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未練・或爺杯2024感想戦 ~準備編~


久々のオフライン開催となった未練・或爺杯モックドラフト2024も盛況に終了しました。運営の皆様、GMを担当された皆様、観覧の皆様、ありがとうございました。
 
今年も例年通り遊軍として埋まらないチームを担当するつもりでドラフトボードを作成しました。1巡候補がいないとされる非ラッシュLBやSは一人も見ていません。未練杯ではLBは2人指名されましたけどねw

Tier 1(Top 5級)
QB Jayden Daniels, LSU
捕まりそうなところからLBやDBを躱してロングゲインできる危険なランナー。
パスの精度は高く、レシーバーを信じて投げ込める。
脚力があるゆえの怪我のリスクと、レシーバー頼りの部分をどう評価するか。
NFL Comparison:パスの上手いラマー・ジャクソン、またはロバート・グリフィンかも

QB Caleb Williams, USC
ポケットの中で時間を作り、時にポケットから出ても走りながら正確なパスを投げられる。
早いリリースでミドルのパスの精度は高いが、ロングはさほどでもない。
ショートパスではパスが必要以上に遅くなる。
NFL Comparison:ラッセル・ウィルソンかサム・ダーノルドか

WR Marvin Harrison, Ohio State
長身だが動きは極めてスムーズ。
密着カバーにも一瞬の動きでキャッチに繋げることができる。
反則されても諦めずにボールに向かう。
外でも内でも使え、シャロークロスなどからスピードを落とさずにRACを稼げる。

WR Rome Odunze, Washington
長身でスピードがある、爆発力のあるレシーバー。
中も外もできるが、密集でのキャッチ力は未知数。

WR Malik Nabers, LSU
ベッカム、チェイス、ジェファーソンと最近大当たりが多いLSU産のWR。なおテラス・マーシャル
縦のスピードと、ゾーンでフリーになる上手さ。
スロット起用が多いことと、球際にそこまで強くないことがどう評価されるか。

Tier 2(Top 10級)
QB Bo Nix, Oregon
縦への意識が強く、崩れた姿勢やスローバックでも強く鋭いパスが投げられる。
コントロールは時々雑。
モビリティもあるがスクランブラーではない。
NFL Comparison:量産型ジャスティン・ハーバート

QB Drake Maye, North Carolina
長身、強肩でタイミングパスの精度はWilliamsを凌ぐ。
頻度は多くないがスクランブルも優秀。
崩れかけたプレーを成功させる力がある。
強いプレッシャーや、タイトなマンカバーに対すると精度が大きく落ちるのは懸念。
NFL Comparison:ジョシュ・アレンほどのタフさは感じない。カーソン・ウェンツかな

OT Olumuyiwa Fashanu, Penn State
デカくて強い。フレームに収めればランでもパスでも相手を圧倒する。
フットワークはお世辞にもよいとは言えず、腕の使い方も上手くない。ダウンフィールドに出るスピードもない。
RTにするのがよい気もするが、勿体ないか?

CB Nate Wiggins, Clemson
身長があってエリート級のスピードを持つ。
ゾーンで下がったところからの上がりが驚異的に早い。
マンカバーもできるがポジショニングの問題が競り合いに負けることもままある。
細身だがラン守備への意識も高くタックルもしっかり。

DE Laiatu Latu, UCLA
長身でインサイドにもセットできる。
2ポイントが主でやや腰高は気になるも、長い腕でレーンを作って直線的にQBに向かう。
負傷歴が気になるが、、、

Tier 3(1巡中位級)
C Jackson Powers-Johnson, Oregon
2列目まで一気に駆け上がるスピードのあるC。
サイズほどのパワーは感じないが、腕の使い方が上手いのかいつの間にかランニングレーンを作っている。
ブルラッシュにどこまで耐えられるかは不明。

G Troy Fautanu, Washington
左利きQBチームのLT。
パワーはさほどでもないが、機動力がありダウンフィールドまで出て正確なアングルでブロックする。
パスプロでも巧みに腕を使ってサックを許さない。
プロではG向きとされるが、少し古いタイプのGっぽいのが不安要素ではある。

OT JC Latham, Alabama
サイズの割に動きが速い。
ランブロックはパワフルで、ダウンフィールドに出る脚もある。
パスプロでは視野が広く、内をチェックしてから外を拾いにいくような動きもできる。外を捲られるではないが、下がるのが速過ぎで結果的にポケットを狭めてしまいがち。
カレッジでRTなのが評価にどの程度影響するか。

OT Tyler Guyton, Oklahoma
左利きQBチームのRT。
左右の動きが素早い堅実なパスプロテクター。
パワーはあまり無くランブロックで相手をコントロールするのも上手くないが、LTができると思われれば意外な高評価もありうる。

OT Taliese Fuaga, Oregon State
出足の速いドライブブロッカー。正確にヒットすれば一気の加速で相手を押し込む。
ただし適切な相手に向かって行けなかったりすれ違ったりもままある。
一方パスプロでは下がる動きに前に出る時ほどの俊敏性はなし。
適切な指導を受ければ大化けもあるかもしれない。

