2022 DMMバヌーシー 募集馬診断

自分が下した評価を、後々見返す目的で書きました。馬体も血統もずぶの素人なので、ご容赦ください。

自己紹介:2015年頃から競馬を見始め、馬券の稼ぎで2021年からDMMバヌーシーで一口出資を開始。出資馬はグランベルナデット、プロスペラーレ、インサラー。


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①パンデリングの2021牝 
生産:レイクヴィラF 育成:ノーザンF 
セレクトセール2022
美浦 大竹厩舎

3/13生
体重433kg(07/01) 体高154.0cm(07/01)
胸囲171.0cm(07/01) 管囲19.5cm(07/01)

総募集12,400万円 4,000口募集
一口31,000円キャッシュバック5,000円

エピファネイア×キングカメハメハ

全姉はセレクトセール時436kg、デビュー後も430kg前後、前後に纏りのある体つきだった。本馬は馬体にノビがあるし、現状腰高で今後キ甲が伸びて馬体重増えてくる余地が大きそう。(追記)8/25時点で455kgまで増やしており、馬格の面はクリアになりそう。

エピファネイア×キンカメ×サンデーのエピファネイア鉄板配合で、デアリングタクトと7/8同血。この配合系はRobertoとKingmamboのニックスや、Sadler's Wells ≒Nureyevのクロス、サンデーサイレンスの4×3クロスが発生する点が利点。

4代母は名牝Sex Appealで、母パンデリングはフサイチパンドラの仔で、半妹アーモンドアイと3/4同血。母パンデリング自身はトライマイベスト(Northan Dancer×Sex Appeal)≒ロッタレース(Nureyev×Sex Appeal)のニアリークロスが4×2、Kingmambo内にNureyevがあるので、実質同血4×2クロスになっている。名繁殖牝馬はこういった濃いクロスを持つことが多く、期待が持てる。

父エピファネイアはシーザリオのキレ(緩さ)を伝えやすい種牡馬だと個人的に考えていて、それを引き締めるトライマイベスト+Nureyev=ロッタレース4×2の仕掛けが良さそう。これは、緩さを伝えやすいロードカナロア産駒も同様で、アーモンドアイは同じような仕掛けが施されている。またエピファネイア産駒の成功パターンに、シンボリクリスエス母トリアルゴのSex Appealっぽさ(Tom Fool、War Admiral、La Troine)を刺激して緩さを解消すること(母父キンカメ:デアリングタクト、ハーツクライ:エフフォーリアなど)があるが、本馬はSex Appealを二重に刺激している。ただし、Sadler's Wells ≒Nureyevが4×4•5にもなるので、パワーや重厚感が出すぎる可能性もある。芝の中距離、オークス、秋華賞、エリ女を期待したい1頭である。

馬体面では、なんといっても顔がめちゃくちゃ可愛い。さらに歩様がとても良く見える。トモは柔らかさを備え、前脚はスムーズに出ている。長駆短背で、エピファネイアらしく胴はほどよく伸びがある。不安な点は、トモの容量がすこし物足りなさそうな点と、管囲が細め、管が長め、繋ぎもやや長めで寝ており、全体的に脚元に不安があるかも(大竹先生のとこだし)という点。本馬の姉たちは馬格に恵まれず、全姉は気性も悪かった。先に述べた通り、本馬の方が馬格に恵まれ、気性も今のところ問題無さそうなので、姉たちとは違うと判断する。(追記)スーパー未勝利で半姉ナンヨーアゼリア(父ハービンジャー)が勝ち上がり。

母パンデリングはフサイチパンドラ産駒の成績が芳しくなく、1歳時にレイクヴィラに委託に出されていた際に、レイクヴィラ側が惚れ込み、骨疾患で競走は厳しかったが、繁殖としてノーザンFから売ってもらったという経緯がある。そういった所から脚元不安はつきまとう。

ダービートレーナー(おそらく池江先生)がセレクトの時にG1複数勝ちの素質ありと称賛していたようで、それくらいの期待を持っていい馬だと思う。1口の出資に対する月会費・維持費の負担が大きいDMMであれば、これくらい大振りしたい。


高いしピンパーになりそうだが、この仔はとにかく可愛い、歩きが綺麗、好き!ってことで出資しました。


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