仮。♯1 後書き。

どうもこんばんは、氷原桜というものです。とあるサイトにてとある小説が完結した記念がてら、後書きをしていこうと思っております。腰が痛すぎて最近からだが動きません。我ながらやばいです。ウケますね☆

https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=11222344(匿名ラジオ、パラレルワールドを受けて書いた小説です。何かこれだけ結構伸びてますね。嬉しいような1話できられてるんだろうなーと思って複雑な気持ち。まぁあまり考えてません)

それでも今ここまでちゃんと見に来てくれてる人が一人でもいたら嬉しいな。私は。そう思って打っております。と言うわけで、後書きがてら解説などいきましょうか。

1話目は完全に失踪予定で書いてました(※いつもの。作者はいつも連載を書ききれる自信がありません。何故って? 面倒くさいからだよ☆)そんなわけで、それっぽい感じに1話目を進めました。読めばわかると思いますが、ARuFaさんは恐山さんを救うためにも匿名ラジオをしない、という世界線を選ぶことでこの物語を終わらせようとしました。けど、やっぱり何度聞いても、ラジオをはじめないで幸せな世界線を選んだところで、記憶のどこかで忘れてるようで忘れてないんですよ。幸せで大切な忘れられない記憶はきっと胸の奥底というか、頭で忘れようとどこかで刻みつけられてると私は信じてます。魂、っていうやつでしょうかね。だからこそ、ARuFaさんは同じような悲劇を起こすくらいなら嫌われてでもいいから恐山さんに幸せになって欲しい、とあえて突き放します。けれど、恐山さんは魂で刻みつけられてると思ってます。と言うより私はそう信じてます。匿名ラジオはそれだけ彼らにとって大切なものだと、信じさせてください(確信)

そんなわけで、それを受けて別のラジオ相手を探ろうとします。今さらなんですけど私は永田さんが1番好きです。(本音)あと永田さんとしたARuFaさんのラジオが大好きです。もう一回アレやって欲しいですね。ハッピーピスピスラジオでしたっけ(題名うろ覚え)それにしてもここのARuFaさんの気持ち考えれば考えるほど打ってて鬱になってたの思い出しました。思い出す必要性合ったんだろうか(迫真)正直自分で書いててうわーってなることが多々あります。しんどいです。

と言うわけで恐山さん視点です。むしろこっちもこっちできつい。忘れてると思う記憶が大切だからこそ絶対に忘れられない。なくせないからこそ、必死にすがりつく。例えそのすがりつく方法が決して彼が望んだものでないとしても。恐山さんとしては何度死のうと、何度一緒に苦しもうと、匿名ラジオが始まらない世界線、あの大切な数年間をなかったことにされる方がずっと苦痛だった、と言うイメージです。だからこそこんな終わり方を選ぶくらいなら、二度と抜け出さなくてもいい、と言う思考回路に陥ってるはずです。この時点では。実際自分のパスコードを思い出せないし、終わりはアレしかないとしても。それでも、大切なものだから。そして今さらですが、この記憶は『抜け出した世界線の己からのヒント』みたいなものだったりしてます。だから抜け出した世界線の話の会話が出てきています。ついでに抜け出した世界線の己達もパスコードを無事解除して、いつも通り匿名ラジオを再開しました。それが135回以降の彼ら、と言うイメージです。彼らが続けてると言うことは、パラレルワールドを抜け出したはずなんです。また、抜け出してないと匿名ラジオは続けることが出来ない、と言うのが私の中の思いです。

だからこそ、この恐山さんは「私は――認めません」に繋がります。ここじゃない大切な世界。恐山さんは抜け出せるなんてまだ信じてません。二人で一緒に、またあそこへ行こうという気持ちだけはあります。むしろ抜け出せないって思い込んでます。何をしようとも、絶対に。だけど、抜け出せないとしてもその世界線にいきさえすれば、二人でした匿名ラジオの記憶は必ず残ります。彼の望みはそれでした。なかったことにされるくらいなら、全て壊れても、また直して、また壊して、それの繰り返しを味わう方がずっと幸福だと思っていました。

ただ、抜け出せないと思っていても。けれど、恐山さんの最期の願い。「あの世界線の向こう側に、二人でたどり着きたい。だから」「笑ってください、ARuFaさん」に繋がります。無駄だと思っているし、自分じゃ絶対無理だと思っている。けれど、ARuFaさんなら。ARuFaさんとなら、もしかしたら、なんて。そんな淡い期待を抱いたりもしている恐山さんです。だけど、爆発したときにあぁ、やっぱり、無理だよ、ARuFaさん。無理だよ、私たちはずっとずっと、ここにいるしかない、……と、すでに諦めムードな恐山さん、と言う感じでした。

ややこしい話なんですが、希望だけ抱き続けるのが苦しすぎたんです。希望を抱きたい。けれど、何度希望を抱こうと何度世界を考えようと世界は変わらない。だったらもう、世界なんかいらない。世界を諦めてしまおう。そんな気持ちが恐山さんの気持ちです。勿論諦めてはないんです。けど、諦めないと、気持ちが苦しすぎてどうしようもないから己を守るために、今回も駄目だった、と言う諦めが尽きやすいようにこのような気持ちを抱いております。

さて、ここで第1話目は終わります。恐山さんの最期の願いを聞いたARuFaさんは、あの抜け出し方では駄目なんだ、とここできっと理解をすることでしょう。さて、どうやって抜け出そうと、足掻いてもがいて、苦しむのでしょうか。希望を抱き続けられるのでしょうか。彼は何回、駄目で、くじけそうになって、生きていけるのでしょうか。


それは、また2話目で。

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