体制への懸念からクラウドストレージ利用が不安だという企業が多くありました。しかし現在では、クラウドストレージを提供するベンダーの多くがセキュリティを強化し、企業が安心してファイルを預けられるサービスをビジネスプランとして提供しています。

企業がクラウドストレージを利用するメリット

自社でのサーバー管理が不要に
クラウドストレージを利用するメリットとしてまず挙げられるのが、サーバー管理をクラウドストレージのベンダーに任せられる点です。データ管理業務をはじめとした情報・システム部門の負荷を大きく減らすことができるほか、サーバーの維持・管理にかかるコストも削減できます。

場所・デバイスを問わずデータにアクセス可能
クラウドストレージは、インターネット環境とデバイスさえあればどこでも利用可能なものです。テレワーク推進にもつながるほか、営業担当者がクラウドストレージ上で見積りデータを確認する、タブレットで書類を表示してプレゼンする、といったこともできます。

強固なサイバー攻撃対策
近年の法人向けクラウドストレージは、セキュリティ面が大きく強化されています。厳密なユーザー認証、アクセス制限、自動バックアップなどの機能が備わっているものも多く、適切なサービスやプランを選択することで安心して利用できます。

法人向けクラウドストレージ8種を比較

box
boxは、アメリカに本社を持つbox社が提供するクラウドストレージです。法人向けのクラウドストレージでは世界で95,000社以上、国内でも7,300社以上の導入実績があります。

boxの特長は、ユーザー数・データ容量が無制限である点です。また、セキュリティ対策も充実しており、外部サービスとも連携可能。非常に使いやすいクラウドストレージであるといえます。

OneDrive for Buisiness
OneDriveは、Microsoft社が提供するクラウドストレージです。法人向けプランでも比較的安い料金で使用できるのがポイントです。

また、Microsoft Officeアプリとの連携がスムーズにでき、いつ、どこにいても手元のデバイスからファイルの作成、編集などが可能です。社内でOfficeアプリを使うことが多い企業におすすめです。

Dropbox Business
Dropbox Businessは、Dropbox社が提供している法人向けのクラウドストレージです。世界で50万以上のチームが導入しており、セキュリティ対策も万全。UIがシンプルでわかりやすく、普段あまりPCを使用しない方でも簡単に使用することができます。ただし、電話のサポートは英語のみの対応です。

Amazon Simple Storage Service(S3)
Amazon S3は、Amazon社が提供するクラウドストレージです。アメリカの政府機関でも導入されており、そのセキュリティは非常に強固。特長は、使用した容量分の料金を支払う「従量課金制」を採用している点です。そのため、データ容量はどのプランであっても無制限であり、リソースに応じて柔軟に利用できます。

Azure File
Azure Fileは、Microsoft社が提供する「Azure Storage」サービスの一つです。Amazon S3と同様に従量課金制を採用しており、利用可能人数も無制限となっています。特筆すべきは、そのセキュリティ対策。全世界で3,500名以上のサイバーセキュリティ専門家から成るチームがデータを保護しています。また、Windows、MacOS、Linuxなど、一般的なOSであればどのOSからでもアクセス可能で。

Bizストレージ ファイルシェア
Bizストレージ ファイルシェアは、NTTコミュニケーションズが提供しているクラウドストレージです。NTTグループによる厳格なセキュリティ対策が施されているほか、システムの安定性が高く、トラブルにも迅速に対応しています。また、プランによっては最大で10000IDを発行でき、従業員が多い大企業や取引先の多い企業でも安心して導入することができます。

コワークストレージ
コワークストレージは、NTT東日本が提供しているクラウドストレージです。IDの上限が500となっているため大企業での導入は難しいですが、NTT東日本の「回線認証」機能によって、セキュアにデータにアクセスすることができます。1週間以内であれば、うっかり消してしまったファイルでも復元可能であるため、トラブル時も日本語で手厚いサポートが受けられます。

セキュアSAMBA
セキュアSAMBAは、Chatworkストレージテクノロジーズ株式会社が提供しているクラウドストレージです。サポートが非常に充実しており、導入時から運用まで専任の担当者からサポートを受けることができます。セキュリティ対策も充実しているほか、少人数のチームであれば無料のプランも用意されています。中小企業を中心に、4000社以上の導入実績を誇ります。

おすすめの法人向けクラウドストレージ「セキュアSAMBA」

日本産のクラウドストレージサービス「セキュアSAMBA」は、国内の中小企業に最も選ばれているクラウドストレージです。従業員100人未満のSaaS型コンテンツ・コラボレーション市場において、3年連続シェア1位となった実績もあります。

大きな特長として挙げられるのは、24時間365日、日本語による万全のサポートが受けられる点。デザインもシンプルで使いやすく、ブラウザや専用アプリを使用することで、いつでも、どこからでもストレージにアクセスできます。無料プラン以外であればユーザー数に制限がないほか、データ容量の上限を上げる「カスタマイズ」プランも用意されており、映像など大容量のデータを扱う企業でも安心して利用可能です。

また、データセンターにアメリカ政府機関も利用している「Amazon S3」を使用しており、アクセス権限の設定や端末認証、ファイルや通信の暗号化といったセキュリティも万全です。

法人向けクラウドストレージを導入することで、業務を大きく効率化できるほか、テレワークの導入の推進、災害などの脅威からデータを守るBCP対策など、企業は多くのメリットを享受できるでしょう。

ぜひ、自社に合ったクラウドストレージを見つけて、導入を検討してみてはいかがでしょうか。

まとめ

・法人向けクラウドストレージは、セキュリティ対策が強固に設計されている
・クラウドストレージの導入によって、業務効率化やリスク回避を実現できる
・クラウドストレージはサービスによって提供している内容が異なるため、比較検討が重要

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