遺言ブログ #2 嵐の向こうには輝く空がきっとある
皆さん、こんにちは!
教育学部4年の鈴木薫仁です。引退からもう一か月が経ちました、早いですね。同期と毎日顔を合わせない日々を寂しく感じています。同期のみんな、いっぱい飲みいこうね。
引退のあいさつの時は、携帯を無くしてしまったことに頭がいっぱいで、思っていたことも言えていない気がするので、今日は4年間を軽く振り返って感じたことを書いていこうと思います。
1年目。一度だけIリーグに途中出場した時、自分が出場してからわずか数十分で3点取られて惨敗しました。そのとき自分はなにもできなくて、ただただ周りと自分のレベルの差を痛感していました。とても悔しくて、そこから筋トレをするようになりました。
2年目。Aチームの練習に多く参加できるようになり、自分的にはAの練習でもそこそこやれている感覚がありました。でも、Iリーグの試合になると、全くと言っていいほど活躍できませんでした。太志や遼河に「突進ドリブル」と散々にいじられて、内心だいぶへこんでいました。自主練も筋トレもして、戦術ボードも自分で買って色々考えてはいたのに思うようにいかず、日々悔しさを感じていました。
3年目。WBとしての自分に限界を感じFWにコンバートしました。前プレなど、WBの時より自分らしさを出せるようになった一方、Iリーグでは点を全く取れず、学生リーグも前期はほとんどサポメンでした。学連や公務員勉強の忙しさもあって、自分のプレーについてあまり考えられない日々が続きました。そして、後期は公務員の勉強はいったん諦めてサッカーに専念しようと決めました。そして、後期のIリーグ八戸戦でようやく初得点を決めることができ、その後のIリーグでも2点取ることが出来ました。
4年目。休部していたことや足首を捻挫してしまったこともあって、毎日サッカーが出来ればいいと割り切ってしまっている部分がありました。そんな中でも、プレーオフや学生リーグ最終節に少しでも出場できたのはとてもうれしかったです。特にプレーオフは、4年間で一番と言っていいほど楽しい試合でした。
4年間を振り返ってみて、「悔しいと感じた時が転換点」だったと感じます。悔しくて、何が今の自分に足りないのか自分と向き合って考えて、解決策を見出して。その繰り返しだったと思います。ただ、3,4年になってからはどこか落ち着いてしまって、「悔しいけど諦めてしまっている自分」がいた気がします。3年の後期、ベンチだった自分は、学生リーグの2トップであった新海さんと野村からスタメンを奪ってやる、という思いは持てていなかった思います。それは4年になってからも同様で、もっと貪欲になれたらという後悔を引退してから感じています。後輩の皆さんには、たとえ同じポジションに不動の選手がいたとしても、貪欲にポジションを奪いに行く姿勢を持ち続けてほしいです。そして、3,4年生になって、たとえ試合に出れるようになったとしても、変わらず自分の成長にフォーカスを当て続けてほしいです。
ここで、プレーオフの時の話を少しだけ。あの試合は、ベンチのメンバーも含めチーム一丸となって戦えて、熱い試合だったと思います。自分としても、おそらく人生で初めてのキャプテンマークを巻けて嬉しかったです。あの試合に出てみて思ったのは、加地が引退挨拶の時に言っていたことと被るけど、普段からあれくらい熱くなってほしいなということです。確かに、技術や戦術は大切だし、熱量だけでやっていては上手くならないのかもしれません。でも、もう少し泥臭くやってもいいんじゃないでしょうか。今年のIリーグは、出ていた選手が問題点をどこか戦術的に解決しようとしすぎていた節があると思います。コーチング、球際、スプリント一つの頑張り・こだわりで何とかなった場面がある気がします。今年の学生リーグは、近年で一番と言っていいくらい「観客を魅了するサッカー」が出来ていたと思いますが、それでも公成や加地を始めとした「ハードワーカー」がチームを支えていたことは間違いないと思います。(もちろん彼らには技術等もありますが。)後輩には、ハードワークや泥臭いプレーを軽視せず、その上で「やりたいサッカー」を目指してほしいです。
あと、個人的にですが、プレーオフに出てたメンバーにはすごく期待しています。きっと今まであまり試合に出れなかったメンバーだと思うので、その悔しさを前面に出して来年は活躍してほしいなと思っています。頑張ってください。
以上、次期監督(候補?)からでした。
では最後に、同期のみんなへ。ご存じの通り、僕は高校のサッカー部の同期とはなかなか馬が合わず、約35人いた中で今も仲が良い同期は1,2人しかいません。でも、大学サッカー部の同期は全員いい奴らでサッカーに真剣で、そんな最高の同期に巡り合えたからこそ、この4年間楽しくサッカーできたと思います。本当にありがとう。
それから、増渕、太志、風磨。
あなたたちがいなかったら最後まで部活を続けることはできませんでした。感謝してもしきれません。本当にありがとう。
書いていて少し泣きそうになってしまいましたが、直接は小っ恥ずかしくて言えないのでこの場で伝えさせてもらいました。
最後の最後に、家族へ。
兄貴へ。あなたとリバプールの話をするのは割と心地よいので、ぜひ続けていきましょう。笑
両親へ。サッカーだけではなく色々な場面で支えもらったし、苦労をかけたと思います。今まで本当にありがとう。普段は恥ずかしくて言えないので、一言だけ伝えさせてください。
あなたたちは、俺もこんな親になりたいって思わせてくれる自慢の両親です。
これからもよろしくね。
以上が僕の遺言ブログでした。最後までお付き合いいただきありがとうございました!
東北大学学友会蹴球部の更なる躍進を楽しみにしています!
では、さようなら!
これから別々の道を歩み始める仲間たちに素敵な人生が待っていますように。
You’ll never walk alone !
教育学部 4年 鈴木薫仁