タイタンと対談。(とちょっとしたルールの話。)

9月ですね、ご無沙汰してます。

8月を振り返ると、対談インタビューの機会が多かった。
映画監督の三池崇史さんにはじまり、博物学者・小説家の荒俣宏さん、漫画原作者の瑳川竜さん(脚本家の三条陸先生)。各界の巨人(タイタン)たちだった。

……話が終わってしまったので、人と話すこと=対談について少し書こうと思う。

「人と話す」というのもどこか不思議な仕事だが、こういう依頼が来るということは、少なからず「人と話したり、聞いたりすることが得意なんだろうな、こいつ」と思われているんだろう。
そもそも人付き合いの良い方でもなく、得意かどうかはわからないが、楽しさと一抹の緊迫感を持ってやらせてもらっている。

さて、対談やインタビューをするとき、自分的に決めている「ルール」のようなものが一つある。
それは、

「対談相手に、得をしてもらう」

ということだ。

こう書くと、「なにをえらそうに、この忖度野郎ーッ!提灯野郎ーッ!」という風に思われるかもしれないが、これはもっと小さな「2人だけの世界」での話でもある。
たとえば「忘れていたことを思い出せた」とか「前から言いたかったことが言えた」とか「なんか楽しかった」とか、なんでも良いから一個でも得をしてくれたら良い。
そして、「まぁ、やってよかったな」と思いながら帰ってほしいと考えている。
(おおまかに言えばその中に、「宣伝ができた」も含まれる)
極端な話、まずそれだけ達成できていれば、個人的にはまぁ、良いかなと思っている。

引き続き、今月も「人と話す」仕事はある。
このスタイルで読者にも楽しんでもらえていたら、ありがたい。

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