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遺言ブログ#8沢山のありがとう

こんにちは、経済学部4年の山村昂央です。 

最後のブログでは、「感謝」について書こうと思います。感謝という文字を見飽きることになると思いますが、怒らないでください。「感謝」には2つの種類があると思っています。


入部ホヤホヤ

1つ目は、誰かに伝える感謝です。友人や恋人や家族に「ありがとう」と言ったり何か行動で感謝を伝えたり。このような、相手に言葉や行動で伝える感謝はとても大切です。ですから、皆さんも僕みたいに恥ずかしがらないで、日頃お世話になっている友人や家族には惜しみなく感謝の意思を伝えましょう。僕も頑張ります。


アイリーグvs.学院 不甲斐ないプレーで周りに迷惑をかけてしまいました


アイリーグvs.仙台大 1週間前の学院戦の自信喪失から切り替え、得点できました


2つ目の感謝は、誰かに伝えようとする感謝ではありません。自分の心に秘めておく「感謝」です。言ってしまえば自己満のようなもの。僕はこっちの「感謝」をよくしています。この感謝をどんな時に使うのか、それは大切なイベントを直後に控えている時、何かを成し遂げた時、新しいことに挑戦しようと緊張している時、逆境に立たされた時、挫折しそうになった時、など。多分あまり想像のつかない場面でもたくさん使ってきました。初めてこの感謝を覚えたのは、サッカー少年だった私が小学校最後の大会を迎えた冬の日の朝の事です。私が起きると、母親が、自分の置かれた環境に感謝することの大切さを私に教えてくれました。「今まで関わってくれた家族や友達、コーチ達一人一人に感謝を伝える必要はないけれど、この日を迎えられたのは自分が思っている以上に周りの皆んなが、昂央を陰ながらサポートしてくれたから。感謝の気持ちを持って臨めばどんな結果になろうと得られるものがある。勿論今日まで頑張ってきた自分自身に1番感謝する事。」一言一句覚えているわけではありませんが、こんなことを教えてくれました。この大会の結果はわざわざここでは述べませんが、心に余裕が生まれとても冷静に試合を望むことができたのを覚えています。大会が終わってみると、とても楽しくプレーできたと思った記憶があります。「感謝の気持ちを持つことで、喜びを感じ、幸せになれる」とはよく聞きますが、今思い返すと本当なんだと実感できるエピソードです。

1年生11月。皆んな若い

この日以来僕は環境への「感謝」を意識するようになりました。そう続けるうちに、いつからか半分無意識に些細な事でも感謝をするようになったと思います。僕は小学校2年生から大学までサッカーを続けてきましたが、自分にとっては結構な偉業を成し遂げたんだなと思っています。こんなにも長い間1つのことに打ち込むのは決して簡単なことではないと思っているからです。ここまでやり通せたのは「感謝」のおかげです。サッカーが嫌で嫌で仕方なくなった時や、挫折しそうなことは数え切れないくらいありました。悔しい思いも何百回何千回としてきました。悲しさを感じないくらい自分の無力さを思い知った瞬間も多々あります。そんな逆境に立った時も、「サッカーでこんなにも悔しくなれる自分は幸せ者だ」「この苦しい状況を乗り越えることで自分はまた成長できる。こんなチャンスはライバルやチームメイトのおかげ。自分は恵まれている。」と思うと、不思議と心にわずかながら余裕が生まれてくるんです。そのわずかな余裕を糧に試行錯誤して何度も這い上がってくることができました。正直、立ち直る準備ができるまで、そして状況を変えようと試行錯誤している途中は先が見えず、ただもがいているようで辛いです。でも、それを乗り越えると必ず成長した自分がいると思います。それを何度も繰り返すことで、簡単には折れない自分の芯のようなものが段々と強固になっていくと信じていました。そうやって周りの環境のせいにしないで、むしろ感謝することで何度挫折を味わっても折れずにやってくることができました。今でも全ての挫折や逆境にありがとうと言いたいです。皆さんも人には分からない挫折や精神的不安を感じることが日常では沢山あると思います。そんな時、少しでも良いので自分の置かれた環境がどんなに恵まれているか考え、その状況に感謝してみてください。物事が良い方向に向かうきっかけになってくれると思います。

「感謝」について話し足りないですが、長くなりそうなのでここら辺にしときます。感謝について僕の話を聞きたい方は僕の元に来てください。

ここからは僕の大学サッカーを通して関わってくれた皆んなに感謝を伝えます。


引退

4年生の皆んなありがとう。

こんなにリスペクト出来る同期に恵まれて僕は幸せです。この4年間は間違いなく僕の今後の人生において多くのことを学べた貴重な時間です。皆んなの特徴や個性、頑張る方向はそれぞれ違えど、好きなことに一生懸命向き合う姿勢は共通してて、その姿を見て刺激をもらっていました。皆んなのおかげで成長できました。

先輩、後輩の皆さんありがとうございました。

主にサッカー中に関わることが多かったですが、皆さんのプレーを見ることができて本当に楽しめました。自分の中に吸収すべきプレーもたくさんあり、多くのことを学ぶことができました。

家族の皆んなありがとう。

目に見えるサポートは勿論、僕の想像のつかないようなところで陰ながら様々な形で応援してくれていたと思うと感謝してもしきれません。また、やりたい事をやらせてくれたお陰で、自分の新しい可能性に気付くことができました。沢山の人の考えや価値観を肌で感じて、学ぶことができました。感謝してます。これからもよろしくお願いします。

引退してから、何度も東北大学学友会蹴球部に入って良かったと心から思いました。ここでしか得られない喜びや悔しさ、辛さなど様々な感情がありました。3年少し前、この組織に加わると決断した自分にも感謝したいと思います。

以上で僕の遺言ブログは終わりにします。ありがとうございました。

東北大学経済学部経営学科 山村昂央

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