見出し画像

下請けを続けるのか、脱下請けにシフトするか?


実際に、私の仕事仲間で値引き交渉の話が増えて来ました。

特に、家賃や人を雇っている所は、自転車操業になるのを知りつつも、大幅な値引き交渉に甘んじている町工場も実在します。


残念な事に、コロナ以降は『値引き交渉』の話が加速度的に増えています。
値引きも1割りとか2割りの話ではないです。


仲間の1人は、来年に工場と自宅を売却する方向で検討しています。
(廃業を前提に準備を進めています。)

別の仲間は、貸し工場で住まいも賃貸です。
『会社を潰したくても潰せない。』
『とりあえず、目先の売上を確保したい。』
『それでも、来年の3〜4月までしか持たない。』

こんな事を言われても、こちらも微々たる量しか注文を出せない。

それに、下請けから脱却しないと常に価格競争に巻き込まれます。


でも、殆どの仲間は下請けしか経験がないので、『どうやって脱却すれば良いのか見当もつかないし、脱却するぐらいの予算も時間も無い。』と言われました。。。


まずは自分が生き残る。


そして、試行錯誤しながら新しい収入源を複数確保する。
コロナ禍でも余力が出せる所まで地盤を固めてから、仲間の仕事の相談に乗りたいと考えています。

正直な話、今は自分の会社を守るだけで精一杯です。


来年は、稼働率の低い機械を処分して、可能な限り出費を減らします。
そして、今ある在庫を有効利用できるような仕組みを考えて、少しでも利益になるように取り組みます。


下請けの製造業は、今年よりも来年の方が遥かに大変だと感じる。


不安を煽っているわけではなくて、普通に分析すれば『来年からが、本当に大変な状況になる』のは確実です。


少しでも動けるうちに、『脱下請けとして行動』して、複数の収入源の確保も同時に進めていく。


そういう意味でも、来年が勝負の年になりそうです。


下請け工場の皆様、製造業の皆様、お互いに生き残りをかけて頑張っていきましょう🔥







頂いたサポートは、新商品の開発や実験、新しいチャレンジへの資金として有効に活用させて頂きます!