吸血鬼吸血事件 ー ドラキュラと赤いチョコレート ショート外伝

まえがき

漂流工房と申します。m(__)m

鈴蘭さんが毎朝5時にクラブハウスで朗読している 「今井雅子作 「ち」に飢えるさみしさ─ドラキュラと赤いチョコレート」 の朗読中に私がネタをコメントに書き込んでいたものの中から面白そうなお話をピックアップして読みやすいように加筆修正したものです。

コメントを書き込んでいる時にはその時の思いつきで書き込んでいるので誤字、脱字、誤変換がたくさんあるのでその部分を修正しています。

今井雅子先生、作品を元にネタにしてごめんなさいです。
m(__)m

物語に絡めつつもこちらで勝手にキャラクターとお話を作り出しています。
そのためお話にトータルでの整合性はありません。
更にキャラ設定もその時に行き当たりばったりで決めて書き込んでいるので設定上おかしい言葉遣いがあります。

タイトルはここでまとめるために後から付け足しています。
基本構成は会話形式になっています。
作品の途中でこんなストーリー分岐があったら面白そうという単純な発想で書かれています。
楽しんでいただければ幸いです。

吸血鬼吸血事件


ドラキュラ「お腹すいたなぁ。チョコで我慢してるけどたまには血が飲みたいなぁ。」

空腹を抱えて街を歩いていると献血車を見つけます。

ドラキュラ「そうだ!献血車っていうくらいだからあそこに行けば血がたくさんあるはずだ。それなら余ってる血もあるだろうから少しならわけてくれるだろう。」

早速献血車の元へ
ドラキュラ「こ、こんにちは、、、、」
看護師「いらっしゃいませ〜〜。よくお越しくださいました。」
ドラキュラ「えっと、、献血の、、、、」
看護師「ハイハイ!献血ですね。わかりました。200mlと、400mlと成分の3つがありますけどどれにします?」

ドラキュラさんは考えました。
(おおっ!この人話しが早い!200mlっていうとちっちゃい牛乳パックぐらいだから腹の足しにならないな。よし、それじゃ思い切って400mlにしよう。)

ドラキュラ「400mlでお願いします。」
看護師「はい400mlですね。準備しますからちょっと待っていてくださいね〜。」
ドラキュラ(久しぶりに血が飲めるぞ嬉しいなぁ今度からお腹が空いたらここに来ようっと。)
看護師「はーい、ちょっとチクッとしますよ〜〜。」注射針ブスッ!
ドラキュラ「ぎゃぁ〜〜〜(°口°;) !!え?!ちょ、ちょっと待ってなんでオレ血を抜かれてるの???」
看護師「あ!暴れないで!中で針が折れたらどうするのよ!!」
ドラキュラ「はい、、、、。あああああオレの血が〜〜」

だんだんヘロヘロになるドラキュラさん

看護師「(・_・)/ ハーイ終わりましたよ〜〜お疲れ様でした〜献血手帳とジュースもらって帰ってね〜〜あら?走って帰っちゃった。」

どうにか家に帰り着いたドラキュラさん
ドラキュラ嫁(以下「嫁」)「あらおかえりなさい。その顔どうしたの?真っ青よ。」
ドラキュラ「ただいま〜。ひ、ひどい目にあった。実はかくかくしかじかで、、、。」

嫁「ほほぅ、それじゃ私や娘の目を盗んで一人だけ献血車で血をもらってつまみ食いしようとしたら逆に血を抜かれたって事ね。(怒)」
ドラキュラ(はっ、これはまずい、怒られる〜〜)
嫁「あんた何やってんのよっ!!吸血鬼が吸血されるなんて前代未聞よっ!私や娘に黙って一人だけ血を飲もうとするからバチが当たったのよっ。」

嫁の攻撃
ドラキュラに大ダメージ

ドラキュラ娘「え〜、パパだっさ。カッコ悪。」

ドラキュラ娘の攻撃
ドラキュラにクリティカルヒット!!
ドラキュラは死んでしまった。

溺愛している娘からの一言が最大の攻撃であった。

これが後に吸血鬼界隈に伝わる最大のお笑い事件「吸血鬼(が)吸血(された)事件」の全貌であった。



吸血鬼吸血事件その後

献血後の血液検査でのお話

助手「あれ?この血液の血液型おかしい???どの血液型にも反応するぞ?」

医師「何?精密調査してみよう。」

医師「もしかしたらレア血液なのかもしれん。それも検査してみよう。」

結果 どの血液型にも合致しない新型血液と判明。そりゃあドラキュラなんだから人間の血とは違いますよねぇ。

医師「もしかしたら輸血に困る新しいレア血液かもしれん。この人を探してこのことを伝えておかねば!(ほんとは研究したい)」

  ピンポーン

ドラキュラ嫁「おや、誰か来たわね。は〜い、どなたですか〜」

医師「すいませんドラキュラさんいらっしゃいますか〜」

嫁「いますよ〜」

ドラキュラ「ハイハイなんでしょう?」

医師「実はあなたの血液のことでお話がありまして。あなたの血液は今まで発見されていない新発見された血液なのです。このままだと怪我をした時に輸血できません。ぜひ我々に研究させてください」

医師「もちろん協力してくれればお金を払います。』

ドラキュラ「いや、私は別にそんなことしなくても、、、、。」

嫁『えっ?お金くれるの???¥¥¥¥¥(¥0¥)キラッ』

嫁「よし、あんた協力してきなさい。」

ドラキュラ「えっ!????まじ??」

医師「それじゃ行きましょ〜〜」

その後病院からは血を抜かれるたびにドラキュラさんの悲鳴が響き渡ったそうな。

あっさり嫁に売られたドラキュラさんの不幸な日であった。

April 12th, 2024, 5:39 AM

あとがき

ネタばなしの中から面白そうな話をまとめてみましたがどうだったでしょうか。
もともとネタなのでちょっと「くすっ」と笑っていただければ私はそれだけで充分です。

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