OT Joe Alt, Notre Dame
パスプロでは正面から押し込まれることがままある一方、フットワークもエリート級ではない。
ランでは対面の相手には圧倒できるが、そもそもブロックに行く相手が適切か疑わしい場面も多い。
近年微妙なノートルダム産のOLと考えると、トップ10指名はリスクが大きいと考える。

CB Kool-Aid McKinstry, Alabama
浅い位置から密着マンカバーができ、めったにボールが飛んでこない。
シャットダウンコーナーになれる可能性もあるが、タックルが全くできないのをどう考えるか。

CB Terrion Arnold, Alabama
十分なサイズがある。
タイトなカバーもでき、ゾーンでも守れるがエリート級のスピードはなさそう。
対ランではWRに簡単にブロックされてしまうのが難。

CB T. J. Tampa, Iowa State
細身だが身長は十分。
ボールが飛んでこないのはよいCBの証。
レシーバーと適度な距離を獲って余裕を持って付いていき、一瞬のバーストでカバーする。
ラン守備への意識も高い。

TE Brock Bowers, Georgia
ハンドキャッチが上手く、オープンになる技術もあるレシーバー。
レシービングTEとして十分なスピードもありそう。
ブロックは好きではないようで腰が引けている。正面に相手を置ければきちんとコントロールできるのだが、、、

DE Jared Verse, Florida State
大きく強く、正しいアングルでQBやボールキャリアに向かうが、一瞬のバーストはなく動きはもっさり。
試合が進むにつれ良くなるように見えるので、スタミナはあるのかもしれない。

Tier 4(1巡下位級)
CB Quinyon Mitchell, Toledo
十分なサイズと素晴らしいスピードを持つ。
常にクッションが深く、アクロスやスラントに対応できるか不安になるが、映像を見る限り対応できていない。
タックルはまずまず。
奥だけケアすればよいスキームならアリだが、、、

DT Byron Murphy, Texas
一瞬の加速でLOSを貫くインサイドラッシャー。
ブルラッシュの強さはないが、コントロールされても外して左右に動くことはできる。

OLB Dallas Turner, Alabama
ブロッカーに正面から1回当たってから左右に外すような動きが得意なのかな。
ファンダメンタルはしっかりしてそうだが爆発力には欠ける。

WR Brian Thomas, LSU
LSUの「じゃない方」。
サイズもスピードも捕球力もあっていいレシーバーに見えるのだが、拭いきれない「じゃない方」感をどう見るか。

WR Troy Franklin, Oregon
身長があってスピードもあるが、競り合いには強くなく、ドロップも多め?
筋量を増やしてフィジカルで勝てるようになれば無双できる選手になるかも。

Tier 5(2巡以下~)
QB J. J. McCarthy, Michigan
パサーとして見るべきもの無し。
コール勝ちしたときしかまともなパスが投げられない。
ランもトップクラスと比べて脅威ではない。
正直2巡でもリーチと思える。
NFL Comparison:ドラフト前にTop10とか持ち上げられて蓋を開けたら3巡、というMalik Willis枠でどうか。

QB Spencer Rattler, South Carolina
判断力にもコントロールにも難があり、NFLのQBとして成功する未来が見えない。
よくて3日目でしょう。

C Zach Frazier, West Virginia
視野の広さやフットボールIQのようなものを感じられる気はするが、純粋にブロッカーとしての身体能力はどうなんでしょう。
プロで成功する可能性は十分にありそうだが、1巡で指名するには勇気が必要。

OT Graham Burton, Duke
前に出るランブロックはパワフルだがフットワークはドタバタでパスプロは相当怪しい。
しかもほとんどのプレーがホールディングに見える。

DT Jer'Zhan Newton, Illinois
動きにキレを感じないDT。
インサイドラッシャーとしては中途半端な印象。
ハイモーターは感じるのだが、、、

DT Kris Jenkins, Michigan
一歩目は早いように見えるが、現状それだけか。
パワーも機動力もなくはないが、1巡目のレベルには届かず。

OLB Bralen Trice, Washington
公称より大きく見えるOLB。
身体能力は高そうだが十分に活かせていない。
オプションに全く対応できないのも現代NFLでは懸念か。
適切な指導を受ければ化ける可能性はありそう。

DE Chop Robinson, Penn State
カレッジレベルでもほぼ無力化されているのに、なぜ上位指名候補になるのか意味が分からない。
身体能力は高いようなので化ける可能性もなくはないが、サイズもパワーもないのになぜ正面からOLに当たりに行くのか、その謎を解くために我々はアマゾンの奥地へ向かった・・・

RB Jonathon Brooks, Texas
穴はよく見えていると思うが、そこからの加速もカットも普通やね、という感じ。
1巡には個人技が足りない。

本番編に続く!